その5 「680号、せいぜい担当調教女師様からかわいがってもらいなさいな、ふふふ・・」
加奈様は680号の頭を靴でぐいぐい踏みしめながら言った。
彼はすすり泣いていた。
「さあ、207号。お前もこれからこうやって毎日泣かせてやるからねぇ、楽しみにしてるのよ」
「は、はい・・・」
「ありがとうございますだろう!まぬけ」
私は顔を蹴りつけられた。
「あ・・ありがとうございます。加奈様・・・」
「さっさと歩け、牡奴隷!」
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グイと鎖を引かれまた歩き出した。
そしてようやく12房畜舎の入り口があった。重厚な扉を想像していたのだがごく普通の扉で簡単に開いた。牡奴隷は逃亡する事などありえないからだった。
それは奴隷順応薬と一緒に処置された自殺防止剤の効果であった。逃げれば死が宣告されるとわかっているのでどんなに辛くても決して逃げようとは考えられなくなっているのだった。
中に入ると檻がいくつも並んでいた。それも片側だけで少し扇状になっているようだった。その向いには大きなソファーやテーブル、TVなどが揃った場所がありそこから全ての檻が一望できるようになっっていた。
そこには脚の長い日本人離れしたスタイルの女性が座っていたしかも椅子にしているのは牡奴隷のようだ。そして足下にももう一人牡奴隷が這いつくばっている、後ろ手に拘束されながらどうやら彼女の靴底を舐めているようだった。
「マリン、久しぶり」
「あ〜加奈さん元気ですか?」
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マリンと呼ばれた女性は少し言葉の感じがぎこちないしゃべり方だが彼女はどうやらアジア系の他の国とのハーフなようだった。
「今度、こいつの担当になったからまた、ここに来たのよ」
「そういえば、しばらく見なかったけどA錬にいたの?」
「そうよ、A錬の牡はある程度、手加減しながらやらないとならないからストレス溜まりまくりだったわ」 「加奈さん、C錬の牡を2匹連続して壊しちゃったからよ、きっと」
「でもここにいる奴は別に壊しても問題ないじゃない?」
「でも壊れた牡は虐めても面白くないでしょ、ふふ」
「うーん、今度は壊さないようにはするつもりよ」
壊す・・・・この時点ではこの言葉が理解できなかったが、後にその光景を目撃する事になる。
「ほら、207号、12畜舎の看守様よ。しっかりご挨拶なさい!」
「はい・・・牡奴隷WH207号です・よろしくお願い致します」
「おい、207号。お前これから調教受けるとは思うけどそんな挨拶の仕方じゃ1日中泣き喚く事になるわよ」
マリン様は足下にいた牡奴隷を蹴り横に退かせると私の目の前に来てピンヒールで私の手の甲を踏み躙った。
「あぎゃ〜・・・・」
耐え切れないほどの痛みに声を出してしまった。
「ふふ。牡奴隷。お前の身分を教えてやろうか?」
「あああ・・・マリン様・・・ああ、ありがとうございます」
「こいつ、まだ挨拶もできないんだ?」
「そうよ、これからたっぷりと調教してやるわ。ふふ・・・」
「マリンもたっぷりと虐めてやってね」
「もちろんよ。私の畜舎に入って来たからには容赦しないわ」
そこで畜舎内にチャイムが轟いた。すでに時間は夕方の5時になっていたのだ。調教女師様のお仕事の時間はこの5時までとなっているので加奈様もうお帰りになるようだった。
「207号、明日からみっちりと調教してやるからね、楽しみにしておきなさい!」
「はい、加奈様・・よろしくお願い致します」
私は平伏して頭を床に付けて挨拶をした。
「じゃあね、マリンちゃん。後はよろしくね」
「今日は夜勤だからこいつに少し言い聞かせとくね・・」
とお互い顔を見合わせて笑って挨拶をした。
加奈様が去るとマリン様は今まで這いつくばって靴底を舐めていた牡奴隷に向って
「ほら、間抜け。ご褒美だよ」
と、口に水を含み上向きに大きく口を開けた牡奴隷に含んだ水を流し込んだ。
20代後半位の年齢だろうか、彼はそれをこぼさぬように必死に口の中に入れる。
「ああ、御ありがとうございます。御ありがとうございます。マリン様・・ありがとうございます」
全身を使って最大限の感謝と喜びを表わしているようだった。
「お前のような奴にはもったいないご褒美だよ。ほら、もっと感謝しろ!」
「ああ。ありがとうございます・・・マリン様・・本当に・・ありがとうございます。感謝致します」
私はただ口に水を流し込まれただけなのにこんなに感謝している牡奴隷の気持ちがまだわからなかったので呆気にとられていた。
「ふん、じゃあお前は檻に戻りなさい!」
「はい、マリン様。ありがとうございました」 |
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そして振り向きざまに椅子になっていた牡奴隷を蹴飛ばすマリン様。こちらは40代・・体格が良く私より少し若い程度の年齢に見えた。FZ511という番号が体に打たれていた。
「511号、お前は椅子もろくにできないのか。1時間くらいで震えたりして、覚悟はできてるんだろうね?」
「も、申し訳ございません・・マリン様・・・どうか・・お許しを・・・あう!」
ヒールで思い切り蹴飛ばされる511号・・・・
「申し訳・・・いえ・・ありがとうございます。マリン様」
「お前には今からこの新入りと一緒に罰を与えてやるよ。どう、嬉しいでしょう?」
「はい・・ありがとうございます・・・」
「ほら、お前も御礼を言うんだよ。カスが!」
と私の頭を蹴りつける。
「あ、ありがとうございます。マリン様」
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「ふん、じゃあ檻の中にお入り。207号お前の檻はちょうどこのマヌケの隣りだよ。よかったねぇ、マヌケ同士で、きゃはは」
檻は電子ロック式になってて入ると直ぐに鍵がかかり、看守の持つボタン式の解除装置以外に開ける事のできないしくみになっていた。
四つん這いのまま檻に入ると彼女は立つよう命じた。そして檻に備えられていたペニスロックの中にペニスを入れるように命じた。
そこにペニスを入れると根本が締まり抜けなくなるのだった。そしてペニスと玉だけが檻の外に出る格好になる。
そして彼女の方を見ると楽しそうに鞭を選んでいた。よく見ると彼女はまだ20歳に届かないような年齢の女性だった。しかも目を丸くするほどの美しさと美脚の持ち主だった。
さも楽しそうに私達の檻の前に来て乗馬鞭の先で私達のペニスを刺激しだした。
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511号も私もそれを膨らませるのに時間は掛からなかった。
「ふん、生意気に牡奴隷のくせに」
「バシ、バシ」
その硬直したものめがけて鞭が振り下ろされた。
「あひぃ〜」
私は絶叫した。
「バシ、バシ、バシ」
「あぎゃあ〜」 檻の鉄棒を握り締めて私はのけぞった。あまりの痛みに目から火花が散っていた。
その反応を楽しみながら、マリン様は私と511号を順番に鞭打ってくる。
隣りの檻からも悲鳴が聞こえる・・
「ああ・・ぐぎゃ〜!」
さらに鞭を一本鞭に握り替えて、それを打ち下ろす。そして正確にそこにヒットする。
ペニスはもちろん玉の部分も火のように熱くなりさらに痛みが倍増した。
「ああ、助けて・・・ぎゃぁ〜・・・お願いですぅ〜・・・・助けて〜・・・」
私は思わずそう叫んでいた。
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