魔性のメイクアップ その1

作者 yujiさん

 第一章




 「ふ〜ん、そう。残業ねぇ〜・・ねえ、クズオ。そろそろ、お前、妄想だけじゃ
  我慢出来ないんじゃないかしら?」

 「それは・・その・・」


 「フフフ・・じゃあ何時も奥様の何でペニスを扱いてるのかしら?」

 「・・・わ、ワキの・・」


 「はっきり、お言い!!」

 「はっはい、あ、汗腋シートと・・く、靴とかです」


 「ウフフフ♪興奮したでしょう?」

 「はい・・凄くこ、興奮しました・・」


 「フフ、そうよねぇ〜お前みたいなゴミクズ男のオカズには嗜好のものじゃない
  かしら?女性の汚物入れやゴミ袋を漁ったり、靴の匂いを嗅いだり舐めたり
  しながらオナニー。奥様はどう思うかしらねぇ〜お前の真の姿を見たら」




 まるで牢獄の様なコンクリートむき出しのプレイルーム。
 拘束用の貼り付け台など、SMプレイを思わせる器具は殆ど置いてないにしろ、
 見るからに打たれたら激痛を連想させる様な数種の鞭が壁面に掛かっていたり、
 部屋の中央奥に鎮座する金属製の優美な彫刻で装飾されたロココ調のカウチ
 チェアなど、まるで中世後期の貴婦人用の奴隷懲罰部屋を醸し出している。

 そして、エナメルのキャットスーツ姿の女性がソファーに腰を掛けながら、
 優雅に喫煙し始めると、女性もののショーツを履いた肥満体の男の顔面に煙を
 吐きながら、男に排泄処理を命じるのであった。



 ・・・・・・・・・・・・


学生の頃から女性の匂いや、M男、スカトロ系の汚物フェチに興味や興奮を感じ
 ていた「玉谷哲郎」は、同様に半ば無理やり誘われたハプニングバーで出会った
 「沙羅」という長身でスタイル抜群で、きつめのメイクが印象なクラブの元ミス
 トレスと飲みながら話しているうち、今まで頑なに妻に対して浅ましい願望を
 抑え、忘れようとしていた哲郎は、沙羅からマゾ男としての誘惑や喜び、愛妻
 の汚れもので最も屈辱的な願望があるものなど、気が付けば猛烈な興奮と湧き
 上がる浅ましい願望で、哲郎のペニスはパンツの中でガチガチに硬くなり、鈴口
 から精液が滲んでしまう程になっていた。

 そして沙羅自身も久し振りに人間便器調教をしてみたくなり、また同時に哲郎か
 らスマートフォンで見せて貰った哲郎の妻「恵子」の四十一歳とは思えない
 可愛らしく優しい顔立ちや、聞くまでも無かったが亭主想いの恵子をミストレス
 へ変貌させたら面白そう・・そう悪戯心で思ってしまったのだった。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・



 「そういえば、お前の奥様の名前は確か・・恵子さんだったわよね?」

 「ええ、はい、そうです」


 「普段は何をしてるの?恵子さん。」

 「はい、ガーデニングとか、週に一度ですが公民館でお年寄りにストレッチ体操
  を教えています」

 


 「ふ〜ん、そう・・体操ねぇ〜フフフ。ねえクズオ、私がベリーダンスを教えて
  いる事は以前に話したわよね?」

 「え、ええ・・少しは興味あるみたいですが、恥ずかしいみたいで・・」


 「お前次第よ。奥様がメイクアップした姿を見られるかどうかはね。ウフフ」



 
 ゴージャスでセクシーな衣装、派手なメイクを施しメタルピンヒールを履いて
 挑発するようなダンスをする恵子の姿・・・普段では全く想像もつかない格好
 だが、沙羅の特別レッスンによって開発されていく恵子を妄想してしまうと、
 マゾ男としての浅ましい感情が昂っていくのである。



 「いやらしいブタねぇ〜妄想し過ぎて汚いペニスが恵子さんパンティを先走り
  で汚してるじゃない。ゴミ袋を漁って、彼女の捨てたものを匂って舐めて
  履いて。ホント、お前のこの無様でみっともない姿を恵子さんに見て軽蔑
  して貰いたいものだわ♪ウフフフ!」

 「は、はい沙羅さま」


 「ウフフ♪いい、クズオ。今日からもっと醜い自分を曝け出すのよ!恵子様に
  家畜便器として扱ってもらう為にねぇ!」





      ブベッ!ブビビィーーー


 
 キャットスーツのジッバーを下げ、哲郎の顔面を跨いだ沙羅は、躊躇無しに哲郎
 の顔面めがけて多量の排泄を行ったのだった。


 「うっ・・ウゲェェ!」

 「ほらっ吐くんじゃないよ!!便器だろ!この、ゲスブタ野郎!」



 排泄や嘔吐、そして自ら望んだ人間灰皿といった数日に渡る沙羅の便器調教に
 よって、ゴミ便器男の喜びに開眼した哲郎。
 そして、妻である恵子に対して婚約当初から内に秘めていた浅ましい願望に
 抑える事が出来なくなっていったのだった。



 ・・・・・・・・・・・・



 「あっごめんなさい、起こしちゃったかしら」

 「・・いや、構わないよ」


 「哲郎さん。最近・・お仕事忙しいの?」

 「う、うん・・・まあ」


 プチッ・・プチンと小さく小刻みな音が聞こえて、浅い眠りから目を覚ました
 哲郎は、ベットの横でブラジャーのホックをはめている恵子の姿が目に写った
 のだった。
 ベージュホワイトの品の良いブラジャーがバストの大きい恵子の乳房を包むよう
 にフィットして、魅力的なボディラインを引き立たせているようである。

 そんな魅力的な恵子の着替えを見ていると、恥じらいながらも、まるで自分の
 下着姿を見て欲しい・・という恵子の熱い視線を送られている気を何となく
 感じていた哲郎であった。

 
 結婚して3年半ば。
 恋人のような夫婦生活を送ってきた二人であるが、夜の営み・・セックスの途中
 で度々、哲郎がマスターペーションで果ててしまう事に恵子は自分が性対象と
 して哲郎に魅力があまり無いのでは?と、悩む事がある。

 
 (哲郎さん・・夜のお店なんて行ってないわよね・・・)



 「ね・・ねえ哲郎さん、私、あなたが前に話してたベリーダンス・・習って
  みようと思うの。ちょっと恥ずかしいけど、美容にも良さそうだし・・・
  丁度ね、公民館の外に教室の案内が掲示してたの。哲郎さんはどう思う?」

 「・・・うん、いっいいんじゃないかな?恵子の踊る姿・・見てみたいな」
 「もぅ・・哲郎さんたらからかって♪」

 「本当だって。それでさ・・いつ頃から通うつもりなの?」

 「うん・・実は昨日のお昼にその教室に電話したの。費用とか内容とか聞こう
  と思って。そうしたら、その教室を開いてる方のご趣味らしいの。だから
  会費とかは無いみたい。それで、用事が無ければ今日・・衣装とか見に来な
  いかって誘われたけど、哲郎さん休みだし・・どうしようと思って」

 「いいよ、僕は構わないよ。それで・・さ、お店の名前は何て言うの?」




 思わぬ展開に哲郎は思わず固唾を呑み込み、そして興奮と躊躇心が入り混じった 
 心境の中で、愛する妻の変貌していく姿を想像してしまったのだ。
 だがその姿は哲郎の望む恵子の姿であり、沙羅の逆調教によってミストレスに
 なっていく恵子の家畜奴隷として志願する為である。




 「フェム・イシュタルって読むみたいよ。」




 少しばかり緊張した面持ちだった恵子を見送った後、夕刻過ぎの時間に哲郎の
 スマートフォンにメールを通知する音が鳴った。
 哲郎はそのメールの着信が恵子のものと思って開くと、沙羅からの画像付きメ
 −ルであった。


 (こ・・これが恵子!?)



 添付された画像フォルダーを開くと、レッスン用の黒いサテンドレスを着用し
 た恵子の姿ばかりか、頬あたりまで短くカットされたヘアースタイルに変え、
 きついアイメイクを施し、色気と攻撃的なS性を思わせるスパイクブラジャー
 とチョーカー、エナメルのマーメードスカートを身に着けた恵子の写真であった
 のだ。

 息が詰まるかのような興奮感・・・我慢出来ずに硬く充血したペニスを扱きなが
 ら、あの優しく柔らかい恵子の面影が消え去るほどにメイクアップされた女王
 の姿に、哲郎はマゾヒストの興奮に包まれていくのであった



   「クズオ。お前から聞かされた以上に奥様、人格もスタイルもとても
    いいわね。
    
    それに優しいから逆に受け入れ易さも適合ね。今日は衣装を選んで
    あげて、その格好に見合うダンスを勧めておいたわ。

    フフ・・恵子さんには是非、鞭打ちに興奮を覚えるようにさせたい
    わね。マゾ男の醜態とスカトロについては言葉を変えながら徐々に
    カウンセリングしていくわね。

    それから、クズオ。いいえ何でもないわ。ウフフフ・・・」

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