一枚のマゾ絵からストーリを膨らませてお届けするワンショット物語です。

その70 嬲られ隊 健太
 嬲られ隊として、初めての派遣依頼が健太に来た。
 御女性様に楽しんで戴く為の調教をかなり積んではきたものの指定された場所に向う彼は緊張していた。
 
 作法どおり入り口で全裸になり嬲られ隊の首輪を装着した健太は依頼者の姿を見て驚いた。
 すぐさまその足下に土下座して口上を述べる。
「嬲られ隊をご利用戴きありがとうございます。嬲られ隊ナンバー7号の健太と申します。本日はわたくしめを奴隷として御使用戴き、どうかご存分にお楽しみ下さいませ」
「うふ。いいわ、楽しんであげる。わたしの事知ってるわよね?」
「は・・はいテレビでお美しいお姿を拝見しております」
 彼女は某テレビ局の女子アナだったのだ。
座っていたスツールを健太の横にずらして座り直すと靴のまま健太の頭を踏み、足置きにした。
 「仕事中もこんな足置きがあると便利なんだけどなぁ〜うふふ」
「足置きにして戴き、ありがとうございます・・女御主人様」
「女御主人様?そうか女御主人様なんだ・・わたし?」 
「はい、そのように御呼びするように躾けられておりますので、お許し下さいませ」
「いいわ、女御主人様で・・気分いいから。ねえ、最後にお前に点数付けるのよね?」
「はい・・お楽しみ戴けたかどうかの・・そして嬲られ隊の質向上のためでございます」
「悪い点なら、どうなるの?」
「はい、50点以下の場合、嬲られ隊の資格は剥奪され、もう二度とメンバーにはなれません」
「たった1回でも?厳しいのね」
「はい、御使用戴いた御女性様にもう一度使ってみたいと思って戴けなければ、奴隷失格という事なのです」
「ふーん、でもいいわよね、秘密は絶対守られるし、なんの制約もなく男を虐められるなんて、いいストレス解消だわ」
「はい・・ありがとうございます・女御主人様」
「そのまま。お尻を上げてみて!そうそう、もっと!」
「はい。女御主人様」
「ねえ、見てこれ。この鞭結構前に買ったの、家で布団をまるめて打ってたのよ。今日初めて人間に使うの、どう、嬉しい?」
「はい・・・光栄でございます」
「うふ・・テレビじゃ分からないけど本当のわたしは、とっても意地悪で残酷なのよ。覚悟はいい?」
「はい・・・」
「良い点がとれるといいわね、奴隷?」
「ひぃぃぃぃ〜・・・あぎゃあぁぁぁ〜」
「ふふ、もっと泣け、奴隷!もっとよ!よければ他の女子アナにも紹介してあげるわよ。ほら!」」
その部屋からは数時間、女性の罵声と悲鳴にも似た男の呻き声が響いていたが最後の頃には啜り泣きと許しを哀願する男の情けない声と嘲笑する女性の声に代わっていた。
果たして彼の点数は何点だったのだろうか・・・

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