その9
 私は洗面器の前で、まるでエサを貰う犬のような格好でそれを覗き込んだ。ぷ〜んという異臭が漂い私を閉口させた。
「く・く・く、どうなの?お前が飲みたいって言ったんでしょう。ふふふ、まだよまだ”待て”よ。”よし”って言ってからお飲み!」
「はい・・多恵子様・・・」
「ふん、多恵子様なんてホントは言いたくないんだろうねぇ?」
「いえ・・・・・」
「でもねぇ、お前は牡奴隷。私とは身分が天と地ほど離れてるんだから当然なの。こうしてお前のような汚らしい奴を相手にしてやってるだけでも感謝なさい!」
「・・・・・はい・・ありがとう・・ございます」
屈辱的な言葉を言われても御礼を言うしかない・・
「よし、お飲み!」
 私はまず犬のように舌をつけてペロペロとその液体を舐めとって飲んだ。ドロっという感触とともに強烈な匂いが鼻を衝いた。
「ふふ、どうなの美味しいの、くくく・・」
少しずつ口に運んでなんとか飲んでいこうとしていたが多恵子が意地悪く言う。
「そんな飲み方じゃあ、いつまでたっても飲み干せないでしょう。ほら、ズズーっと啜るのよ。顔を付けて!」
 私の頭を靴で踏みつけて洗面器に押し込んだ。顔が唾の溜まりにべっとりとはまった。
「ううう〜ぐぐ〜苦しい〜・・・・」
「ほら啜りなさいよ、このクズ!あはは・・」
 私はそのままそれを啜った。口の中がネバネバとした物で一杯になった。
 多恵子の足が私から離れるとようやく顔をあげて息を吸う事ができた。顔中にネバネバとした唾が付きそれは体の方まで垂れていった。
「ほらほら、もったいないじゃないの。せっかく生徒達からもらった唾を手ですくって舐めなさいよ!」
別の職員が私に向って言った。私は仕方なくそれをすくって舐めたのだった。
「ねえ、あんまり時間ないから洗面器を持ち上げて飲ましちゃった方がいいんじゃない?」
さらに別の職員が多恵子に言った。
「ふふふ、そうねえ、じゃあ一気飲みさせてあげるわ。ほらお前、洗面器を持ち上げてゴクゴクってお飲み!残したら承知しないわよ!」
まだまだ溜まっている唾を全て飲み干せというのだ。とてもできそうになかった・・しかし命令には逆らえない。
それを持ち上げてゆっくりと飲みだす。ドロドロとした口の中に入り喉に向っていく・・・目をつぶりながら徐々に飲んでいくがどうしようない吐き気が襲ってくる。
粘っこい液体はなかなか喉を通らないのだ、私の瞳孔が苦しみによって開いているのを見て3人の事務員達は大笑いしている。
「あはは・・何よ。早く飲みなさいよ、美味しいんでしょう?お前にはもったいない飲み物じゃないの、きゃはは・・」
多恵子は本当に楽しそうに笑っていた。
流石に一気飲みはできず一呼吸おいてまた飲みだす・・・なんども躊躇いながらそれを繰り返して、ようやく飲み干す事ができた。さらに洗面器に残ったものを舐めるように言われてようやく許されたのだった。
「ずいぶん時間がかかったわね、おやお前、御礼はどうしたの?こんなご馳走を戴いて御礼も言わないの?」
「あ・・・申し訳ございません。わたくしめのような卑しい者にこのような・・・ご馳走与えて戴き・・ありがとうございました」
再び彼女達の足下に土下座する。
「ほら、最後に最高のご馳走をあげるよ、口を御開け!」
3人がその口に向って順に唾を吐き捨てた。さも汚らしい物に対し吐きかけるように・・・そしてその場でまた頭を地面に付けて屈辱の御礼を言わされた。
「お前、なんか臭いわね!近くに寄らないでよ!」
「ホント、あんなに汚いものを口にするなんてやっぱり牡奴隷ね、絶対人間じゃないわね」
「さて、教員室に挨拶に行く前に体を綺麗にしないとね」
少し移動して私を2〜3メートル位下がらせると、校庭の水まき用の水道にホース繋いで私に向って水をかけ始めたのだった。その水流は強く体が後に押されるほどでかなりの苦痛を伴っていた。
「うふふ。これで少しは綺麗になるんじゃない。この不潔なブタめ、あはは・・・」
「ねえ、顔を重点的に狙ったら?」
顔にもろに水流が当たり、息もする事ができず顔を伏せると、彼女達は激怒してホースをもう1本繋ぎ、私に向って放水し始めた。
「っぐぐぇ〜・・・・ゴボゴボ・・・おゆる・・し・ぐぇ〜・・・」
「ほらほら、遠慮せずにもっとお飲み!あはは・・・苦しいか、牡奴隷め!もっと苦しめ!」
散々水を飲まされて苦しめられる、その時私を虐めて楽しむ彼女達の目はとても冷酷なものだった。
「ふん、少しは思い知ったか、このバカ牡奴隷め!」
「ううう・・グエッ・・・ありがとうございます・・・多恵子様・・」
「よし、こっちへ来るのよ!」
 私の首に鎖が繋がれ私は多恵子のリードで犬のように四つ足でついて行った。校舎に入る前に濡れた体を拭くように渡されたのは女子生徒が足を拭く雑巾で、さらに汚れて捨てるものであった。それとて牡奴隷には過ぎた物であるようで、使う事に御礼を言わされたのだった。
四つん這いでかつて働いていた職場である教員室に向う。そこにはこのようなみじめな姿を見せたくない者ばかりが待ち受けているのだった。
教員はほとんどが女性で男性教員は3人だけである。もちろん校長も教頭も女性である。
 扉を開けると中にいた女性教師達は一斉に私を見た。そして男性教員はその部屋からこそこそ出て行ってしまった。
「友田先生、連れて来ましたよ」
「ありがとう多恵子さん。ずいぶん手間を取らせちゃったみたいで」
私をリクエストしたこの二人はもともと仲が良く、今回の事も相談して決めていたのだろう。
「あのね、こいつ、溜まった唾を飲みたいっていうから、仕方なく飲ませてやったのよ。だから時間がかかったの」
「え〜汚らしい・・あの唾を飲んだの?信じられない・・・・ほんとに?やっぱり牡奴隷っていうのはブタ以下ね」
大きな声で教員室皆に聞こえるようにわざと言った。
 その言葉を聞いて女性教員たちはさも汚らしいものを見るような蔑みのめで私を見下ろしたのだった。
鎖を受け取った友田奈央は多恵子に「またあとで」と言い多恵子達を見送った。私を教員室の中に入れると大きな声で、
「今日からこの学校で使用することになった牡奴隷511号です。今から皆さん一人一人に挨拶に行かせますので、たっぷりと嬲ってやって下さい」
「さあ、お前一人一人の足下に土下座して、”存分に御使用下さいませ”って挨拶するのよ。その際必ず一人一人に頭を踏みつけてもらうのよ。いいわね!」
「・・・はい・・・奈央様・・・」
なんて屈辱的な命令なのだろうか・・・私が顔見知りの女性教師達に蔑まれるのを奈央は楽しんでいるのだった。

自分で書いていて唾ものが見たくなったのでつい・・(笑)
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君の唾ゴックンさせて!!3
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