「ジム!お前をいったい、どういう目にあわせてやろうかしら」
キャットは喜びを向き出しにして問いかけた。
その目はすでに異様に輝いている。壁にズラリと並んで吊り下がっている数十種類の鞭の中から、長いのを選んで取り素振りをくれた。2m近い皮鞭が空を切る音はジムを震え上がらせた。
「まず、これで打ってあげるわ」
網タイツにおおわれた足首がきりっと締まり、力がこもった。
「どんなに音をあげるかたのしみだわ」
らんらんと輝くひとみを注いで言いヒューと空を切った鞭がつま先立ちのジムの足首を襲った。
鞭が足首に巻きつき足をもっていかれた。
「アウッー」
痛みと宙吊りになった驚きに思わず叫んだ。

〜注略〜

バシッ、バシッと肉を叩く音が非常に響き、ジムの苦悶のうめきは一段と高まる。
「もっと泣け!もっと苦しめ!」
鞭を振りかぶってキャットは叫ぶ。
「さあ、次はどこ?お前の一番苦しいところをお言い!ここかい(バシッ)それともここかい?(バシッ)ふふふ、ここも痛いだろう?(バシッ)」
キャットは明らかに興奮していた。
「ウウッ!ウウッ!」
ジムの叫びは恐怖と苦痛に震えを帯び、長い余音でわめき続ける。
神秘的でエロチックな妖気を立ち上らせながらキャットは声もなく笑う。
「もっとお泣き!もっとお泣きったら!」