その8
 奈央は私を蔑んだ目で見て笑いながら校舎に戻って行った。
私はコンクリの上に正座させられ円柱のケースから顔だけ出している,なんとも奇妙な姿で取り残されていた。
その日は朝早く受け渡しをされたので当直の友田奈央以外はまだだれも来ていなかった。
 30分ほどその姿勢でぼんやりとする事ができたが、直ぐに最初の生徒が登校してきた。朝早く来るのは体育会系のクラブの1年生と決まっていた。
制服がまだういういしいあどけない顔をした生徒だった。
私を見つけると怪訝そうに立ち止まって看板を見る、私は恥かしさに目をふせていた。
彼女は何も言わず私の前に立ち見下ろすと「ペッ!」と唾を私の顔に吐きかけた。
「・・・ありがとう・・ございます・・お嬢様・・」
私はかぼそく声を出した。ちょうど額の辺りにかかった唾が垂れてきて鼻にかかった。
「ふん・・バカ奴隷!」
ただその言葉を残し彼女は校舎に入って行った。
その後もクラブの朝練などの生徒達がポツリポツリとやって来ては私の顔に唾を吐きかけていった。
30分くらいで50人位の女子生徒の唾を浴びたのだった。彼女達はクラブなどの用事があるため唾をかけると直ぐに離れて行った。
「汚らしい!・・・まぬけ!・・・最低!」など一言つぶやいて去って行くのだった。
 すでに私の顔は唾だらけになっていた。
 そして少し立つと学校の職員や教師が登校し始めた。女子教師や女性職員は私を蔑んだ目で見て嘲笑しながら横を通り過ぎる。わずかな男性教師は目を伏せてこそこそと通り過ぎて行った。
だんだんと生徒の数が多くなりだして私の前に列ができはじめた、まぎれもなく私に唾を吐きかける順番を待つ列だった。
その頃になるとかつて教えていた見覚えある生徒が私の前に現れ始めた。
「え〜ホントに牡奴隷になったんだ。信じられない〜ペッ!」
「ねえ。顔に番号振ってあるよこいつ。511号だって、あはは・・ペッ!」
「うう・・ありがとうございます・・お嬢様・・」
「あはは・・ありがとうだってこいつ、ホントに牡奴隷だわ」
「ほら、もっと心をこめて御礼をいったらどうなの!豚以下の牡奴隷!」
 顔は唾だらけになり目もかすんでいた。屈辱だけが私の心を支配していた。
さらに私が目をつけて、事あるごとに呼び出して注意をしていた生徒のあすかが私の前に来た。彼女は裕福な家に育ち、わがままで学校の規律など全く守ろうとしない派手な女子生徒だった。そしていつも取り巻きの生徒達が彼女を囲んで持ち上げていたのだった。
そのあすかと親友の真子が私を見て冷酷な笑みを浮かべたのだった。
「ねえ真子、ここに見た事ある変な顔が出てるわよ」
「あ、ホントだ。唾だらけで汚い顔がもっと汚くなってる〜」
「こいつ、私達に唾をかけてもらいたいらしいよ・・・くくく・・どうする?」
「牡奴隷のくせにずいぶん生意気じゃない?こんな豚以下のやつに唾なんてもったいないよ」
「そうねえ、こいつの方からお願いするべきよねぇ〜」
「おい、豚。お前からお願いしてみな!」
 今の私には彼女達に逆らう事などできない・・・悔しさを押し殺して声を出す。
「・・つ、唾をかけて・・下さい・・・」
「何こいつ、お願いしますも言えないの?それに私達の名前はどうしたのよ。クズ!」
「あ、あすか様・・真子様・・・どうかこの牡奴隷に唾を・・・唾をおかけ下さいませ。お願いします・・・」
「あははは・・・・いい気分ねぇ真子?」
「ホント朝から愉快ね、あはは・・」
「ほら、お前。恵んでやるから上を向いて口を開けろ!もっと大きく開けるんだよ。豚!」
「カーッペッ」
あすかはその私の口にタンを吐いた。ドロッとした粘り気のあるものが口の中に拡がった。
「ちょうど朝からタンが絡んでしょうがなかったのよ。スッキリしたわ。まさかこんなところにタン壷があるなんてねぇ。うふふ。ほら、お前よく味わいなさいよ。お前にはもったいないご馳走だろう?」
 口の中が粘ってなかなか飲み込めないで苦しんでいる様を見て彼女達は大笑いをしていた。真子は私の目に向けて唾を吐きかけた。もはやぼんやりとしか見えなくなっていた。
「牡奴隷、御礼はどうしたのよ?特別にあげたんだから、しっかり御礼を言いんさいよ!」
「あすか様・・・真子様・・・あ、ありがとうございました・・・」
「くくく、これは序の口よ511号、私もお前をリクエストしたんだから、後でたっぷりと今までの御礼をしてやるからね。たっぷりと罰を与えてやるからね、楽しみにしてな!」
「ううう・・・・」
 彼女達の高笑いが通り過ぎていった。今日から1週間も彼女達の嬲り者にされるかと思うと悔しくて涙が出てきた。その涙も今や唾に隠れてわからないほどになっていた。
もはや何人から唾を吐きかけられたかもわからなくなり顔中ベトベトになり呼吸さえも苦しくなるほど唾に覆われていた。当然その唾の異臭もかなりのものだった。さらにだらだらと私の顔を流れていった唾は首に付けられた例のおわん型のものに徐々に溜まっていったのである。
最後の方ではもはや視界もなく女子生徒たちの罵声に対してただ御礼の言葉を繰り返し述べるしかなかった。
 たまに、あすかのように意地悪く口を開けさせそこに唾を吐きかける生徒も少なくはなかった。なによりも牡奴隷になった自分の姿を教え子達に見られるのが辛かった。しかも教え子達は皆牡奴隷になった私を蔑み、汚い物を見る目つきで見るようになっていたのだった。それはこの世界では当たり前の事であるが私は受け入れる事ができずにいた。何人かは私を哀れんでかわいそうだと思ってくれる生徒がいるのではないかと思っていたのだがそれは見事に裏切られた。何故なら牡奴隷は人間ではないからだった。
チャイムがなり登校時間が過ぎた。無事に500人の生徒達の唾を受けたのである。このあまりの屈辱的な行為に私の心はズタズタになっていた。
しばらくすると後から何人かが私のところにやってきた。学校職員の女性3人だった、そのうちの一人は27歳の木下多恵子といい、よく仕事を間違えていたので私がよく怒鳴っていた女性だった。
「ねえ、見てよこれ。汚らしい、みんなに唾かけられて、よく平気な顔してるわね」
「多恵、仕方ないわよ、こいつもう人間じゃないんだから」
「くくく、あの偉そうにしてた先生がねぇ〜いい気味だわ」
「そういえば多恵、よく怒鳴られてたわよねぇ、こいつに」
「そうよ、だから私もリクエストしたの、この学校での実習を。こいつにはたっぷりと屈辱を与えてやるつもりよ、ふふふ・・」
「ああ。怖い怖い。多恵って結構残酷だものねぇ」
「それよりこいつ・・」
「ああ、そうだったわ。おい511号、唾はどうだったの?生徒にかけられて少しは自分の立場がわかったの?」
「・・・はい・・・よく・・わかりました・・」
 一人の女性職員が手に持っていた洗面器に私に装着してあったおわん型の物から溜まっていた唾を流し込んだ。さも汚らしいといった手つきで持っていた洗面器は唾でいっぱいになるほどだった。
「511号、そこから出ろ!」
「はい・・ありがとうございます」
私は自ら装着してあったものを外し、プラスチックケースを持ち上げて外に出た。手枷が外されて、すぐに3人の立つ足下に土下座した。多恵子の足下で屈辱に震えていた。
「ふふふ、ちゃんと自分の姿勢はわかってるみたいね、牡奴隷?」
「はい・・ありがとうございます」
「511号、その洗面器に入っているものは何?」
「はい・・お嬢様方から戴いた唾で・・ございます・・」
「そうねえ、せっかく戴いたのにそれをどうするつもりなの?」
「・・・・・」
「うん?聞いてるのよまぬけ、どうするのよ?」
サンダルの底で汚い物にさわるように頭を小突いて顔を上にむかせる多恵子。
「は、はい・・・・」
「お前にはもったいない貴重なものでしょう、それを捨てるわけにはいかないわよねぇ、くくく・・」
 多恵子がさもおかしそうに笑いながら私に問いかける。
「・・い・・・戴かせて・・・」
「うん?何?」
「戴かせ・・戴かせて下さい・・・」
「飲みたいって言うの?」
「はい・・・」
「あはは・・・こんな汚い物飲みたいなんて、やっぱりお前は人間じゃないわね。牡奴隷そのものだわ」
「はら、もう一度頭を下げてお願いするのよ、この牡奴隷!」
「・・・ど、どうかこのお嬢様方の唾を戴かせて下さいませ・・・ううう・・」
あまりの屈辱に私は声をあげて泣いた。
「あら、こいつ。嬉し泣きしてるみたいよ。あははは・・・」
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