マゾヒスト向けのサークル・・いわゆるSMクラブではない、つまりプロの女王様ではなく素人のS女性との間を取り持つ要素を持つサークルという意味で捉えて戴きたい。 今でもそうですがマゾヒストは素人女王様、素人S女性という言葉に極めて弱い。なぜならば自分の思いを願望として身近な女性に置き換えて想像している場合が多いため理想のS女性像を勝手に作りこんでしまうからだ。 もうひとつ進んだ見方で言うと素人S女性様の場合はプレイというより生活密着型の奴隷経験やまさに全てを支配して戴けるという全支配型の被虐妄想を抱けるからではないでしょうか?海外ではLife style Mistressという言葉にあるように既にそのようなジャンルのミストレスが登場しているのも肯ける。 |
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1970年代後半、静岡県清水市に彗星の如く現れた美芸会はSMクラブの走りでもある団体ですがここはやはりサークル(同好会?)と捉えておいた方が賢明ではないでしょうか。 立花冷子様率いるこの団体はマゾビデオを世に送り出し、マスコミにも多く取り上げられてまさにマゾヒストの救世主的な存在だったのです。会員800名以上にもなったこの美芸界はSとM両方の色彩を有していた。 その後、東京の西新宿に姉妹団体として誕生したのが松田企画だ。この松田企画こそがマゾヒスト向けのSMサークルの出発点だったと思います。 この松田企画には立花玲子様はもちろん、木村みどり様 、水野美栄子様、松田麻美様などが在籍され多くのM男性の御調教を行っていました。 なぜここまで立花玲子様がマゾヒストに支持を受けたかというとS女様の風貌もあったがその言葉責めの歯切れのよさだったのではないかと思う。 それまでのマゾプレイはどちらかというと言葉よりも体中心の責めだったが玲子様はそれを見事に合体させビジュアル的にも楽しめるようにしました。そのためビデオがかなり売れたののも頷けます。 玲子様のお言葉 「なんだいその体は?まるでブタだねぇ。ほらブタ。ブーブー鳴いてごらんよ」 「バカ!お前の脳みそには何が入ってるんだい。八丁味噌?でも入れておいで!」 「お前みたいなのでもこうして座布団代わりに敷けば少しは役に立つかしら」 今でもあの高らかなお声が耳に残っています。 |
1980年代に入りSMもかなり明るみに出てきたが相変わらずマゾにとっては肩身の狭いものだった。 そして登場したのが奴隷バンクなるものだった。 素人の女性が奴隷となる男性を目利きして契約するというものであった。 この会の最大の特徴はお金を出すのが女性で男は買われるといったものだろう。これでしばらく採算が取れていたと言う事はそれなりに需要があったのでしょう。 私の覚えでは全部で3つほど存在したと思われます。(巣鴨・西日暮里・高田馬場)いずれも短命であったがその内のひとつの出来事をブログに詳しく書いていますのでそちらをご覧下さい。 |