風が運んでくる、子供の歓声。 遠くの方にある小学校から、甲高くて元気な子供の声を風が運んでくる。 でも風が届ける遠い声は、どの子がどうやって出しているんだろう。 「うっぎゃあああああ!!!! 女ぁぁぁぁぁああ!!」 旧校舎の二階、がらんと空いた教室で子どもたちが畜獣を叩いていた。 ビチッ!ビチッ!ヒュンッ!ピシッ!ビチッ!ドチッ!バシッ!パシッ! 「うッ・・・・・・・・・!!!!!!」 柔肌に幾筋もの鞭痕が走る畜獣、なるみ。 なるみはアゴをのけぞらせて、背筋を軽く弓なりに引き伸ばす。 「お嬢様のお着替え中に発情しないでよ」 「もう懲りた?ねぇ?」 なるみの体をこんなにした、ケイン鞭。 同じケイン鞭でなるみの脇腹をペトペト撫でながら、佳恵と羽菜子はなるみを詰問した。 「・・・ぁ、いっ」 なるみは背中と尻と、脚の後ろ側が沸立つようにヒリヒリ痛んで悶えている。 そんな子どもが声を絞り出して、他の子に言葉を返す。 ほどなくして、なるみはハァハァと荒い息遣いに変わる。 そしてなるみの背筋は、さっきとは比べられないほど大きく下がった。 なるみの背筋は、アーチ形と逆のボディ・ラインを描く。 そのとき、なるみの前で胡坐を掻いてる真美という女の子が・・・ 両腕をなるみの背中の上に置き、少しだけ体重をかけた。 真美には悪気がない。 なるみを気にも留めず、水着の話をしながら女の子たちを見上げてる。 真美の両足は今、なるみの胸の下にある。 つまり、真美はなるみの両腕を脚で囲うように胡坐座りしている。 真美はさっきまで、なるみを机代わりにして携帯ゲームで遊んでいた。 ゲームをクラスメートに返してからも、真美はそのままの姿勢でおしゃべりに夢中だった。 なるみの両手と両膝は棒枷で固定してあるから、その間隔は常に変わらない。 そして腕とふとももの間は、3本目の棒枷(遊びが0cmの凸凹タイプ)で固定してある。 先月まで幼馴染として気にかけあってたなるみは、真美にとってもう什器でしかなかった。 真美の後ろでは、綾香が水着に着替えている。 綾香は自分の脱いだ服や肌着を、女児奴隷に畳ませたりしない。 脱いだ物を旧校舎の木造の床に置き、全部きちんと畳んでプールバッグに入れる。 プール開きの日とはいえ、集合時間は守らないといけない。 20分休みの5分前予鈴まで、あと2分と少し。真美はまだ、すっぽんぽんで居た。 「あれっ、なんか冷たくない?」 真美が自らの裸身をまさぐる。 なるみの玉の汗が、さっきからずっと真美の肌に滴り落ちていたのだ。 真美は今になって(この冷たい感じは何だろう?)と気にかけ始めた。 「なるみが涎たらしたんじゃない?」 真美に所有されてるわけじゃない羽菜子が、普通の言葉遣いで思った事を口に出す。 他意があったわけではないが、それはなるみの立場を全然頭に入れてない事でもあった。 「やっだ」 真美は嘘みたいに両脚を引き戻すと、ピタピタと床を踏み鳴らしながら着替えに戻った。 予備のハンドタオルの隅で下腹部を2回ササッと拭き、右上部分を三角形に畳んだ。 そうしてる間にも、なるみは牡ドレイの身の上に全身が震撼していた。 さっきまで真美が座ってた場所に佳恵がしゃがんで、なるみのアゴを持ち上げている。 「さっきも発情してたわよね?」 「ぁっ、佳恵さまカンニンしてくださぃ」 ケイン鞭で何回叩かれても、鞭馬になるしかできない恐怖。 鞭の痛みに叫んで悶えて、1時限と半分の体育を終えた後のようにクタビれた四つん這いの体。 睨んでるわけでも、凄く嬉しそうにしてるわけでもない佳恵と目が合うだけで、なるみは目が回る。 でも、なるみは沸々と、イケナイ欲情を催し始めていた。 佳恵は、糸クズ一本たりとも身に着けていない。 所有者の真美が全裸になる前から、佳恵はパンツとソックスまで床に脱ぎ捨ててソンキョしていた。 射精日を4日後に控えた、射精管理10日目。 思春期の健康な男の子の肉体に、同級生女子の裸は刺激が強すぎた。 ンンッ、ふううンっ。 あまりの痛みに噴き出した玉の汗が鞭痕に浸みて、痛みのスパイラルの底で這うなるみ。 ときおりギチッと鳴るほど歯を食いしばり、「ぃっ」と呻吟するような声を漏らす。 そんな様相だから、佳恵はなるみが必死の形相で悶えてても、すぐには欲情してるのがわからなかった。 だんだん、なるみの鼻息が荒くなってくる。 「エロっ、すけべ、きがえのぞき、へんたーい、牡ドレイ、すーけーべっ」 「タッ」 「ズズズッ、うっゥ、げっふげっふげっふごほごほごほ」 佳恵の吐き出した唾を、なるみは思いっきり鼻から吸い込んでしまい、噎せまくる。 「じゃあ佳恵、なるみ見ててねー」 真美の声がした方を、条件反射的になるみが見上げる。 なるみの視界。佳恵の鎖骨のずっと向こうに、健康な水着姿の女の子ふたり。 胸こそ控えめだが、大人への階段を上りつつある真美のプロポーション。 水着の生地とプールバッグの匂いがほんのりと、汗臭い奴隷地獄へ下りてくる。 「はい、真美おじょうさま、いってらっしゃいませ」 「綾香おじょうさま、羽菜子はお待ちしております」 女児奴隷たちが1オクターブ高い声で、御嬢様たちにお返事する。 特に羽菜子は、発表会に慣れた美しい抑揚を聴かせてくれた。 そして真美は綾香と一緒に上履きを穿いて、足音をバタンバタンと残して遠ざかって行った。 所有者たちの足音が遠ざかる間、早くも羽菜子はなるみの尻を両手で撫でまわしていた。 なるみが食いしばった歯の間から、呼気と吐息が鋭く出入りする。 鞭痕の痛さと、羽菜子の多分に性的な力加減のせいだ。 予鈴が鳴ってる間、佳恵は急になるみの肩の後ろを見上げる。 予鈴の後、羽菜子は妙に鋭いカオ(表情)をなるみに見せた。 見せたのは表情だけではない。羽菜子はソックス以外、何も着ていない。 なるみは腰が前後にほとんど振れない分、閉じれない股を精一杯内股に締めている。 「ああああああーーーーっっ羽菜子ーーーっっ!!」 「もうっ、またっ」 佳恵は床からケイン鞭を拾って、風切り音の尾を引きながらなるみの腕をぶつ。 羽菜子が立ってる方と反対側、なるみの前腕の外側に痛そうな線条が・・・ 5~6秒間隔で、見る見るうちに増えていく。 「ぁぁぁぁぁ・・・・・」 鞭叩きが半分を過ぎる前からずっと声無き声で叫び、見るのが恐いほど顔を歪めているなるみ。 「羽菜子ちゃんは綾香さんのモノなの!」 ケイン鞭をやめた佳恵は、なるみの耳朶を引っ張り寄せて、思いっきり叫ぶ。 うっすらとだか「キーーンッ」とひびく耳鳴り。 同い年の女奴隷が全身蚯蚓腫れにした裸身の落とす影を、滴る汗で水玉模様に濃淡つけながら・・・ なるみは男児奴隷の身の上に慄くでもなく、鞭痕へテカテカ&コテコテに浸みる痛みと、 貞操帯の締めつける幼根から吐精できない情欲地獄とで、身悶えしていた。 なるみの不自由な体は、棒枷がバイブレーション状に床を打ち響かすほど、 体いっぱい苦悶と甘い衝動に悶えてる。 絶望の底の下で悶える牡ドレイの背中を、無情にも羽菜子はケイン鞭でヒュンバシッ! |