投 稿 小 説 |
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捕 獲 | ||||||||
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大学2年生の小畑昌弘は、山中の渓谷沿いにある大きな旅館を見上げて、思わず口笛を吹いた。 捕 獲 「こんな山奥に、よくこれだけの立派な旅館が建てられたね…大したものだよ」 孝志の感嘆を聞いた古谷紗友里は、澄んだ声で説明した。 「元々は山を抜ける街道沿いの旅籠だったらしいのだけど、時代と共に道路が整備されて温泉も掘られ、お客さんが大勢来るようになって、昭和初期に大きな旅館に建て直したそうよ。それから増改築を繰り返して、今の形になったらしいわ」 その旅館は、紗友里の説明通りにかなり増改築したようで、入り組んだ広い和風の旧館に近代的な高く大きいビルの別館が隣接していた。周囲の緑豊かな樹々と清らかな渓流のせせらぎが見事に調和して、ここに逗留すれば心身共にリラックス出来そうなロケーションだった。 孝志と同じゼミの古谷紗友里はその旅館の一人娘で、将来は後を継ぐことが決まっていた。彼女は身長が163cmあり、目鼻立ちがはっきりとした明るい性格の美人の上に、グラビアアイドル並みのナイスバディの持ち主なので、男子学生からの誘いがひっきりなしにあったが、まだ決まった恋人はいなかった。 昌弘はゼミで初めて紗友里に出会った時、彼女に一目惚れしてしまい、それからしつこくアプローチするようになった。身長170cmの痩せ型でイケメンではなく、どこか陰湿さを感じさせる昌弘に言い寄られた紗友里は、とても迷惑していた。何度断っても色々な口実で誘いを掛けて来るし、偶然を装ってアパートの前を何度も通ったり、郵便受けには匿名でラブレターや花束を入れる等、はっきり言っておぞましいストーカー行為をする粘着質の昌弘には、心底うんざりしていた。 紗友里はゼミの教授に相談して、教授から昌弘に注意してもらったのだが、彼はしらばっくれるばかりで、ストーカー行為を頑として認めなかった。昌弘には妙にずる賢いところがあり、周囲に人がいる時や防犯カメラがある場所で誘うとか、通話記録が残る電話やメールで誘い掛ける等の証拠が残るような真似は一切しなかった。ストーカー行為のはっきりした証拠が無いので、警察に相談しても無駄だろうと考えた紗友里は随分と悩み、いっその事大学を辞めようかとまで思い詰めていた。 明日から大学の長い夏休みが始まるという日、ゼミが終わって学生達が皆帰って行く中で、昌弘は意外にも紗友里から声を掛けられた。 「ねえ、小畑君、夏休みのアルバイトは決まった?」 普段から紗友里に避けられているのを自覚している昌弘は、彼女から話し掛けられて驚いた顔をした。昌弘本人にも、紗友里から相手にしてもらえないのは十分に分かっていたのだが、彼は自分の気が済むまで紗友里に付きまとうことが止められなかったのだ。 「いいや、まだ決まってないけど…」 「だったら、うちの旅館で住み込みのバイトをしない?私の実家は旅館を経営しているんだけど、夏の繁忙期で人手が全く足りないから、アルバイトしてくれる学生を紹介してくれないかって、昨日お母さんから電話があったの。私は夏休み中、ずっと旅館の手伝いをしなくちゃいけないのよ…もし、小畑君に夏休みの予定が決まってないのなら、実家の旅館でバイトしてもらえれば、凄く助かるんだけど…」 思いがけない紗友里からの申し出に、昌弘は大喜びで承諾した。 「勿論、喜んで旅館のバイトをさせてもらうよ!実は夏休みのバイトが未だに決まらなくて、焦っていたところなんだ。僕も助かるよ」 紗友里はほっとした表情を浮かべ、昌弘に予定を説明した。 「ありがとう、小畑君…じゃあ、早速だけど明日の朝7時に、私のアパートの前まで来てもらえる?そこから私が車を運転して、小畑君を実家の旅館まで送って行くから…」 「分かった、明日7時だね」 ゼミの教室を出て、真っ直ぐ自分のアパートに向かった昌弘は、心がウキウキと躍っていた。今まで自分を避けていた紗友里が、どういう心境の変化か、実家の旅館での住み込みアルバイトに誘ってくれたのだ。ひょっとして、自分の一途な気持ちをようやく受け入れてくれたのかもしれない。紗友里も夏休み中はずっと旅館の手伝いをすると言っていたから、同じ場所で一緒に働けるので、彼女と親しくなれる絶好の機会だ。昌弘はアパートの自室で、夏休み中の着替えをキャリーケースに詰め込みながら、紗友里にもっと接近する方法をあれこれ考えていた。 翌日朝7時ぴったりにキャリーケースを引っ張った昌弘が、よく知っている紗友里のアパートの前に来ると、彼女は既にアパートの駐車場に立って待っていた。キャリーケースを紗友里の車のトランクに入れ、助手席に乗り込んだ昌弘は、2時間ぐらい掛かって山中の温泉旅館に連れて来られたのだった。浮かれ気分の昌弘は、車中で紗友里に色々と話し掛け、彼女も笑顔で応えたが、その笑顔と口調はどこかぎこちなかった。 温泉旅館に到着した昌弘が感心して建物を見上げていると、和風の旧館から着物姿の女性が出て来て、彼に挨拶した。 「小畑昌弘さんですね。私は当旅館の女将で、古谷理恵と申します。娘のお願いを聞いて下さり、夏休みの間アルバイトして戴けるなんて、大変助かります。本当にありがとうございます」 昌弘は道中の車の中で紗友里から、父親は彼女が中学生の時に病気で亡くなり、それ以来母親が温泉旅館の女将として女手一つで育ててくれて、母親の年齢は現在50歳と聞いていた。しかし実際に会ってみると、和服がよく似合う美人で30代後半の若さに見える、いわゆる美魔女タイプだった。紗友里の美しさは、母親譲りだと窺えた。年上の妖艶な美人に頭を下げられた昌弘はドギマギして、 「い、いえ、僕も紗友里さん…いえ、古谷さんにアルバイトを紹介されて、とても助かりました。微力ながら、お手伝いさせて戴きます」 と挨拶を返した。 「それは頼もしいですわ。それでは、お部屋にご案内致します…紗友里、あなたもぼうっとしていないで、車は別館の地下駐車場に停めて、早く荷物を運んで着替えなさい。夏になって予約が一杯なんだから、早速働いてもらうわよ」 理恵は紗友里に指示すると、昌弘が寝泊まりする部屋に案内した。キャリーケースを引っ張った昌弘は、先導する理恵の後ろをついて行きながら、色々と説明を受けた。この旅館の従業員は大体40名位で、部屋担当の仲居が8割以上を占め、男性従業員は調理場・温泉管理・経理事務の数名とのことだった。仲居は、住み込みと通いの割合が半々だと、理恵は説明した。昌弘のバイト料は日給8千円と安いが、賄い付きなので納得して欲しいと言われた。 「男手が少ないので、小畑さんには調理場と温泉管理の補助…つまりお手伝いをお願いします。こちらが小畑さんのお部屋になります。狭くて寝るだけの部屋ですが、他に空いている部屋が無いので我慢して下さいね。作務衣を置いてますから、早速着替えて調理場に行って、板長から指示を受けて下さい」 理恵はそう言い残すと、さっさと自分の持ち場に戻って行った。昌弘は、畳んだ布団だけが置いてある三畳の部屋に入り、キャリーケースを置いた。布団の上に置いてあった紺色の作務衣に着替えると、何だか自分が寺の修行僧になったような気分になった。部屋を出た昌弘は、通りかかった仲居に調理場の場所を聞いて、直行した。調理場に着くと早速、白色長袖シャツを着た年配の板長から、 「おう、お前さんが新しく来た学生バイトかい。女将さんから聞いてるよ。忙しいんで、堅苦しい挨拶は抜きだ。まずは洗い物を片付けてくれ」 と言われ、皿洗いを山程させられた。それが済むと他の調理師から指示されて、ごみ捨てや調理場の掃除と、休む暇も無く働かせられた。一通りの作業を何とか終わらせると、板長が賄い飯を昌弘に出し、 「兄ちゃん、急いで腹ごしらえして、次は浴場の方に行ってくれ」 と指示した。客用の余った食材を使っているので、賄い飯は美味かったのだが、急いで食べた昌弘には十分に味わう余裕が無かった。浴場に行くと、30代でがっしりした体格の温泉主任から、 「君が新しく来た学生バイトさんだね、よろしく。じゃあ、早速掃除から初めてくれ」 と言われ、デッキブラシと洗剤を渡された。昌弘が大汗をかいて大浴場の床を大体掃除し終わると、次は露天風呂に浮かんでいる多量の落ち葉を掬って捨てるように指示された。それが済むと、ボディソープ・シャンプー・リンスの補充や、洗面器や浴室用の椅子の整理等、そんな調子で昌弘はこき使われ、遅い晩飯の賄いを食べると疲れで布団に倒れ込み、そのまま朝まで寝入ってしまった。 昌弘は、ドアをドンドン叩かれる音で目が覚めた。枕元に置いたスマホで時間を見てみると、まだ朝の6時だった。布団から起き上がった昌弘が、目を擦りながらドアを開けると、仲居の着物を着た30代ぐらいの女性が立っていた。その女性は体格がよくて身長が昌弘ぐらいあり、綺麗な顔立ちをしていたが、目力が強くて性格がきつそうな印象だった。 「あの…こんな朝早く、何事ですか…?」 寝惚けまなこの昌弘が尋ねると、女性は、 「学生バイトの小畑さんでしたね。私は仲居頭の知念晴美と申します。もう6時ですから、洗顔して庭の掃除に取り掛かって下さい。朝食はその後になります」 と説明した。昌弘は驚いて、 「えっ、こんなに朝早くからですか?」 と聞き返すと、晴美から、 「この時期は団体客が次々に来て、本当に忙しいんです。早くして下さい!」 と強めの口調で言われた。昌弘は仕方なくトイレを済まし、急いで洗顔して作務衣に着替えた。旅館の広い庭に出てみると、既に従業員数名が庭掃除に取り掛かっていた。昌弘は竹ぼうきを渡され、落ち葉を集めるように指示された。 庭掃除が終わると、既に午前7時になっていた。昌弘は従業員用の食堂で仲居達と一緒に朝食の賄い飯を食べると、昨日と同じ様に調理場と浴場で一日中こき使われた。疲れ果てた昌弘が遅い晩飯の賄いを食べると、昨日と同じく布団に倒れてそのまま寝入ってしまった。 昌弘が働き始めて五日目になると、さすがに仕事の段取りを覚えて、ある程度はもたつかずに動けるようになった。しかし、仕事が忙し過ぎて、紗友里とはすれ違いばかりで話も出来ず、彼女に接近して親しくなる肝心の目的が全く果たせなかった。それに、いくら賄い付きでも長時間の重労働の割には日給が8千円と安過ぎるし、昌弘はもうこのバイトを辞めようと考えていた。 移動中にたまたま廊下で仲居の着物姿の紗友里とばったり会ったので、昌弘は思い切って彼女に話すことにした。 「古谷さん…この旅館のバイトはハード過ぎるし、バイト料も安いから、もう辞めようと思うんだ」 と昌弘が言うと、紗友里は意外な行動に出た。昌弘の手を握り、彼の目をじっと見つめて、 「小畑君、お願いだから、考え直して。小畑君がいなくなると、寂しくなるわ…そうだ、今晩話し合いましょう。今夜11時に、私の部屋に来て。私の部屋は旧館の奥から2番目よ。鍵は開けておくわ。他の人に気づかれたくないから、絶対にノックしないで。灯りも点けないでね。私、多分寝ていると思うから、遠慮せず布団の中に入って起こしてね」 と大胆な事を言った。昌弘は驚き、 「ええっ、いいのかい?男の僕が、夜中に古谷さんの部屋にお邪魔しても…?」 と聞き直すと、紗友里は、 「私は構わないわ…それに小畑さんに伝えたい事もあるし…今は忙しいから、詳しいお話は夜にね」 と答えて、足早に立ち去った。信じられないという顔をしていた昌弘だったが、自分も急いでいたのを思い出して、慌てて調理場に向かった。 その日もいつもと同じに忙しくて、昌弘はこき使われたが、紗友里から誘われて心が躍り、全く疲れを感じなかった。遅い晩飯の賄いを済ませた昌弘は、いつもだと直ぐに眠たくなるのだが、今晩は興奮して全く眠気が来なかった。 夜11時前に昌弘はパジャマ姿で部屋を出て、そうっと廊下を歩き、夜11時ぴったりに奥から2番目の部屋に着いた。紗友里から言われた通りに、昌弘はノックせずにドアをそっと開けて、暗い部屋に入った。灯りは点けずに窓からの月明りを頼りに、布団を敷いている所に行き、中に入って寝ている女性に抱きついた。 「紗友里さん、僕だよ…起きてくれないか」 昌弘が囁くように話し掛けると、布団の中の女性は急に彼の指先を握り、その指先で自分の腕を擦るような仕草をしたかと思うと、 「きゃあーっ、痴漢よ!誰か来てぇーっ!」 と大きな金切声を上げ、手足をばたつかせて暴れ出した。女性の手足が何かに当たったのか、ガチャンと何か割れるような音がした。 (えっ、紗友里さんじゃない?) 女性の声で紗友里ではないことに気が付いた昌弘は、慌てて暴れる女性から離れた。その途端、ドアがバタンと勢いよく開き、数人が部屋になだれ込んで、灯りを点けた。灯りが眩しくて、とっさに腕で目を覆った昌弘は、あっという間に屈強な温泉主任にねじ伏せられた。 「この野郎、晴美さんを襲うなんて、とんでもない奴だな!絶対に許さんからな!」 温泉主任に怒鳴られた昌弘は、布団で寝ていた女性が紗友里ではなく、仲居頭の知念晴美であることに初めて気が付いた。部屋に入って来たのは温泉主任以外に、年配の板長と初老の会計主任、それに女将の理恵と紗友里だった。畳にねじ伏せられている昌弘は、苦し気な声で弁明しようとした。 「ち、違うんです…僕は紗友里さんに呼ばれたので、紗友里さんの部屋に行こうとして、それで部屋を間違えただけなんです」 しかし、紗友里は突き放すように言い放った。 「何言ってるのよ!南から二番目が私の部屋なのに、どうしたら知念さんの部屋と間違えられるの!私を言い訳にするのは止めて頂戴!」 普段着ている白色長袖シャツを二の腕まで捲っている怒り顔の板長は、ねじ伏せられている昌弘の顔に包丁を突き付け、 「仲居頭を襲おうとした上に、お嬢さんまで巻き込もうとするなんて、太え野郎だ!指を詰めて詫びを入れるか、それとも二度と女に悪さ出来ねえように、あそこをちょん切ってやろうか!」 と怒鳴りつけ、昌弘を震え上がらせた。初めて見たが、板長の腕には手首近くまで見事な刺青が彫られていた。 「ちょっと板長、少し落ち着いて…温泉主任も付き合っている晴美さんを襲われて怒るのは分かるけど、これじゃ話が出来ないわ。とりあえず私の部屋に移って、お話ししましょう。温泉主任、手を放してあげて」 女将の理恵に言われた温泉主任は、ねじ伏せていた昌弘を渋々解放した。理恵が冷静にとりなしてくれそうなので、昌弘はほっとした。しかし、理恵の次の台詞は、昌弘の顔色を青くさせた。 「小畑さん、あなたが晴美さんを襲った時に割った壺は、中国唐代の物で時価二千万円は下らないのよ。明日、大広間に持って行くので、仲居頭の晴美さんに一晩預かってもらっていたのに…その弁済の話もしなくてはね…」 昌弘は部屋を見渡し、大きな陶器の欠片が散らばっているの見て、先程のガチャンとした音は中国唐代の高価な壺が割れた音だと分かった。 「おい、ぼやぼやしてないで、女将さんの部屋に行きな!」 屈強な温泉主任に言われた昌弘は、取り囲まれるようにして、理恵の部屋に向かった。 女将である理恵の部屋には大きな机と応接セットがあり、大会社の社長室みたいだった。理恵と紗友里と晴美は応接ソファに座ったが、昌弘は床に正坐させられ、彼の背後に板長と温泉主任と会計主任が取り囲むように立っていた。まず、理恵が口火を切った。 「小畑さん、あなたが今晩しでかした事がどれだけ重大なのか、分かっているの?あなたは仲居頭の晴美さんを襲おうとして、怪我をさせた上に、時価二千万円もする貴重な中国唐代の壺を割ってしまったのよ…一体、どうしてくれるのかしら?」 昌弘は、些か震えた声で弁明しようとした。 「ですから、さっきお話しした通り、紗友里さんを訪ねようとして、部屋を間違えたんです。決して晴美さんを襲うつもりはなかったんです…」 「何言ってるのよ、あんたは!布団に入って私に抱きついて、怪我まで負わせたくせに!部屋を間違えたって言ったけど、私じゃなくてお嬢さんを襲うつもりだったのかい?どっちにしても許せないわ!」 仲居頭の晴美は昌弘に大声を出し、寝間着の袖を捲って、腕に薄っすらと付いた引っ掻き傷を見せつけた。 「そ、そんな…怪我っていっても、そんな薄いかすり傷で…」 小さな声で抗弁しようとした昌弘に、初老の会計主任が説明した。 「君ね、傷害というのは、正常な健康状態を損ねた事を言うんだよ。女性に乱暴しようとした男が、指に絡まった女性の陰毛を2、3本引き抜いただけで、傷害と認定された判例もある。仲居頭のかすり傷は、立派な傷害だ。君が今晩しでかした事は、刑法上の強姦致傷罪…今では強制性交等致傷罪と言うんだが、強制性交、つまりレイプが未遂でも、被害者が傷害を負っていれば、強制性交等致傷罪は成立して、無期または6年以上の懲役だ。それ程の重罪だから、君を警察に引き渡せば実刑は確実だな…それにレイプ犯は、刑務所で酷く虐められるらしいよ。君はまだ若いから、他の粗暴な懲役囚から寄ってたかってオカマを掘られるんじゃないかな」 会計主任の説明を聞いた昌弘は、恐怖で震え上がった。理恵が、会計主任に続いて話した。 「若い時に弁護士を目指していただけあって、さすがに会計主任は法律に詳しいわね…ところで、あなたが壊した中国唐代の壺の弁済はどうしてくれるの?あなたはまだ学生だし、親御さんが代わりに弁済してくれるかしら?」 「…いいえ、それは無理だと思います」 正坐している昌弘は、力無く首を横に振った。昌弘の家はお世辞にも裕福とは言えず、大学の授業料は奨学金で全部賄うからと、渋る両親に無理を言って、何とか進学を許してもらっていたのだ。とても両親に対して、二千万円もの弁済はお願い出来なかった。 ため息をついた理恵は、 「仕方ないわね…それじゃ、あなたに働いて弁済してもらうしかないわ。会計主任、書類を用意して頂戴」 と言い、会計主任は足早に部屋を出ていった。 青ざめた顔で床に正座している昌弘は、色々と考え込んだ。なぜ紗友里はそっぽを向いたまま、目も合わせず、自分をとりなしてくれないのか…自分の部屋の場所を教えるのに、なぜ紛らわしい言い方をしたのか…頭の中で堂々巡りの考え事をしている内に、会計主任が二枚の書類を持って、部屋に戻って来た。会計主任は書類を応接セットのテーブルに置き、 「女将さん、大急ぎで書類を作りました。内容のご確認をお願い致します」 と理恵に言った。理恵は書類にざっと目を通すと、昌弘にボールペンを渡し、 「この書類に名前を書いて、拇印を押して頂戴…断ったら、直ぐに警察を呼んで、あなたを引き渡しますからね」 と告げた。昌弘が書類を見てみると、一枚の書類は“念書”と書かれており、昌弘が仲居頭の知念晴美を強姦しようとして、怪我を負わせたことに間違いありませんといった内容で、もう一枚の書類は“借用書”と書かれ、昌弘が女将の理恵に二千万円を借用したという内容だった。 昌弘に拒絶する選択肢は無く、震える手で二枚の書類に署名し、会計主任が差し出した朱肉に親指を付けて、拇印を押した。理恵は二枚の書類を金庫に入れ、昌弘に冷たい口調で言った。 「時間が掛かるでしょうけど、これからあなたには働いて二千万円を弁済してもらいます」 がっくりとうなだれた昌弘を横目に、会計主任が理恵に質問した。 「しかし女将さん、こいつの日当は8千円でしょう?二千万円の借金でしたら、15%の法定金利で、年三百万の利息になります。365日休まず働かせても利息に足りず、元金は全く減りません…こいつを、一生この旅館で働かせるのですか?」 会計主任の質問を聞いた昌弘は、青ざめていた顔を更に青くさせたが、理恵は意外な返答をした。 「勿論、普通に働いて弁済してもらおうとは、最初から思ってないわよ。この人には特別な仕事をしてもらい、その都度特別手当を私が計算して、弁済に当てます」 特別な仕事って、何だろう…不安にかられた昌弘に、理恵が顔を向けて説明し始めた。 「この旅館では、団体客向けに色々な宴会の出し物をしているの。男性の団体客には温泉コンパニオンに接待させて、ストリップを見せたりしているけど、女性の団体客には別の接待と出し物が必要だわ。だから、あなたには女性客のオーダーに応じて舐め犬や奴隷になってもらいます…仲居頭の晴美さんへの償いも兼ねて、お前は女の奴隷に身を落とし、とことん惨めな思いをしなさい!たった今から、お前は奴隷になるのよ!嫌だと言って断ったり、逃げ出そうとしたら、直ぐ警察に突き出して刑務所に送ってもらうからね!」 理恵は説明の途中からガラッと口調を荒くして、昌弘をお前呼ばわりし、厳しいことを言い放った。昌弘には、舐め犬や奴隷の意味がよく分からなかったが、理恵の剣幕に身をすくめた。理恵は続けて、昌弘に大声を出した。 「何ぼんやりしているの!お前は奴隷になったんだよ。奴隷が服を着てたら、おかしいじゃないの。さっさと服を全部脱いで、裸におなり!」 さすがに昌弘は躊躇ったが、包丁を持った板長と屈強な温泉主任が恐い目で見下ろしているので、止むを得ずにパジャマを脱ぎ、ブリーフ1枚になった。しかし理恵は昌弘に、 「私は、服を全部脱いで裸になるように言ったのよ!パンツが残っているじゃない。私の言う事が聞けないの!?」 と怒鳴った。昌弘は女性達の目が気になったが、思い切ってブリーフを脱いで全裸になり、恥ずかしさで顔を赤らめながら両手で股間を押さえて、床に正坐し直した。 「もう遅いから、お前の奴隷調教は明日からにするわ…板長、温泉主任、この男奴隷を地下室に連れて行って!」 理恵に指示された板長と温泉主任は、昌弘を促して立ち上がらせ、彼を挟むようにして旧館の地下室に向かった。その後ろを、初老の会計主任と女性達がついて行った。旧館の地下室は元々、戦時中に防空壕として掘られたもので、戦後はコンクリートで補強工事されて配管も通り、現在は物置に使われていた。板長と温泉主任に挟まれた昌弘が地下室に入り、女将の理恵が照明のスイッチを入れると、隅に大型犬用の檻が置いてあるのが目に入った。 「土佐犬を飼う予定が駄目になって、置きっぱなしにしていたけど、奴隷の住み家に丁度いいわ…さっさとお入り!」 檻の扉を開けた理恵に命じられた全裸の昌弘は、這って大型犬用の檻に入った。中にはボロボロの古毛布と黒色の首輪が置いてあった。理恵は檻の扉を閉めて施錠し、 「お前は奴隷になったんだから、これからお前のことは“男奴隷”と呼ぶわよ…男奴隷、自分で首輪をお着け!」 と昌弘に命じた。昌弘は屈辱に震える手で、黒色の首輪を自分の首に嵌めた。 「明日は、朝からお前に奴隷調教をしてあげるから、楽しみにしておいで…今夜はゆっくり寝ておくのね」 理恵はそう言い残すと、一行を連れて引き上げた。檻の中に取り残された全裸の昌弘は、とりあえず古毛布を体に巻いて横になった。大型犬用の檻といっても昌弘には狭くて、体を丸めなければ横になれなかった。檻は使った様子が無いので汚れておらず、犬の臭いがしないのは不幸中の幸いだった。 憧れの紗友里と親しくなるどころか、冤罪でレイプ犯の汚名を着せられて、二千万円もの借金を背負わされ、奴隷に落とされて、どんなに惨めで嫌な事でも拒絶したら、警察に突き出されて刑務所行きになる…これからの事を思うと不安で眠れそうもなかった。昌弘は、先程と同じく堂々巡りの考え事をしている内に、日中の労働の疲れもあって瞼が重くなり、いつの間にか寝入ってしまった。 ガシャンという大きな音と振動で、昌弘は目を覚ました。昌弘が目を開けると、檻の前には女将の理恵と仲居頭の晴美が立っていた。理恵は普段通りの着物姿だが、晴美は仲居の着物を着ておらず、。着物姿では分からなかったが、タンクトップの胸部は大きく突き出ており、かなりグラマーなのが窺えた。先程の大きな音は、晴美が黒革ブーツで檻を強く蹴った音だった。 「男奴隷、いつまで寝てるんだい?さっさと起きな!」 「は、はい、ただ今…」 晴美に怒鳴られた昌弘は、目を擦りながら檻の中で正座した。理恵はしゃがんで檻の扉を開錠し、扉を開けて昌弘に命じた。 「男奴隷、とっとと出ておいで!」 全裸に首輪だけの昌弘が開いた扉から這い出て、恥ずかしそうに股間部分を両手で隠しながら二人の前に立つと、いきなり理恵から強く平手打ちされた。 「ヒイッ」 短い悲鳴を漏らし、思わず打たれた頬を手で押さえた昌弘に、理恵は理不尽な事を言った。 「男奴隷の分際で、何を偉そうに二本足で人間様みたいに立っているのよ!お前は私達の許しが無い限り、常に四つん這いでいなさい!」 「は、はい…」 屈辱に震える声で返事をした昌弘は、よろよろとその場で四つん這いになった。理恵は晴美からリードを受け取ると、再度しゃがんで四つん這いになっている昌弘の首輪にリードを取り付けた。立ち上がった理恵は、リードの端を晴美に手渡した。 「男奴隷、今からお前に奴隷調教を施してあげるよ。調教係は、お前に襲われた晴美さんに任せるわ。この忙しいのに、仲居頭の仕事は他の仲居さんに代理でしてもらい、晴美さんはお前の調教係に専念して下さるのだからね…晴美さんへの償いも兼ねて、たっぷり調教してもらいなさい!」 理恵にそう言われた昌弘は、情けなくて泣きたくなった。昌弘の首輪に繋がれたリードを左手に持った晴美は、右手の一本鞭を振り上げると、四つん這いになっている昌弘の傍のコンクリート床を思い切り打った。その鞭音は昌弘を震え上がらせ、彼は失禁しそうになった。 「さあて、お前が従順な奴隷になれるように、この私が念入りに調教してあげるからね…覚悟おし!」 晴美が再度一本鞭を振り上げたのを見た昌弘は、腰が抜けたようにその場に座り込み、両手を突き出して哀願した。 「待って、待って下さい、先にトイレに行かせて下さい。お願いです…寝起きでおしっこが溜まっていて、漏れそうなんです…」 晴美は苦笑して、振り上げた一本鞭を下ろした。 「仕方ないわねぇ…調教中に漏らされても興ざめだから、先にトイレを済ませなさい」 地下室には、大型犬用の檻が置いてある隅の近くに男女兼用の和式トイレと一人用のシャワー室が設置されていた。ただ、普段は人が出入りする場所ではないので、殆ど使用されていなかった。晴美はリードを引っ張り、四つん這いの昌弘を和式トイレに連れて行った。 「じゃあ、晴美さん、私は仕事があるから、後はお願いね」 理恵はそう言い残すと、足早に地下室から立ち去った。晴美はトイレのドアを開け、中に昌弘を這い入れさせると、 「さあ、犬みたいに四つん這いで片足を上げて、おしっこするのよ!」 と命じた。昌弘の体は屈辱で震えたが、漏らしそうな位に尿意が高まっていた。四つん這いの昌弘は屈辱を押し殺し、言われた通りに片足を上げ、排尿をした。後ろから眺めている晴美の視線を股間部に痛い程感じ、昌弘は恥ずかしさで顔を真っ赤にした。迸る尿が和式便器に溜まっていた水に落ち、その音が昌弘の耳に響いて彼の恥辱を倍増させた。晴美は腰のホルダーからスマホを取り出し、昌弘が排尿している様子を動画撮影していた。 昌弘の犬の様な排尿が終わると、晴美は更に酷い命令を下した。 「終わったら、腰を振っておしっこの雫を切りなさい!」 昌弘はあまりの屈辱に涙が出そうになったが、下唇を嚙み締めて腰を振り、股間のものをぶらつかせて尿の雫を切った。晴美は面白そうに笑いながら、動画撮影を続けていた。 「うふふ、犬でもそんなみっともない真似はしないわよ。お前は犬以下の下等動物ね…さあ、おしっこが終わったら、ちゃんと水を流して出ておいで!」 自分で命じておきながら、晴美は酷いことを言って昌弘の胸を深く傷つけた。昌弘は屈辱で身震いしながらも、レバーを押して水を流し、トイレから這い出た。スマホを腰のホルダーに納めた晴美は、左手で昌弘の首輪に繋がっているリードを持ち、右手で黒光りする本革の一本鞭を持って、四つん這いの昌弘に言い放った。 「男奴隷、私は今からお前を鞭で打つわ。これは、お前が逆らったとか粗相をしたとかじゃなくて、最初に男奴隷と調教係の立場と身分の違いをはっきりさせておくためよ…お前は四つん這いで、私は立っている。お前は裸で、私は服を着ている。お前は何も持ってなくて、私は鞭を持っている…ちょっとした違いだけど、これが天と地ほどの、いえ天国と地獄ほどの差があり、男奴隷は調教係に一切逆らえずに絶対服従するよう、お前の体に思い知らせる必要があるの…それじゃ、いくわよ!」 晴美は、右手を振って空中で一本鞭を一閃させ、バチンッという大きな鞭音を鳴らせた。その鞭音は昌弘を心底怯えさせ、彼は思わず立ち上がり、晴美に背を向けて逃げようとした。しかし、晴美の左手が首輪に繋がれたリードを強く引いたので、喉を圧迫された昌弘は仰け反り、後ろに倒れそうになった。 「許しが無い限り四つん這いでいるよう、さっき女将さんに言われたばかりでしょう!もう忘れたのかい、この低脳!」 昌弘を大声で罵った晴美は、彼の背中を一本鞭で強く打ち据えた。風を切って背中に打ち込まれた一本鞭は、真っ赤に焼けた日本刀で肉を切り裂くような激痛と、骨にまで響く衝撃を昌弘に与え、彼に獣じみた絶叫を上げさせた。 「ギャワァーッ」 昌弘はあまりの激痛に立っておれず、その場に蹲った。蹲った昌弘に、一本鞭が凶悪な唸りを上げて、再度叩き込まれた。 「アグエェーッ」 真っ赤に焼けたワイヤーロープが叩きつけられたような激痛と内臓まで響く不快な衝撃が、又も昌弘に絶叫を上げさせた。とても立ち上がれない昌弘は、這ってでも何とか晴美から逃げようとした。しかし、一本鞭の激痛で体が硬直して手足が満足に動かず、這うことすらまともに出来なかった。昌弘の逃げようとする気配を察した晴美は、リードを持った左手を強く引っ張り、彼を引き寄せて怒鳴りつけた。 「お前、私から逃げるつもり?奴隷調教は始まったばかりなんだよ!ふざけるのも、大概におし!」 首輪に繋がれたリードを強く引かれ、喉を圧迫された昌弘が両手で首輪を掴んで苦しんでいると、又も一本鞭が空気を切り裂いて彼の体に飛んで来た。 「グワアァーッ」 体を引き裂かれた様な激痛に絶叫を上げた昌弘は、最早這うことすら出来ず、コンクリートの床へうつ伏せに倒れてしまった。晴美は倒れた昌弘の体に続けて一本鞭を打ち込んだ。鞭打たれる度に昌弘は絶叫を上げ、彼の体は釣り上げられて波止場に捨て置かれた雑魚の様に跳ね上がった。しかし5、6発も鞭打たれると、昌弘はぐったりと床に伸びてしまい、もがくことすら出来なくなっていた。 「うふふ、たった数発の鞭打ちでダウンするなんて、情けない男奴隷だね…しかしまあ、ピアノ線を芯にして牛革を編み込み、先端に鉛玉が仕込んである本格的な一本鞭は、さすがに威力があるわ…男奴隷、これでお前の身分と立場が分かったかい!?」 晴美は床にうつ伏せて伸びている昌弘の頭を、黒革ブーツでぐりぐりと踏みにじりながら尋ねた。昌弘は黒革ブーツの靴底から喘ぐような声で、何とか返答をした。 「は、はい…分かりました…僕は奴隷なんだと、身に染みて分かりました…」 自分から僕は奴隷ですと言うのは、昌弘にとって脾臓がよじれる程の屈辱だった。しかし今の昌弘は、一本鞭の激痛から逃れられるのであれば、どんなに惨めで屈辱的な事でも出来そうだった。 晴美は昌弘の返事を聞いて満足そうに微笑み、彼の頭から黒革ブーツを外した。それから、うつ伏せている昌弘の傍の床を一本鞭で叩いて、鞭音を響かせた。 「ヒイィッ」 鞭音に脅えて悲鳴を漏らした昌弘を、晴美は叱りつけた。 「男奴隷、いつまで横着に寝転んでるつもりなの!さっさと正坐おし!」 「は、はい、ただ今…」 昌弘は鞭痕で引きつる体を無理に動かし、何とか晴美の足元に正坐した。晴美は黒革ブーツでコンクリート床をドンと踏み鳴らし、昌弘に命じた。 「男奴隷、鞭打たれた奴隷は、鞭打ってくれた調教係にお礼を言うものよ…私のブーツにキスして、鞭打ってもらったお礼をお言い!」 昌弘は屈辱で身震いしたが、一本鞭の恐ろしさには抗えず、土下座する格好で晴美の黒革ブーツにキスし、 「晴美様、僕を鞭打って下さいまして、ありがとうございます…」 と些か震えた声で礼を述べた。すると、晴美は再度傍の床を鞭で打って鞭音を立てた。 「ヒィッ」 晴美は、鞭音に怯えて短い悲鳴を漏らした昌弘に、厳しい注意をした。 「男奴隷、“僕”とは何よ!まるで一人前の人間みたいな言い方だね。奴隷は人間の内に入らないんだよ。自分の事を言う時は“卑しい私め”とか“この奴隷め”とか言うものなんだよ。言葉遣いから教えないといけないなんて、低脳の男奴隷は本当に手間が掛かるわ…ちゃんとお礼を言い直しなさい!」 昌弘は口惜しさで胸が掻きむしられる思いだったが、止むを得ずに再度土下座して晴美の黒革ブーツにキスし、 「晴美様、卑しい私めを鞭打って下さいまして、誠にありがとうございます…」 と泣きたい気持ちを押し殺して、礼を言い直した。晴美はリードを引き上げ、昌弘の顔を上げさせた。 「さてと…時間が惜しいから、次の奴隷レッスンに移るわよ。まずは女御主人様に可愛がって戴けるように、ペットの犬におなり。犬の様に這い回って、朝のお散歩をするのよ…ほら、ぼんやりしないで、さっさとお回り!」 晴美に命じられた昌弘は口惜しさを堪えて、地下室の荷物が置いておらずに広くなっている場所で、リードを持った晴美を中心に円を描く様に這い回り始めた。しかし、直ぐに晴美から屈辱的な指導を受けた。 「男奴隷、這うのに膝を着けるんじゃないわよ!手の平と足裏だけを床に着けて、這い回りなさい!」 晴美の言う通りにすると、どうしても尻を上に突き出して腰を振りながら這うようになり、這い進む度に股間のものがぶらぶら揺れるのが昌弘にも自覚出来た。晴美は丸めた一本鞭とリードの端を左手で持ち、右手で腰のホルダーからスマホを取り出して、這い回る昌弘を動画撮影し始めた。 「うふふ、お股の見苦しいものをぶらぶらさせながら這い回るなんて、如何にも男奴隷らしいわね…男奴隷、尻尾の代わりにその醜いものをもっと振って、犬の鳴き声を出してご覧。それと、今のお前は犬なんだから、人間の言葉を喋るんじゃないよ。もし喋ったら、鞭が飛ぶからね!」 晴美の嘲りが昌弘の胸を深く抉ったが、彼女に逆らえる筈も無く、 「ワン、ワン、ワン」 と惨めに犬の鳴き真似をしながら、恥ずかしく尻を振りながら延々と這い回った。 晴美は、昌弘をいい加減這い回らせてから、 「男奴隷、お座り!」 と命じた。這い回るのに疲れた昌弘は、これ幸いと、 「ワン!」 と犬の鳴き声で返事をして、コンクリート床に正坐した。 「男奴隷、次は犬らしくチンチンをしてご覧。膝は大きく開くんだよ」 晴美の屈辱的な命令を聞いた昌弘は顔色を変えたが、彼女の手にしている一本鞭に目が行き、仕方なく両手を胸の高さで垂らし、両膝を開いてうさぎ跳びをする様な格好をして、チンチンのポーズを取った。晴美はスマホで動画撮影しながら、 「うふふ、お股の醜いものが丸見えね…男奴隷、腰を振って、その見苦しいものをぶらぶら揺らしてご覧」 と昌弘に命令した。昌弘は屈辱で体を震わせたが、晴美に逆らえる筈も無く、腰を前後に振って股間のものをぶらつかせた。 「アハハハ、面白~い。男って、本当にグロテスクなものをお股にぶら下げているのね。私、女に生まれてよかったわ」 晴美の嘲笑は昌弘の胸を抉り、あまりの恥辱で火が噴き出そうな程に顔が真っ赤になったが、それでも彼は腰を振り続けた。腰を振るのを勝手に止めれば、晴美から一本鞭で打たれるのは目に見えていたからだ。先程の鞭打ちは、それ程昌弘に恐怖心を植え付けていた。昌弘本人はまだ気づいていなかったが、既に彼は鞭を手にした女性に逆らうことが出来なくなっていた。 昌弘にチンチンの格好でしばらく腰を振らせていた晴美は、スマホを腰のホルダーに納め、右手で丸めた一本鞭を持つと、不意にリードを強く引いた。 「うわっ」 首輪に繋がれているリードを急に引かれた昌弘は、思わず声を出して前に倒れた。晴美は床に倒れた昌弘の頭を黒革ブーツで小突き、 「男奴隷、もう少し調教してあげたいけど、朝食の時間だから食堂に行くわよ!」 と言った。昌弘は四つん這いになり、晴美はリードを引きながら彼の前で歩き始めた。晴美は昌弘を先導して階段を上り、地下室から旧館1階にある従業員用の食堂に向かった。 晴美が昌弘を引き連れて食堂に入ると、リードに繋がれて首輪だけの全裸で四つん這いになっている昌弘に、食事中の仲居達の目が一斉に向けられた。仲居達の中には紗友里もいて、昌弘を奇異な目で見ていた。 「ねえ、あの子は最近入った学生バイトでしょう?」 「仲居頭の晴美さんを襲った罰に、奴隷に落としたって女将さんが朝礼で言ってたのは、本当だったのね」 「それで真っ裸にされて、犬みたいに首輪で繋がれている訳ね…」 「体中に赤い筋が走っているけど、晴美さんに鞭で叩かれたのかしら?」 昌弘の耳に仲居達のひそひそ話が届き、彼は恥ずかしさで顔を真っ赤にした。晴美は昌弘を食堂の隅に連れて行くと、 「男奴隷、私が朝食を済ますまで、ここでお座りして待ってなさい!」 と命じた。昌弘は仲居達の視線を痛い程感じながら、食堂の隅で恥ずかしそうに正座した。特に憧れの紗友里から、全裸に首輪だけの惨めな姿を見られるのは、耐え難い程恥ずかしかった。晴美は食堂のテーブルに着くと、丸めた一本鞭を隣の空いた椅子に置き、朝食を摂り始めた。 晴美は、急に思いついたように昌弘に顔を向け、厳しいことを言いつけた。 「男奴隷、みんなへの挨拶を忘れていたわ…まずは土下座して、“卑しい私めは、本日から皆様に使って戴く男奴隷になりました。皆様、よろしくお願い致します”と挨拶おし!」 昌弘は屈辱で思わず身震いしたが、晴美に逆らえる筈も無く、仲居達に向かって土下座し、 「い、卑しい…私めは、本日から…皆様に使って戴く…お、男奴隷になりました…皆様…よ、よろしくお願い…致します…」 と震え声でつっかえながらも、何とか挨拶した。昌弘の、如何にも口惜しさを押し殺したような挨拶を聞いた仲居達の間から、失笑が湧いた。晴美は、続けて昌弘に命じた。 「男奴隷、ぼんやりと座ってないで、さっさとお立ち!」 恥ずかしさで顔を赤くしている昌弘は、その場で直立し、両手で股間部分を隠した。しかし晴美は、更に酷い命令を昌弘に下した。 「男奴隷、両手は頭にやって両足を開き、腰を前に突き出して揺らしながら、“皆様、卑しい私めの体を、どうかご見分下さい”とお願いおし!」 「えっ…それは、いくら何でも…」 さすがに躊躇った昌弘が思わず言葉を返すと、晴美は恐い目付きで彼を睨み、隣の席に置いてある丸めた一本鞭に手を掛けた。つい先程、一本鞭の恐ろしさを嫌と言う程体に思い知らされた昌弘は、恐怖で顔を引きつらせ、 「は、はい、ただ今…」 と慌てて答え、股間部分を隠していた両手を頭にやり、足を肩幅よりやや大きく広げて、腰を突き出した。そして、恥ずかしさで顔を真っ赤にして、晴美に命じられた通りに腰を揺らし、 「み、皆様…卑しい私めの…か、体をどうか…ご見分下さい…」 とつっかえながら、今にも泣き出しそうな声で懸命にお願いの言葉を口にした。滑稽な姿で腰を振って股間のものをぶらぶらさせ、惨めなお願いをする昌弘に、仲居達は大笑いした。 「アハハ、何よ、あの格好!女の前でこんな恥ずかしい真似をするなんて、頭がおかしいんじゃない?」 「あんな見苦しいものを見せびらかせて、嬉しいのかしら?露出狂の変態だわ、最低!」 「ちょっと皮を被っているんじゃない?よくそんな粗末なものを、みんなに見せられるわね、恥知らず!」 仲居達の笑い声と罵声が、昌弘の胸を深く傷つけた。特に憧れの紗友里が自分の股間を指差し、涙をこぼしそうなくらいに大笑いしているのを見て、昌弘は恥ずかしさの余り、この世から消え去りたくなった。 晴美は頃合いを見て、真っ赤な顔で足を開き腰を振っている昌弘に、笑いを堪えた声で命じた。 「男奴隷、いつまでも醜いものを見せびらかせてないで、床にお座り!」 直ぐに昌弘はその場で正座に戻ったが、とても仲居達と目が合わせられずに、ずっとうつむいていた。晴美の鞭が恐かったとはいえ、昌弘は仲居達の前で、特に好きな紗友里の前であんな恥ずかしい醜態を晒した自分を、死にたくなるくらいに恥じていた。 朝食を済ませた仲居達が、食器をカウンターに持って行き、床に置いてある大きなポリバケツに残飯を入れ始めた。晴美も残飯をポリバケツに入れ、 「男奴隷、こっちにおいで!」 と食堂の隅で正座している昌弘に声を掛けた。正坐していた昌弘は立ち上がり掛けたが、常に四つん這いでいるように命じられていたのを思い出して、慌てて四つん這いになり、晴美の傍に這って近づいた。晴美は取手付きの古い中華鍋を使って、残飯入れのポリバケツから残飯を掬い取り、床に置いた。それから残飯が入っている古い中華鍋を指差し、這い寄った昌弘に、 「男奴隷、これがお前の餌よ。人間様みたいに手を使うんじゃなくて、犬みたいに直接口を着けてお上がり…忙しいんだから、さっさとお食べ!」 と命じた。恐る恐る中華鍋を覗き込んだ四つん這いの昌弘は、ぐちゃぐちゃの汚らしい残飯を見て、顔を歪めた。腹は減っていたのだが、とても口を着ける気にはなれなかった。四つん這いで中華鍋を覗き込んでいる格好のまま、固まっている昌弘の後頭部に晴美の黒革ブーツの底が乗せられた。 「男奴隷、何をぼんやりしてるの、餌を早く食べなさい!それとも、まだ鞭が足りないのかい!」 晴美はそう叱りつけると、体重を掛けて昌弘の頭を踏みつけ、彼の顔を中華鍋の残飯に埋めた。昌弘は仕方なく、吐き気を堪えて顔面に押し付けられた残飯を食べ始めた。ご飯と味噌汁と、唾や歯形の付いた煮物が混ざってドロドロの残飯は、何とも表現出来ない酷い味で吐き気を催したが、晴美の鞭を恐れている昌弘は屈辱感を押し殺して心を無にし、何も考えないようにして機械的に口を動かし、残飯を咀嚼して飲み込んだ。 昌弘が犬の様に中華鍋の残飯を貪っているのを見た仲居達は、 「うわぁ、よくこんなものが食べられるわね…信じられない!」 「こいつはもう、人間を止めて犬になったのよ。最低ね!」 「晴美さんを襲って奴隷に落とされたんだから、まあ相応しい食事…いえ、餌よね」 と口々に蔑んだ。仲居達の軽蔑している声が昌弘の頭で空ろに響き、屈辱で体が震えた。仲居達は昌弘の不様な姿を目の当たりにして、彼に対する侮蔑の念を強くしたようだった。 昌弘が残飯を食べている間、晴美は紗友里と他の仲居達にスマホの動画を見せていた。紗友里と仲居達は、昌弘が犬の様に振る舞っている動画を見て、嬌声を上げた。 「キャハハ、何これ!犬みたいに片足上げて、おしっこしてるわ。恥ずかしくないのかしら?」 「その後に腰を振って、おしっこの雫を切っているの?最低よね!」 「男のくせにお尻を振りながら、犬の真似をして這い回っているのね…あそこをぶらぶらさせて、恥も外聞も無いんだわ」 「本当に犬みたいにチンチンして、あそこをぶらぶらさせるのを見せつけているわ…普通の男なら恥ずかしくて、絶対にしないわよ!」 中華鍋に顔を突っ込んでいる昌弘の耳に仲居達の侮蔑の声が響き、恥辱で顔から火が噴き出そうだった。晴美に地下室で強制された痴態を仲居達に見られた昌弘は、自分が既に彼女達からまともに人間扱いしてもらえないことが分かり、とことん落ち込んでしまった。 中華鍋の残飯を全部は食べきれない昌弘は顔を上げ、 「晴美様…もう、お腹いっぱいです」 と晴美に告げた。晴美は顔をしかめ、 「顔を残飯でべとべとに汚して、見苦しいわねぇ…男奴隷、地下室に戻るわよ!」 と言ってリードを引き、昌弘を連れて地下室に向かった。紗友里と仲居達も、急ぎ足でそれぞれの持ち場に向かった。四つん這いで階段を下りるのは大変だったが、晴美が手にしている鞭を恐れている昌弘は、転げ落ちそうになりながらも何とか下りきった。 地下室に入ると、晴美は昌弘に、 「男奴隷、トイレに入り、便器で顔を仰向けにおし!」 と命じた。昌弘が怪訝に思いながらも、命じられた通りに後頭部を和式便器に嵌めるような感じで仰向けになると、晴美は彼の顔を跨ぐように立った。晴美は何の恥ずかしげも無く、黒色短パンとパンティを一気に膝まで下すと、昌弘の顔にしゃがみ込み、 「私も催していたから、丁度いいわ…男奴隷、顔の汚れを洗い流してあげるよ」 と言って、勢いよく放尿した。黄色い奔流が昌弘の顔面を叩き、顔に付いていた残飯の汚れはある程度洗い流されたが、顔に女の尿を浴びせられた昌弘の精神は酷く傷つけられた。排尿を終えた晴美は、 「男奴隷、お前をトイレットペーパーに使ってあげるわ…ぼやぼやしてないで、お前の舌で私のここをきれいに舐めなさい!」 と命じた。顔中がアンモニア臭の強い晴美の尿でまみれた昌弘は、あまりの恥辱に身震いしながらも首をもたげて舌を伸ばし、尿で濡れている晴美の陰部を舐め始めた。昌弘の舌に尿の刺激的な味と強いアンモニア臭が拡がって、鼻の奥が熱くなり屈辱の涙が込み上げて視界がぼやけた。 昌弘の舌で後始末をさせていた晴美は、適当なところで立ち上がり、パンティと黒色短パンを引き上げ、 「男奴隷、うつ伏せになって、顔を便器にお入れ!」 と昌弘に命じた。既に逆らう気力すら喪失した昌弘が、のろのろと体の向きを変えて、顔を和式便器に入れた。すると晴美は、昌弘の頭を黒革ブーツで踏みつけて、彼の顔を和式便器の底に溜まっていた汚水に漬け、もう片方の足で排水レバーを踏み、便器に水を流した。激しい水流が昌弘の口と鼻に入り、彼はゲホゲホと咽て苦しんだが、とりあえず顔の汚れは完全に取れた。 晴美は黒革ブーツを昌弘の頭から外すと、首輪に繋がれているリードを引き上げ、彼の顔を上げさせた。 「顔の汚れは大体取れたわね…これで、顔をお拭き!早速、次の調教に取り掛かるわよ」 晴美は昌弘に古タオルを投げつけ、彼に顔を拭わせた。晴美がリードを引っ張り連れて行こうとすると、昌弘は思い詰めたような口調で、 「あ、あの、晴美様…卑しい私めにも、トイレをさせて下さいませ…」 と願い出た。晴美は少し首を傾げ、 「お前は朝起きてから、直ぐにおしっこしたんじゃないの?」 と尋ねると、昌弘は恥ずかしそうに、 「い、いえ、あの…大の方なんです…」 と恥ずかしそうに答えた。先程残飯を腹に入れたので、刺激を受けた腸がぜん動し、便意が高まっていたのだ。晴美は苦笑し、 「仕方ないわね…さっさと済ませるんだよ。言っておくけど、人間様みたいにしゃがんで用足しするのは許さないわよ。犬みたいに、四つん這いでしなさい!」 と酷い命令をした。昌弘は思わず顔を歪めたが、漏れそうな程に下腹が痛くなっていたので、急いで和式便器を跨ぐように四つん這いになり、晴美に見られながら大きな音を立てて排便した。 「ああ、汚い、臭いわね!臭いが拡がらないうちに、早く水をお流し!」 晴美に言われた昌弘は、急いでレバーを下げ、水を流した。 「お尻を拭くのは、仕方ないから、手を使っていいわよ…さっさとおし!」 晴美に見られながらの排便をした四つん這いの昌弘は、恥ずかしさで顔を真っ赤にしながらトイレットペーパーを手にし、肛門を拭った。昌弘が再度水を流して、使ったトイレットペーパーを流すと、 「男奴隷、トイレを済ませたのなら、こっちにおいで!」 と晴美は命じてリードを引っ張り、昌弘を大型犬用の檻まで連れて来た。檻の傍には、いつの間にか大きい段ボール箱が置かれていた。 「うふふ、朝食中に温泉主任が持って来てくれたのね」 晴美が段ボール箱を開けると、中には乗馬鞭・九尾鞭・手錠・革製の手枷足枷・ペニスバンド等、他にも色々な責め道具が入っていた。晴美はしゃがんで、四つん這いになっている昌弘の首輪からリードを外した。そして、段ボール箱から膝当てパットを二つ取り出し、昌弘に放り投げて、 「男奴隷、さっきは犬調教をしたから、今度は馬調教をするわよ…まずは、その膝当てをお着け。それが無いと、コンクリートで膝が擦り切れて、骨が出ちゃうからね」 と言った。昌弘は慌てて膝当てパットを両膝に着け、晴美に鞭打たれぬよう急いで四つん這いの姿勢に戻った。次に晴美は手綱付きのボールギャグを取り出し、四つん這いになっている昌弘の口にボールギャグを咥えさせ、その革ベルトを彼の後頭部に回してしっかりと固定した。晴美は手にしていた一本鞭を段ボール箱に納め、代わりに乗馬鞭を取り出した。 晴美は四つん這いになっている昌弘の背中に跨り、ボールギャグの手綱を左手で持つと、乗馬鞭を持った右手を振って彼の尻をピシリと打った。 「ウグゥッ」 焼け火箸を押し付けられた様な痛みで、ボールギャグの下からくぐもった悲鳴を上げた昌弘に、 「さあ、男奴隷、とっととお走り!」 と晴美は命じた。体格がよくて結構体重のある晴美を背にした昌弘は、手足を懸命に動かして、コンクリートの床をよたよたと這い進み始めた。しかし、痩せ型であまり体力の無い昌弘は、地下室の荷物を置いていない場所を一回りしただけで、手足に震えが来て、這い進むのが急に遅くなった。 「男奴隷、何をとろとろしてるの!これじゃ、馬どころか豚より遅いわよ。もっと速くお走り!」 晴美は昌弘の太腿に𠮟咤の一鞭をくれ、黒革ブーツの踵で下腹を小突き、速く進むように促した。太腿に鋭い痛みを感じ、見る見る赤い筋が浮き出て、昌弘は泣きたくなる思いで必死に手足を動かし、這い進んだ。しかしまだ、晴美の黒革ブーツに拍車が付いていなかったのは、昌弘にとって不幸中の幸いだった。昌弘は気力を振り絞って、夏の蒸し暑い地下室の中を這い回った。 「うふふ、男奴隷、私の馬にされて、自分の奴隷としての身分がよく分かるでしょう…服を着た私は人間として、お前の上に跨って気楽にくつろいでいる。裸のお前は家畜として馬にされ、私の下で辛い労働に苦しんでいる…私はお前を鞭打つけど、全く痛くない。お前は私に鞭打たれて、もの凄く痛い…私はいつでも止める自由がある。お前に止める自由は無い…男が女の奴隷にされるというのは、これ程惨めなものなんだよ。そして、一度女の奴隷に堕ちた男は、もうまともに女と目が合わせられず、女とは二度と対等な関係を築けなくなるのさ…言っておくけど、これはまだ序の口だよ。お前にはもっともっと、奴隷の身分と立場を思い知らせてやるからね…男奴隷、歩みが遅くなってるわよ!もっと速くお進み!」 背中を跨いでいる晴美に好き勝手言われて、乗馬鞭で尻を叩かれた昌弘は、口惜しさを押し殺し、涙を呑んで必死に手足を動かした。確かに晴美が言う通り、背中に跨られて鞭打たれ、家畜の馬扱いされて這い回っている自分の苦しさと惨めさが、昌弘に奴隷の自覚を促していた。 地下室の空いた場所を何周か回ると、昌弘の手足は疲労で痙攣が起きて、まともに這い進めなくなった。晴美は昌弘の尻と太腿を乗馬鞭で力強く打ち、 「男奴隷、とろとろしてないで、さっさとお進み!」 と叱りつけた。しかし、筋力に限界が来た昌弘は腕の肘が曲がってしまい、コンクリートの床にうつ伏せて潰れてしまった。昌弘の背中から立ち上がった晴美は、 「何を勝手に潰れてるのよ!お前は私を転げ落とすつもりなの!?」 と怒鳴って、うつ伏せている昌弘の尻を乗馬鞭で強く打ち据えたが、ボールギャグを咬まされた口からくぐもった悲鳴が漏れるだけで、とても動けそうになかった。 「仕方ないわね…」 独り言を呟いた晴美は、段ボール箱に乗馬鞭を納め、代わりに先程入れた一本鞭を取り出した。 「男奴隷、少し元気づけてあげるわ!」 晴美はそう言うと、うつ伏せている昌弘に一本鞭を振り下ろした。風を切った一本鞭が昌弘の背中に叩きつけられると、その強烈な激痛で、 「ムグオォーッ」 とくぐもった悲鳴が上がり、昌弘の体がコンクリートの床から跳ね上がった。 「横着に横になってないで、さっさと四つん這いにお戻り!」 晴美に命じられた昌弘は、焦って四つん這いの姿勢になった。再度昌弘の背中に跨った晴美は、左手で手綱を取り、一本鞭を持った右手を振ってコンクリートの床を叩き、地下室に鞭音を響かせた。
の男奴隷は、何か言いたいみたいよ」 晴美の黒革ブーツの下から、昌弘は何かを必死に訴え掛けているのだが、ボールギャグを咬まされているので、モガモガと意味の分からない音にしかならなかった。晴美は昌弘の頭から黒革ブーツを外し、しゃがんで彼の口元から手綱付きボールギャグを外した。 「男奴隷、言いたい事があるのなら、はっきりとお言い!」 昌弘はうつ伏せた体勢のまま、 「あ、あの…喉が渇いて…お願いです、水を…飲ませて…下さい…」 と息も絶え絶えに、精も根も尽き果てた口調で哀願した。夏の蒸し暑い地下室で、結構体重がある晴美を背にして、限界を超えて延々と這い回された昌弘は、脱水症状になったのではないかと恐怖を感じる程に、喉がカラカラに渇いていた。苦笑いを浮かべた晴美は、 「仕方ないわね…男奴隷、願い事を言う時は、寝そべったままじゃなく、土下座して言うものよ!その横着な態度は何だい!」 と叱りつけ、うつ伏せている昌弘の傍の床を一本鞭で叩いた。地下室に響く鞭音は、動けない筈の昌弘を震え上がらせ、彼は何とかよろよろと体を動かして、晴美の足元に土下座した。 「晴美様…お願い…します…み、水を…飲ませて下さい…」 かすれた声で必死に水をせがんでいる昌弘に、晴美は勝ち誇ったような声で命じた。 「男奴隷、顔をお上げ!」 昌弘が恐る恐る上体を起こすと、晴美は、 「顔を上向きにして、口を大きくお開き!」 と続けて命じた。昌弘が命じられた通りにすると、晴美はペットボトルに口を着けて、ミネラルウォーターを口に含むと、クチュクチュと口中でゆすいで、昌弘の開いた口に吐き出した。晴美の唾が混じってとろりとした水だったが、死ぬほど喉が渇いている昌弘は、夢中でありがたく飲み込んだ。今の昌弘には、痰壺代わりにされる屈辱を感じる余裕が無く、喉の渇きを癒す方が最優先だった。 「あ、あの…もう少し、水を恵んで下さい…」 昌弘に懇願された晴美が、再度ペットボトルに口を着けようとすると、女将の理恵が笑いを堪えた声でやんわりと注意した。 「晴美さん、男奴隷を少し甘やかし過ぎじゃないの?」 怪訝な表情で顔を向けた晴美に、理恵は笑顔で、 「男奴隷に人間様と同じ水を飲ませるなんて、つけ上がらせるだけよ…男奴隷には、もっと相応しい飲み物があるんじゃない?」 と謎掛けをした。晴美は何かを思いついたように、 「はい、すみません、女将さん…私としたことが、ついうっかりしていました…男奴隷、トイレにお行き!」 とまずは理恵にあやまってから、昌弘に命令を下した。そして、四つん這いでよろよろとトイレに行った昌弘に、晴美は酷い事を命じた。 「男奴隷、便器の水を犬みたいに舌で掬ってお飲み!」 これが、男奴隷に相応しい飲み物なのか…と思った昌弘は嫌そうに顔を歪めたが、喉の強い渇きもあって和式便器に顔を突っ込み、底に溜まっている水を犬みたいにピチャピチャと舌で掬って飲んだ。しかし、昌弘の考えはまだ甘過ぎた。晴美はスマホを腰のホルダーから取り出し、昌弘が犬みたいに便器の水を飲んでいる様子を動画撮影し始めた。昌弘が6、7回舌で水を掬って口にしたところで、 「男奴隷、顔をお上げ!」 と晴美は命じた。昌弘が顔を上げると、晴美は続けて、 「男奴隷、さっき私がお前の顔を洗ってあげたみたいに、便器で仰向けにおなり!」 と命じた。昌弘が後頭部を和式便器に嵌めるように仰向けになると、晴美はスマホを理恵に手渡し、 「女将さん、お手数ですが、撮影をお願いします」 と頼んだ。理恵は満面の笑みを浮かべて、頷いた。晴美は昌弘の顔を跨って立つと、黒色短パンとパンティを膝まで下し、彼を見下して言い放った。 「男奴隷、お前に相応しい飲み物を飲ませてあげるわ…口を大きく開きなさい!」 昌弘はさすがに自分が何を飲まされるのかを悟り、晴美へ必死に哀願した。 「そ、そんな、おしっこなんて、とても飲めません…どうか、そればかりはお許し下さい…」 しかし、晴美は昌弘の哀願を鼻で笑い、 「ふん、男奴隷の分際で、生意気言うんじゃないわよ!私のおしっこを飲まないのなら、一本鞭で体中をズタズタに打ち据えてやるからね…私のおしっこを飲むか、一本鞭で死ぬまで全身を打たれるか、好きな方をお選び!」 一本鞭と聞かされた昌弘は、震え上がった。 「さあ、どうするの?私のおしっこを飲む方がいいのか、一本鞭で打たれる方がいいのか…さっさと答えなさい!」 晴美に詰め寄られた昌弘は、泣き出しそうな震え声で答えた。 「の、飲みます…晴美様の…おしっこを…飲みます…」 「ふん、相変わらず言葉遣いがなってないわね!“飲みます”じゃなくて“喜んで戴きます”でしょう…まあ、私も催しているから、言葉遣いは後で躾けてあげるわ。男奴隷、口を大きくお開き!」 昌弘に口を開くよう命じた晴美は、彼の顔にしゃがみ始めた。先程顔の汚れを晴美の尿で洗い流される際には意識していなかったが、濃い陰毛に縁どられて赤くぬめっている陰唇が近づいて来るのを見て、自分を喰い殺して養分にしようとする妖怪が迫っているように思え、口を開けている昌弘に恐怖を感じさせた。晴美は、昌弘の口元から僅かな距離を取ってしゃがみ込むと、 「男奴隷、出るわよ…一滴もこぼすんじゃないわよ!」 と言って、彼の開いた口に目掛けて勢いよく放尿した。黄色い奔流が昌弘の口に注ぎ込まれ、彼は目を白黒させながら、晴美の尿を飲み続けた。アンモニア臭が強くて刺激的な味がする尿は、普通なら喉につかえてとても飲めないものだが、喉の強い渇きと鞭の恐怖が昌弘に飲むのを可能にさせていた。口中と鼻孔の奥までアンモニア臭を充満させ、喉を焼いて胃に重く溜まっていく尿は、自分が晴美の人間便器に落とされたのだと昌弘に思い知らせ、僅かに残っていた彼の自尊心を完全に粉砕した。 晴美は放尿を終えると、 「男奴隷、私のおしっこを飲み終わったら、いちいち言われなくても舌を使って後始末おし!」 と昌弘に命じた。昌弘は先程と同じ様に首をもたげ、舌を伸ばして尿で濡れている晴美の陰部を舐め始めた。舌に改めて尿の刺激的な味が拡がり、昌弘を更に惨めな気持ちにさせた。スマホで動画撮影している理恵は、 「男のくせに、よく女のおしっこが飲めるものね…普通の男なら、おしっこを飲むより、鞭の痛みに耐える方を選ぶわよ。お前は鞭の痛みから逃げて、女のおしっこを飲む方を選んだ最低の男、いえ最低の人間便器なんだわ…でもまあ、これで自分はもう人間の男ではなく、最低の男奴隷なんだと自覚出来たでしょうね」 と昌弘を酷く侮蔑した。理恵の侮蔑の言葉が、晴美の陰部を舐め続けている昌弘の耳に響き、彼の目から知らず涙がこぼれた。 昌弘に陰部を舐めさせていた晴美は、しばらくして立ち上がり、パンティと黒色短パンを引き上げた。 「男奴隷、顔を洗ってあげるから、便器に顔を突っ込むんだよ!」 晴美に命じられた昌弘が、のろのろと体の向きを変えて和式便器に顔を入れると、先程と同じく晴美は昌弘の後頭部を黒革ブーツで踏みつけた。そして、同じ様に排水レバーを踏んで水を流して昌弘の顔を洗い、彼を咽させて苦しめた。 晴美は昌弘の頭から黒革ブーツを外し、 「男奴隷、顔を上げて、これでお拭き!」 と言って、顔を上げた昌弘に古タオルを投げつけた。古タオルで濡れた顔と髪を拭いた昌弘は、晴美とまともに目が合わせられず、顔をうつむかせたままだった。昌弘は晴美の尿を飲まされたことで、体の内側から彼女に叩きのめされた気がして、精神的にも組み敷かれてしまい、完全に屈服してしまったのだった。理恵は晴美にスマホを返して、 「この男奴隷はもう、晴美さんの前では恥ずかしくて顔が上げられないみたい。何しろ、晴美さんのおしっこを飲んで、人間便器にまで落ちぶれたんだからね…晴美さん、この調子で男奴隷の調教を進めて頂戴。そろそろ仲居達が交代で休憩を取っている頃だから、“舐め犬”の訓練を始めてもいいんじゃないかしら?」 と言い残し、地下室を出て行った。 晴美は昌弘の首輪にリードを付けて、一本鞭と乗馬鞭を手にすると、 「男奴隷、今から仲居達の部屋に行くわよ!」 と言って、彼を1階に上がる階段へ引っ張って行った。 旧館1階北側にある12畳の広い和室が、住み込みの仲居達の寝室兼休憩室になっていた。部屋には30代の仲居が4、5人くつろいでおり、晴美が全裸に首輪だけで四つん這いになっている昌弘を連れて入ると、一斉に視線が向けられた。 黒革ブーツを脱いで畳敷きの部屋に上がった晴美は、昌弘を正座させると、 「みんな、この男奴隷が地下室でどんな恥ずかしいことをしたのか、ちょっと見て頂戴」 と声を掛けて、仲居達にスマホを手渡した。スマホの動画を見た仲居達は、 「何よ、こいつ!?便器の水を、犬みたいにピチャピチャ音を立てて飲んでいるわよ!信じられない!」 「それどころか、晴美さんのおしっこまで飲んでるじゃないの!本当に人間便器だわ!」 「おしっこを飲んだ後、晴美さんのあそこを舌で後始末してるの!?まるで、人間ウォシュレットね!」 と驚いて、口々に呆れた声を発した。仲居達は、改めて昌弘に対する侮蔑の念を強めたようで、彼女達の声を聞いた昌弘は恥辱で顔を紅潮させて、体を震わせた。 仲居達からスマホを返してもらった晴美は、 「それで、みんなに頼みがあるの。この男奴隷は女性客への特別サービスで、“舐め犬”として貸し出す予定なんだけど、未経験で舌の使い方がなってないと思うの…だから、みんなに舐め犬として使ってもらって、女性客が満足するように舌奉仕の訓練をして欲しいのよ。お願い出来るかしら?」 と仲居達に頼んだ。仲居達が嫌と言う訳が無く、彼女達から嬌声が上がった。 「それは勿論、仲居頭の晴美さんから頼まれたら、嫌とは言えないわよね」 「最近、男日照りで体が疼いていたから、喜んで協力させてもらうわ」 「それで、誰からにする?ジャンケンで決めようか?」 仲居達は、はしゃいだ声で晴美に返事をして、ジャンケンを始めた。そして、ジャンケンに勝った仲居が、隅にある鏡台の椅子を持って来た。彼女は着物の裾を捲ってパンティを脱ぎ捨て、椅子に座って脚を開いた。晴美はリードを引いて、昌弘を椅子に座っている仲居の前に連れて来た。晴美は、脚を開いて座っている仲居にリードの端と乗馬鞭を手渡し、 「もし、舌の使い方が悪かったら、この鞭で厳しく指導してやってね」 と告げた。晴美に頷いた仲居は早速リードを引いて、四つん這いになっている昌弘の顔を自分の股間に引き寄せ、 「男奴隷、さっさと舐めるんだよ!」 と命じた。昌弘は屈辱で身震いしながらも、自分の顔を着物の捲れた裾から仲居の股間に近づけた。黒い繁みに縁どられた陰唇から饐えたような女の臭いが鼻につき、昌弘は泣きたくなったが、それでも思い切って舌を伸ばし舐め始めた。晴美は楽しそうに、昌弘が舌奉仕する様子をスマホで動画撮影し始めた。 昌弘が懸命に舌を這わすと、仲居も感じてきたのか、陰唇から臭いの強い淫液が止めどなく湧き出て来た。仲居は更にリードを引き、昌弘の顔を自分の陰部に密着させたので、昌弘は息をするために嫌でも臭い淫液を吸い取らなければならなかった。淫液を吸いながらも必死に舌を動かしている昌弘の背中へ、不意に乗馬鞭の一撃が襲った。 「うぐぅっ」 見る見る背中に赤い筋が浮き出て、思わず呻き声を漏らした昌弘の頭上から、仲居の厳しく指導する声が降って来た。 「ちょっと、男奴隷、ただ舐めるだけじゃ、能が無いでしょう!これじゃ、女性客が満足しないわ。ちゃんと、唇も使うのよ。唇でクリトリスを吸って、吸いながら舌先で丁寧にお舐め!」 背中に焼け火箸を押し付けられたような痛みと、度を越えた屈辱に、昌弘の目から涙がこぼれた。しかし、昌弘は仲居の指導通りに彼女の突き出てきたクリトリスを唇で挟んで吸い、舌先でつつくように舐めた。しばらくその行為を続けていると、 「ううん、いいわよ、その調子…」 と仲居は言って、リードの端と乗馬鞭を手放し、両手で昌弘の髪を掴んで引き寄せ、彼の顔面を自分の陰部に強く押し付けて、腰をくねらせた。その様子を見ていた他の仲居達は、待ちきれないように着物の裾を捲って、パンティを畳の上に脱ぎ捨てた。 最初の仲居が絶頂に達して満足し、よろけた足取りで立ち上がると、次にやや年増の仲居が直ぐ椅子に座って脚を広げた。全裸で四つん這いの昌弘が、泣きたい思いで顔を椅子に座った仲居の股間に近づけようとすると、 「男奴隷、ちょっと、お待ち!」 と晴美から声が掛かった。昌弘が怪訝な面持ちで晴美に顔を向けると、 「そんなベトベトした汚い顔で、次の人に舌奉仕するつもり?礼儀がなってないわね!」 と晴美は言って、ウェットティッシュを何枚か重ねて使い、女の淫液にまみれている彼の顔を乱暴に拭った。 「お前は団体女性客の舐め犬に使われるんだから、次の人に舌奉仕する前に、自分で顔を拭ってきれいにしておくのが礼儀であり、常識と言うものよ!それも分からないなんて、本当に低脳な男奴隷だね!」 「は…はい、分かりました…以後、気を付けます…」 晴美に厳しく注意された昌弘は内心、どんな礼儀と常識なんだと思いながらも、素直に返事するしかなかった。 「もういいから、さっさと次の人に舌奉仕おし!」 晴美に命じられた昌弘は、屈辱で胸が張り裂けそうになりながらも、リードと乗馬鞭を手にした次の仲居の股間に顔を埋めた。前の仲居とはまた違った陰部の強い臭いが鼻につき、人によって臭いが違うんだなと、昌弘はぼんやりと思った。昌弘が舌を伸ばして仲居の陰部を舐め始めると、直ぐに陰唇から淫液が湧き出て来た。昌弘が口元を淫液でベトベトにしながらも、しばらく舌奉仕を続けていると、急に背中を乗馬鞭で鋭く打たれた。 「ぐわぁっ」 悲鳴を上げた昌弘に、仲居はきつい口調で注意した。 「男奴隷、舐めるだけじゃ、女は満足しないのよ!舌を硬く尖らせるようにして、膣に挿入おし!それから内側の襞を舐め回すように、舌を動かしなさい!」 昌弘は背中を鞭打たれた痛みと、女から好き勝手に命令されて舐め犬使われる屈辱に、死にたい気分になった。しかし、次から次へと溢れ出す臭いの強い淫液で咽返りそうになりながらも、舌に力を込めて膣に挿入して動かした。人によって性感帯が微妙に異なるようで、前の仲居とは舌奉仕の具体的な指示がかなり違っていた。晴美は笑顔を浮かべて、スマホの動画撮影を続けていた。 ようやく部屋にいる仲居達全員の舌奉仕が終わった時、昌弘は疲労困憊となり肩で息をしていた。おまけに仲居達から振る舞われる指導の鞭で、昌弘の背中は赤い筋だらけになり、ひどく痛んでいた。休憩時間が終わった仲居達がパンティを穿き、部屋を出て行くと、入れ替わりに休憩時間になった仲居達4、5人が入って来た。先程と同じ様に、晴美はスマホの動画を仲居達に回覧し、昌弘を“舐め犬”として訓練するよう頼んだ。喜んだ仲居達は嬌声を上げたが、昌弘は顔を青ざめた。 「あ、あの、晴美様…もう舌が痛くて、うまく動かせそうもありません…今日はもう、これ位でお許しを…」 昌弘は、晴美の足元で土下座して哀願したが、返事は彼の背中で炸裂した一本鞭の打撃だった。 「ギャアァーッ」 乗馬鞭より数段強烈な激痛を生じさせる一本鞭を受けた昌弘は、絶叫を上げて体が跳ね上がり、畳へ横に倒れた。晴美は横倒しになった昌弘の頭を踏みにじり、 「男奴隷の分際で、何を甘えているの!団体客ってのは4、5人だけじゃなく、30人以上の場合だって珍しくないんだよ!たかだか、あの程度の人数で音を上げていたら、とても団体女性客相手の舐め犬なんて務まらないわよ!」 と叱りつけた。昌弘は晴美の足下で悔し涙をこぼしながら、屈辱で身震いすることしか出来なかった。 晴美は昌弘の頭から足を外し、 「男奴隷、さっさと舐め犬におなり!みなさん、お待ちかねなのよ!それにこれは、お前の舌奉仕の練習だけじゃなく、舌の耐久訓練も兼ねているんだからね!」 と言いつけた。晴美は、既にパンティを脱いで椅子に座っている仲居に、昌弘の首輪に繋がっているリードと乗馬鞭を手渡した。それから、一本鞭を空中で一閃して派手な鞭音を響かせ、 「男奴隷、早くおし!それとも、まだ鞭が足りないの!?」 と畳で倒れている昌弘に命じた。鞭音を聞かされた昌弘は、恐怖で全身に鳥肌を立てながら慌てて四つん這いになって、座って脚を開いている仲居に這い寄り、彼女の股間に急いで顔を突っ込んだ。 昌弘が部屋にいる仲居達全員の舌奉仕を終えた時には、既に昼食の時間を少し過ぎていた。晴美はリードを引っ張り、疲れ果てている昌弘を従業員用の食堂に連れて行った。四つん這いでよろよろと晴美の後をついて行く昌弘は、酷使された舌の付け根の痛みで食事、いや残飯の餌が食べられるかどうか、全く自信が無かった。 食堂に入った晴美は、朝食時と同じ様に昌弘を食堂の隅で正座させ、テーブルに着いて昼食を摂った。晴美は昼食を摂っている間、既に昼食を済ませた紗友里や仲居達にスマホを回し、昌弘が痴態を晒している動画を回覧させた。 「へぇー、この男奴隷は、便器の水を犬みたいに飲むのね…最低!」 「それだけじゃなく、晴美さんのおしっこも飲んでるわよ!信じられない!その後、晴美さんのあそこを舐めて、後始末してるわ!」 「こいつはもう、人間じゃないわね…汚らわしい最低の人間便器よ!」 「でも、ウォシュレットにも使えるなんて、結構便利そうじゃない?私にも使わせてもらおうかしら」 「あらあら、他の仲居達の舐め犬にもなっているわ…口が女の下半身専用だなんて、呆れた男奴隷ね。最低よ!」 食堂の隅で正座している昌弘の耳に、紗友里と仲居達が口々に発している侮蔑の言葉が響き、彼は恥辱で顔を真っ赤にして体を小刻みに震わせた。特に、憧れている紗友里の自分に対する侮蔑の念が一層強まったのを感じた昌弘は、鼻の奥が熱くなり、目に涙が込み上げて来た。 晴美は昼食を済ますと朝食の時と同じ様に、残飯入れのポリバケツの所まで昌弘を呼びつけ、彼の前に古い中華鍋で掬った残飯を置いた。昌弘が残飯入りの古い中華鍋に顔を近づけると、 「男奴隷、ちょっとお待ち!」 と晴美から声が掛かった。四つん這いの雅治が些か怪訝な表情で顔を上げると、晴美は残飯が入っている中華鍋を跨ぎ、仲居達が見ているのにも構わずに黒色短パンとパンティを膝まで下してしゃがみ、勢いよく放尿を始めた。愕然としている昌弘の目の前で、中華鍋に晴美の尿がどんどん溜まっていった。 放尿を終えた晴美は、中腰になってリードを引っ張り、雅治の顔を自分の股間へ引き寄せた。 「男奴隷、いちいち言われなくても、舌を使って後始末するようにと、私は言ったわよね…もう忘れたのかい、この低脳!」 晴美に叱られた昌弘は、泣く泣く舌を伸ばして、尿で濡れた陰部を舐め始めた。 「うわぁ、さっきの動画みたいに、晴美さんのあそこを本当に舐めてるわ!」 「よくまあ、おしっこで濡れているあそこを舐められるわね…最低の変態!」 「犬でも、こんな事しないわよ…この男奴隷は、犬畜生以下だわ!」 舌に拡がるアンモニア臭が強い尿の刺激的な味と、周囲から浴びせられる仲居達の嘲りが、昌弘の心を酷く傷つけた。しかし、晴美からのお仕置きの鞭を恐れている昌弘は、体中を突き刺すような軽蔑の視線を痛い程感じながらも、晴美の陰部に舌を這わせるしかなかった。 「こんな変態の男奴隷が、大学で同じゼミの同級生だなんて…世間に知られたら恥ずかしくて、もう外に出られないわ」 憧れている紗友里からの侮蔑の言葉が、昌弘の胸に深く突き刺さり、彼の目に涙を浮かばせた。今の昌弘にはもう、紗友里とまともに目を合わせることすら出来なくなっていた。 晴美は適当なところで昌弘の顔を自分の陰部から引き離し、パンティと黒色短パンを引き上げた。そして昌弘に、 「男奴隷、私が特別サービスで餌に味付けしてあげたんだからね、ありがたくお上がり!」 と命じた。四つん這いになっている昌弘は、残飯入りの中華鍋に恐る恐る顔を近づけたが、まず尿の強いアンモニア臭が鼻をつき、ただでさえ汚らしい残飯が晴美の尿に浸されているのを目の当たりにして、とても口を着ける気にはなれなかった。 朝食時と同じ様に、四つん這いで中華鍋を覗き込んで固まっている昌弘の後頭部に、一本鞭を手にした晴美の黒革ブーツの底が乗せられ、 「男奴隷、いい加減に奴隷の覚悟を決めて、奴隷に相応しい餌を食べなさい!」 と言われて踏みつけられた。晴美は、尿に浸された残飯に顔を埋められた昌弘に、 「せっかく私が味付けしてあげた餌を食べようとしないのなら、全身がズタズタになるまで鞭打ってやるからね!」 と言って一本鞭を空中で一閃させ、食堂に大きな鞭音を響かせた。鞭音を聞かされた昌弘は慌てて口を動かし、晴美の尿に浸された残飯をガツガツと食べ始めた。最早、味と呼べる代物ではなかったが、晴美の一本鞭に怯えている昌弘は吐き気を堪え、ただひたすら機械的に咀嚼して飲み込むことに専念した。昌弘が残飯を食べ始めたのを確認した晴美は、満足そうに微笑んで、彼の頭から黒革ブーツを外した。 「わあー、おしっこを掛けられた残飯を、本当に食べてるわよ!信じられない!」 「おしっこまみれの残飯なんて、豚でも食べないわよ。この男奴隷は、豚以下だわ!」 「こいつはもう、豚にも劣るうじ虫よ!おしっこの残飯でも平気で食べるくらいだから、肥溜めの中で蠢いているのがお似合いよ!」 周りで見ている仲居達の嘲りと罵声が、尿に浸された残飯を必死に貪っている昌弘の頭で空ろに響いた。 「あーあ、この男奴隷が大学の同級生だなんて、私の黒歴史だわ…恥ずかしくて、とても人には言えないわよね…」 憧れている紗友里の呆れ果てたような声が、昌弘の胸を深く傷つけて、彼の目から涙がこぼれた。一本鞭で打たれる方より、尿に浸された残飯を食べる方を選んだ意気地なしの自分を、昌弘は深く恥じていた。しかし、一本鞭に怯え切っている昌弘は、悔し涙を流しながら尿まみれの残飯を食べ続けるしかなかった。 晴美は、残飯を食べる昌弘を見物している仲居達に話し始めた。 「地下室でこの男奴隷が、喉が渇いたと言ったので、私が口をゆすいだ水を飲ませたら、男奴隷にはもっと相応しい飲み物があるって、女将さんからたしなめられちゃったのよ…だから、この男奴隷は人間便器にして、飲み物は女のおしっこだけにするつもりなの。私のおしっこだけじゃ、多分足りないと思うから、みんなもこいつを人間便器に使って、協力してもらえないかしら?」 仲居達は、歓声を上げた。 「勿論、喜んで協力させてもらいます」 「仲居頭の晴美さんから頼まれたら、誰も断りませんよ」 「男奴隷におしっこを飲ませるなんて、面白そうだわ」 「あの…おしっこだけじゃなく、大きい方も食べさせていいんですか?」 晴美と仲居達の話を聞いた昌弘は、尿まみれの残飯を食べながら顔を青ざめさせた。しかし、晴美は苦笑して、 「本当は大便も食べさせたいんだけど、腎不全等の内臓疾患を起こして使い物にならなくなるから、おしっこだけで我慢して頂戴…ただ、大を済ませてからトイレットペーパー代わりに、お尻を舐めさせて後始末させる位は構わないわ。他に人間痰壺として唾や痰を飲ませたり、ナプキンやタンポン代わりに生理の経血を飲ませるたりするのもOKよ」 と答え、仲居達に再度歓声を上げさせた。傍で残飯を食べながら聞いていた昌弘は、おぞましさで身の毛がよだったが、大便を食べさせられないのは不幸中の幸いと思うしかなかった。昌弘はひどく落ち込み、自分が奈落の底に落ちていくような気分になった。 残飯の餌を食べ終わった昌弘は、地下室に戻されて朝と同じ様に、晴美から和式便器で顔を洗われた。晴美は昌弘を大型犬用の檻まで引っ張り、彼を檻の中に入れると、扉を閉めて施錠した。 「男奴隷、お前を可愛がってくれるお客さんがそろそろ着く頃だから、しばらく待ってなさい」 晴美は昌弘にそう言い残して、地下室を出て行った。檻の中で一人取り残されて膝を抱えた昌弘は、暗い考えが頭の中でぐるぐると堂々巡りしていた。 (もう、自分に女性客をつけるつもりなのか…その女性客に対して、さっき仲居達にさせられた様な舌奉仕させるのか…ひょっとしたら、人間便器にされて、おしっこを飲まされるのかもしれない…奴隷調教が始まって、まだ半日しか経ってないのに、体中傷だらけで心身共にボロボロだ…こんな調子で、身体と精神がいつまで正常に保てるのだろうか…) 昌弘が暗い顔で考え事をしていると、階段からコツコツと靴音がした。昌弘が階段の方に目を向けると、大きなスポーツバッグを持った晴美が、二人の女性を連れて地下室に入って来た。一人は晴美より少し年長の40代手前位の年齢で、派手な化粧をした少し面長の目鼻立ちがはっきりとした色白美人で、鮮やかなサマードレス姿だった。もう一人は20代前半位で日に焼けた小麦色の肌をしており、目が大きく卵型の顔をした可愛い印象の美人で、黄色Tシャツにライトグリーン色のホットパンツ姿だった。二人とも良いスタイルをしており、晴美と同じ位に背が高かった。 スポーツバッグを床に置いた晴美は、昌弘が入っている檻の鍵を外し、扉を開いて命じた。 「男奴隷、さっさと出て来なさい!」 昌弘は檻から這い出て、晴美の足元で正座した。 (客室じゃなくて、地下室に女性客を連れて来るのか…今から、どうするつもりだ?一体、自分に何をさせるつもりなんだ?) 内心あれこれ考えている昌弘に、晴美が声を掛けた。 「男奴隷、お前にお客さんを連れて来たわ…お客さんと言っても、お前がSⅯショーに出演出来るように、今から躾けてくれる調教師のお二人だけどね。こちらが、都内でSⅯクラブを経営している琴絵さんで、時々SⅯショーを開催しているわ。隣は琴絵さんのクラブで働いている美緒さんよ…男奴隷、ちゃんと御挨拶おし!」 晴美は、年長の女性が琴絵、若い方が美緒と昌弘に紹介した。昌弘は二人の女性に向かって土下座し、恥ずかしそうに、 「男奴隷の昌弘といいます…よろしくお願いします…」 と挨拶した。すると、晴美は土下座している昌弘の頭を黒革ブーツで踏みつけ、ぐりぐりと踏みにじりながら、 「何よ、その挨拶は!男奴隷に名前なんて必要無いわ。男奴隷の分際で、人間様みたいに名乗るんじゃないわよ!それに、“よろしくお願いします”じゃなくて、“お手数で申し訳ございませんが、この卑しい私めにご調教を施して下さいませ”とか言うものよ。これじゃ、私の調教と躾が疑われるわ!」 と叱りつけた。昌弘は屈辱で体が震えたが、 「お、お手数で…申し訳ございませんが、こ、この卑しい私めに…ご調教を施して…下さいませ…」 とつっかえながら、晴美の黒革ブーツの底から苦し気な声で奴隷の挨拶をした。晴美が昌弘の頭から黒革ブーツを外すと、琴絵が明るく笑って晴美に話し掛けた。 「アハハ、晴美ちゃんは昔と変わらず、奴隷の礼儀に厳しいわね…いつでも、こちら側の業界に戻れるんじゃない?」 晴美は少し照れたような顔をして、 「いやだわ、琴絵さん…私はブランクが長すぎて、もう無理ですよ。それよりSⅯショーでこの男奴隷がお客様の前でしくじって、旅館が恥をかかないよう、念入りに調教して下さいね」 と答えた。二人の会話を聞いた昌弘には、晴美が以前SⅯクラブで働いていたことが分かった。道理で自分を鞭打ったり、辱めて精神的に追い込んでいくのが堂に入っていた訳だ。琴絵は、晴美に調教の進捗状況を尋ねた。 「それで、この男奴隷の調教は、どの程度進んでいるの?体中に鞭打ちの痕があるけど…」 「そうですね…午前中に犬調教と馬調教を駆け足で済ませて、とりあえず聖水と舐め犬の訓練はしましたね。舐め犬訓練は、仲居達に協力してもらいました。奴隷調教を始めて半日なので、まだそれくらいしか…」 晴美の返事を聞いた琴絵は、些か驚いたように目を見開いた。 「たった半日でそこまで仕込むなんて、さすがは伝説の晴美女王様だわ。これなら、いつでもカムバック出来るわね…晴美ちゃんが急にいなくなった時は、SⅯクラブに通い詰めていた多くのマゾ男達が嘆き悲しんだものよ…」 「琴絵さん、昔の話はそれぐらいで…早速ですが、この男奴隷の調教を始めて下さいよ」 晴美が些か恥ずかしそうに琴絵を促すと、琴絵は、 「それもそうね、遊びに来たんじゃないし…美緒ちゃん、着替えて準備しましょう」 と傍らの若い美緒に声を掛けた。琴絵と美緒は、奴隷にされた昌弘を犬猫の類と同等に見なしているのか、彼の目を一切気にせずに、晴美が持ち込んだ大きなスポーツバッグから衣装を取り出して着替え始めた。 サマードレスを脱ぎ、下着も取って一旦全裸になった琴絵は、黒革コルセットで腹部を引き締め、黒色の網タイツを穿いて黒革コルセットで吊ってから、黒色パンティを穿いて黒色ブラジャーを着けた。白色パンプスから履き替えた膝上の本革ハイヒールブーツも黒色で、黒で統一したドミナファッションは、年長で色白の琴絵に凄く似合っていた。 若い美緒も服と下着を脱いで全裸となり、レオタードみたいな赤色レザーのボディスーツを着て、サンダルから赤色ニーハイブーツに履き替えたミストレススタイルになった。小麦色の肌をした美緒には、原色の赤が実に映えていた。 晴美は昌弘の首輪にリードを取り付けると、琴絵にリードの端を手渡し、 「それじゃ琴絵さん、お願いしますね」 と言って、少し離れた。琴絵は傍らの美緒に、 「美緒ちゃん、鞭を取って頂戴」 と言って、彼女にスポーツバッグから愛用の一本鞭を取り出させた。一本鞭を手にした琴絵は、空中で素早く振って鞭音を地下室に響かせ、 「男奴隷、調教前にご挨拶をおし!」 と床に正坐している昌弘に命じた。鞭音を聞かされた昌弘は震え上がり、直ちに琴絵の足元にひれ伏して、彼女のハイヒールのつま先に何度も奴隷のキスを繰り返しながら、 「は、はい、琴絵様…どうか、卑しい私めに…ご調教を施して…下さいませ…」 と卑屈に挨拶した。琴絵は晴美に顔を向け、 「晴美ちゃん、この男奴隷を余程酷く鞭打ったのね…鞭音を聞かせるだけで、こんなに怯えているわ」 と言って、微笑んだ。晴美も微笑んで、返事をした。 「ええ、まあ…奴隷の躾は、最初が肝心ですから…」 「まあ、男奴隷の躾は大体済んでいるみたいね…ところでこの男奴隷は、聖水をこぼさずに飲めるの?SⅯショーの舞台で聖水をこぼしたら、ちょっと興醒めだから…」 晴美は、少し困ったような声で答えた。 「一応、聖水は吐かずに飲むよう鞭で躾けましたが、100%こぼさないかと訊かれると、ちょっと自信が無いですね」 「まあ、まだ半日の調教だから、仕方ないわね…それについては、私が急いで躾けるようにするわ。先にアナル調教から始めましょう…美緒ちゃん、用意して」 琴絵に指示された美緒は、スポーツバッグから医療用の薄いゴム手袋とローションを取り出し、琴絵が手にしていた一本鞭と引き換えに手渡した。琴絵はゴム手袋を着けると、足元でひれ伏している昌弘に、 「男奴隷、四つん這いになって、後ろをお向き!」 と命じた。昌弘は、命令通り四つん這いになって向きを変えて、尻を琴絵に向けた。琴絵はローションをゴム手袋にたらして、ぬるぬるにしていると、晴美が口を出した。 「琴絵さん、ちょっと待って下さい!アナル調教するなら、先にこの男奴隷の直腸洗浄をしておかないと…男奴隷、ちょっとおいで!」 晴美はリードを手にし、四つん這いの昌弘をシャワー室に引っ張って行った。 「私としたことが、ついうっかりしてたわ。さすがに、晴美ちゃんは気が利くわね…美緒ちゃんも、晴美ちゃんくらい気を回さないとダメよ」 「…はい」 琴絵に晴美と比べられた美緒は、少しばつの悪い顔をした。晴美は四つん這いの昌弘をシャワー室に連れ込むと、リードが濡れないように外して、外に放った。晴美はシャワーヘッドを外し、 「男奴隷、そのまま動くんじゃないよ!」 と命じた。昌弘の後ろに回った晴美は、しゃがんで彼の尻たぶを手で広げ、肛門にシャワーホースの先端を宛がった。神経が集中している肛門にシャワーホースの先端が押し付けられた昌弘は、反射的に肛門を窄めた。すると、晴美は左手で昌弘の陰嚢を掴み、じわりと握り締め、 「男奴隷、力をお抜き!言う事を聞かないのなら、睾丸を握り潰してやるわよ!」 と脅した。男にしか分からない強い痛みを股間に感じた昌弘は、止む無く括約筋を意識して緩めた。晴美は直ぐに右手でシャワーホースの先端を昌弘の肛門に深く突っ込んだ。 「アヒィッ」 思わず悲鳴を漏らした昌弘に構わず、晴美はコックを捻って彼の直腸にぬるま湯を流し込んだ。昌弘の下腹は、カエルの様に見る見る膨らんできた。晴美はコックを締めてぬるま湯を止め、 「男奴隷、絶対に漏らすんじゃないわよ!もし漏らしたら、鞭で打つからね!」 と昌弘に釘を刺して、彼の肛門からシャワーホースを引き抜いた。しかし、漏らすなと言われても、直腸にぬるま湯を流し込まれた昌弘は、自分の意志ではどうにもならない程に便意が急激に高まり、脂汗が浮かんできた。昌弘がシャワー室で直ぐに漏らしそうなのを見て取った晴美は、 「男奴隷、特別に二本足で歩くのを許してあげるから、隣のトイレに行って、排便しなさい!」 と命令して、彼をトイレに行かせた。顔を苦し気に歪めた昌弘は、括約筋に全神経を集中させて力み、よろめいた足取りで何とか隣のトイレに入った。昌弘が和式便器に跨ってしゃがんだ瞬間、肛門から音を立てて多量の軟便が噴出した。昌弘の後をついて来た晴美は、 「汚いわねぇ…臭いが拡がらない内に、早く水を流しなさい!」 と命じて、彼に水を流させた。漏らさないで、何とか排便を済ませてほっとした昌弘は、肛門にシャワーホースを突っ込まれて直腸洗浄されたり、排便を見られたりした恥ずかしさを今更ながら感じて、顔を紅潮させた。 「排便が済んだら、シャワー室に這ってお戻り!」 晴美に命じられた昌弘は這ってシャワー室に戻り、一緒に戻った晴美は、排便で汚れた彼の肛門周辺をぬるま湯で洗い流した。それから、再度肛門にシャワーホースを挿入して、ぬるま湯を直腸に注入した。昌弘の下腹が膨らんでくると、晴美はシャワーホースを引き抜き、 「男奴隷、はらわたのお湯をお出し!」 と命じて、彼の肛門から些か茶色に濁ったぬるま湯を噴出させた。晴美はその行為をもう一度繰り返し、昌弘の肛門から噴出するぬるま湯が透明になったのを確認して、シャワーホースにシャワーヘッドを取り付け、フックに戻した。それから晴美は、古タオルで昌弘の濡れた下半身をざっと拭い、 「ほら、琴絵さんと美緒さんがお待ちかねよ。さっさとお行き!」 と命じて昌弘の尻を蹴り、早く行くよう促した。昌弘は屈辱で身震いしながら、琴絵と美緒が立っている所まで這い進んだ。昌弘が琴絵と美緒の前で四つん這いになっていると、頭上から琴絵の声が掛かった。 「待ちかねたわよ、男奴隷…ところで、私が今からお前をアナル調教してあげようというのに、一言の挨拶も無いの?」 さっと顔が青ざめた昌弘は、慌てて琴絵の足元にひれ伏し、 「こ、琴絵様、この卑しい私めにご調教を施して戴けるなんて、身に余る光栄でございます。何とぞよろしくお願い致します」 と奴隷の挨拶をした。琴絵は笑みを浮かべ、 「少しは、奴隷としての口の利き方を覚えたようね…男奴隷、後ろを向いて、額を床に着け膝を立てて、お尻をお上げ!」 と命令した。昌弘は命じられた通りの屈辱的な姿勢を取ったが、全く無防備な股間に琴絵と美緒の視線を痛い程感じ、羞恥心で顔を赤くした。琴絵はしゃがむと、ローションが付いている薄いゴム手袋を着けた手で昌弘の尻たぶを広げ、彼の肛門を確認した。 「ふ~ん、痔持ちじゃないし、今まで弄った痕は無いわね…きれいなもんだわ」 琴絵は、独り言みたいに確認結果を呟いた。肛門を琴絵にじっくり見られた昌弘は恥ずかしさの余り、顔から火が噴きだす程に赤くなって身震いした。晴美はスマホを取り出し、琴絵が昌弘を調教する様子の動画撮影を始めた。 琴絵は美緒に指示して、昌弘の肛門にローションを塗らせた。それから右手の中指先端を昌弘の肛門に宛がい、ゆっくりと挿入していった。 「ヒイィッ」 昌弘は異様な感覚に思わず短い悲鳴を上げ、肛門を窄めた。すると、琴絵は晴美と同じ様に左手で昌弘の陰嚢を掴み、じわりと握り締めて命じた。 「男奴隷、睾丸を握り潰されたくなかったら、力をお抜き!力んだら、指が入らないでしょう!」 昌弘は泣きたくなる思いで、括約筋を緩めた。肛門が緩くなった途端、琴絵は右手中指を一気に付け根まで挿入した。 「アウゥッ」 昌弘は、又も短い悲鳴を上げた。ローションで滑りが良くなっているので、それ程痛い訳では無かったが、それでも肛門に異物が挿入されるのは不快な感覚だった。 「まずは、男奴隷の性感帯を刺激して、発達させてあげないとね…」 独り言を呟いた琴絵は、昌弘の肛門に挿入した中指を曲げ、何かを探るように直腸の内襞を撫で始めた。直腸をかき回されるような異様な感覚に、昌弘の口から呻き声が漏れた。琴絵の中指は何かを探り当てた様で、直腸のある一点を執拗に撫でて刺激した。 「大体、ここら辺だね…男奴隷、感じるかい?」 「アウワァッ」 昌弘は、背骨に電流が走って下半身が痺れるような、今まで体験した事が無い刺激を受けて、琴絵の問いに呻き声でしか返事が出来なかった。中指を小刻みに動かしている琴絵は、体を震わせて感じている昌弘に、 「うふふ、男奴隷、こんな感覚は初めてでしょう?前立腺を刺激されると、どんな男でも感じて悶えてしまうのよ。もう少し続けたら、射精してしまうわ」 と楽しそうに説明した。 琴絵はしばらく前立腺を刺激していたが、不意に中指を引き抜き、昌弘に切なそうな吐息を出させた。次に琴絵は、人差し指と中指を2本同時に、昌弘の肛門に挿入しようとした。 「男奴隷、力を抜いて、お尻を緩くしておくんだよ。力んだら、肛門が裂けてしまうからね」 2本の指が挿入された昌弘は、肛門を窄めたくなる衝動を抑えるのに、とても苦労した。琴絵は、2本の指を無理に深く挿入しようとはせず、肛門の浅い付近で出し入れを繰り返した。昌弘の肛門が2本の指に慣れてくると、琴絵は人差し指と中指に薬指を足し、3本の指を使って昌弘の肛門を責め始めた。 「ああっ、琴絵様、もうお許しを…肛門が裂けてしまいます…」 さすがに肛門が裂けそうな痛みを感じた昌弘は、琴絵に許しを請うた。しかし琴絵は、 「男奴隷、何を甘えてるの!本当なら、産婦人科で使われる産道拡張用バルーンで、お前の肛門を無理やり広げて括約筋を断裂させ、ガバガバにして生涯垂れ流しにさせてやるところよ!お前の奴隷調教は今日が初めてというから、私が指で徐々にお前の肛門を広げてやってるのに…これ以上好き勝手言うのなら、お前の肛門に腕ぐらい太い特注ディルドゥを力づくで無理やり突っ込んでやるからね!」 と怒鳴って、昌弘の懇願を一蹴した。昌弘は震え上がって黙り込んだが、実際に琴絵は3本の指を深くは挿入せず、捻じる様に浅く出し入れして、彼の肛門を念入りにほぐしていた。 肛門を琴絵にまじまじと観察され、指で弄られる昌弘の恥ずかしさは極限に達していたが、彼が辱められるのはこれからが本番だった。昌弘の肛門が十分にほぐれたと判断した琴絵は指を引き抜き、立ち上がってゴム手袋を外し、美緒に声を掛けた。 「美緒ちゃん、初心者用のペニスバンドを取って頂戴」 美緒はスポーツバッグからペニスバンドを取り出し、琴絵に手渡した。琴絵がペニスバンドを装着すると、直ぐに美緒はそのペニスバンドのディルドゥ部分にローションを塗りたくった。 「あら、気が利くわね。ありがとう…美緒ちゃんもペニスバンドを着けて、この男奴隷にフェラチオさせてやって」 琴絵に指示された美緒も、別のペニスバンドを取り出して、自分の腰に装着した。そのペニスバンドのディルドゥ部分は、黒人男性並みのビッグサイズだった。 琴絵は四つん這いになっている昌弘の尻側にしゃがみ、美緒は顔側にしゃがんだ。美緒は昌弘に、 「男奴隷、口をお開け!」 と命じた。昌弘がおずおずと口を開くと、美緒は腰を突き出して、ペニスバンドのディルドゥ部分を彼の口に突っ込んだ。 「ムゴォウッ」 ビッグサイズのディルドゥ部分を口中に突っ込まれた昌弘は、咽そうな呻き声を出した。 「男奴隷、歯を立てるんじゃないよ!ペニスバンドに傷が付くからね…お前も男なら、ペニスをどう舐めれば感じるか分かるでしょう。舌と唇をフルに使って、心を込めてフェラチオおし!」 美緒に命令された昌弘は、空嘔吐しそうになりながらも、舌と唇を使って口中に入れられたディルドゥ部分をしゃぶり始めた。本物ではないにしても、男の自分がペニスをしゃぶるフェラチオを強要されるのは、身を切られる程辛かった。美緒は腰を揺らして、昌弘の口中に入れているディルドゥ部分を前後に動かし、彼を更に辱めた。 琴絵は両手で昌弘の腰を掴み、ペニスバンドのディルドゥ部分先端を彼の肛門に宛がった。 「ムグゥッ」 神経が集中している肛門に違和感を感じた昌弘は、くぐもった呻き声を漏らして、肛門を強く窄めようとした。しかし、琴絵の指で十分にほぐされた肛門は、思うように力が入らなくなっていた。 「男奴隷、力をお抜き!力んだら、肛門が裂けてしまうわよ」 昌弘に注意した琴絵は力強く腰を突き出し、ディルドゥ部分を一気に彼の肛門に挿入した。 「グムゥッ」 肛門を琴絵に犯された昌弘の口から、くぐもった呻き声が出た。先程、晴美から直腸洗浄されて琴絵の指でほぐされており、ディルドゥ部分にはローションが塗られていたので、痛みはそれ程感じなかったが、それでも肛門に異物を挿入される不快感は堪らなかった。 琴絵は腰を前後にゆっくりと動かしながら、 「男奴隷、これは初心者向けの、一番細いペニスバンドなんだからね。この程度で、音を上げるんじゃないわよ…段々と太くして、最終的には片腕が入る位に肛門拡張してあげるからね」 と昌弘に嫌な事を告げた。琴絵は一番細いと言ったが、それでもディルドゥ部分の太さは、日本人男性の平均サイズ位はあった。前では美緒に口を犯され、後ろでは琴絵に肛門を犯されている昌弘は、男の自分が女に犯される口惜しさ、情けなさ、惨めさで、精神が完膚なきまで叩きのめされてしまった。昌弘が惨めな姿を晒して苦悩している姿を、傍らの晴美は笑顔を浮かべながらスマホの動画撮影を続けていた。 琴絵は腰の動きを段々と早くしながら、右手を昌弘の腰から股間部へ移動させた。昌弘の股間のものは、ディルドゥ部分で前立腺が刺激されたためか、本人が気づかない間に硬く屹立していた。琴絵はその硬くなったものを右手で握り、 「男奴隷、こんなに硬くなっているじゃないの…お前は男のくせに、女に肛門を犯されて感じてるの?興奮してるの?お前は、自分を変態だと思わないの?最低よね!」 と昌弘を酷く侮蔑した。琴絵に蔑まれた昌弘はあまりの屈辱に身震いし、目から悔し涙がこぼれた。しかし、それでも昌弘の勃起は治まらなかった。 琴絵は腰を振りながら、昌弘の硬く屹立したものをしごき始めた。前立腺を刺激されつつ、硬くなった股間のものをしごかれた昌弘は、美緒に太いディルドゥ部分を咥えさせられている口から、くぐもった喘ぎ声を出した。琴絵と美緒も昂ってきたのか、2人とも腰の動きが速くなってきた。琴絵が昌弘の硬くなったものをしごく手も速くなり、極限まで追いつめられた彼が射精するのは間もなくと思われた。 昌弘がもうダメだと思った瞬間に琴絵は、 「美緒ちゃん、もういいから、腰を引いて離れて頂戴」 と言って、美緒に腰を引かせて昌弘から離させ、自分も彼の硬くなったものから手を放し、腰を引いてディルドゥ部分を肛門から引き抜いた。あと一歩で射精出来なかった昌弘は、切なそうな吐息を漏らした。 琴絵と美緒は立ち上がって、ペニスバンドを腰から外して片付けた。晴美はスマホの動画撮影を一旦止め、首を傾げて琴絵に質問した。 「琴絵さん、どうしてアナル調教を途中で止めたんですか?」 琴絵は、微笑みながら答えた。 「アナル調教は、今夜のSⅯショー本番で仕上げようと思うの。舞台上でこの男奴隷をよがらせて、射精まで追い込むつもりよ。だから、今ここでは射精させずに、今夜まで精液を溜めさせておくの。観客が見ている前で、射精させるためにね。舞台で出した精液は、勿論男奴隷に飲ませるわ…さてと、男奴隷、次は聖水調教よ。舞台で咽て吐いたりこぼしたりしたら、お前に舐め取らせるには時間が掛かり過ぎて、興醒めになるからね。お前がこぼさないように聖水を飲めるよう、今から躾けてあげるわ。そこに仰向けにおなり!」 琴絵に命じられた昌弘は、その場でよろよろと仰向けになった。晴美と琴絵の会話から、早速今夜SⅯショーに出演させられることが分かり、昌弘は顔を翳らせた。琴絵は黒色パンティを脱ぎ捨て、昌弘の顔を跨いで立った。晴美は又も、スマホの動画撮影を始めた。琴絵は昌弘を見下し、 「男奴隷、口を大きくお開け。今から私のおしっこを飲ませてあげるけど、絶対にこぼすんじゃないわよ!もしこぼしたら、一本鞭で体中の皮膚がズタズタに裂けるまで打ってやるからね!」 と脅して、彼の顔にしゃがみ込んだ。琴絵は自分の陰部と昌弘の開いた口の間に、15cm位の距離を取った。 「これ位の間をあけとかないと、おしっこしているのが観客によく見えないからね…男奴隷、出るわよ!こぼさないように、お飲み!」 琴絵はそう言って、昌弘の開いた口に放尿した。濃くアンモニア臭の強い尿が口に注ぎ込まれ、昌弘は思わず咽そうになったが、一本鞭のお仕置きを恐れ、必死に飲み下した。昌弘は目を白黒させ喉を上下させて、口に注ぎ込まれていく琴絵の尿を必死に飲み続けた。琴絵は昌弘が飲みやすいように、水量をコントロールしているようだった。 琴絵の長い放尿が終わると、昌弘は晴美から受けた調教通りに、直ぐに首をもたげて舌を伸ばし、琴絵の尿で濡れている陰部を舐め始めた。琴絵は感心して晴美に顔を向け、 「あらあら、この男奴隷は、言わなくてもちゃんと舌で後始末するのね。奴隷の身分をわきまえているじゃないの…さすがに晴美ちゃんが躾けただけはあるわ」 と言った。スマホで動画撮影を続けている晴美は、 「いえ、私は昔、琴絵さんから教えてもらった通りに調教しただけですよ」 と少し照れた口調で答えた。しばらく昌弘に陰部を舐めさせてから、琴絵は立ち上がり、床に脱ぎ捨てた黒色パンティを拾って、改めて穿き直した。 「さてと…聖水は何とかなりそうだから、今夜行うSⅯショーのリハーサルをするわよ。男奴隷、いつまでも寝そべってないで、四つん這いにおなり!」 琴絵は昌弘を四つん這いにさせると、彼の首輪にリードを取り付けた。それから、琴絵はSⅯショーの流れを昌弘に説明した。琴絵の説明を聞いた昌弘の顔は青ざめ、体が小刻みに震えた。SⅯショーの内容は昌弘を徹底して辱めるものであり、それを団体女性客の見ている前で行うのは正に肉体的・精神的拷問だった。琴絵が昌弘に説明している間、美緒は赤色ニーハイブーツに拍車を取り付けていた。 琴絵は一本鞭を振るい、空中で派手な鞭音を立て、 「じゃあ、リハーサルを始めるわよ、男奴隷!」 と言って、SⅯショーのリハーサルを開始した。昌弘が台詞を間違えたり、違う動きをすると、琴絵は容赦なく鞭を振るい、彼に悲鳴を上げさせた。午後の地下室で、鞭音と昌弘の悲鳴が何度も繰り返し響いた。 夕方、仲居達が休憩している部屋に昌弘を連れて来た晴美は、午前中と同じく昌弘に仲居達への舌奉仕をさせた。椅子に座って脚を開き、乗馬鞭を持っている仲居の1人に昌弘が舌奉仕している間、晴美は他の仲居達にスマホの動画を回覧していた。 「この男奴隷は、お尻の穴に指を突っ込まれて、よがってるわね…ひょっとして、お尻の穴を弄られて感じてるんじゃない?」 「あら、この男奴隷はペニスバンドをしゃぶっているわ。ホモの気があるんじゃない?やっぱり変態だわ!」 「それどころか、お尻をペニスバンドで犯されて興奮し、勃起しているじゃないの!この男奴隷はやっぱりオカマよ、最低!」 動画を見た仲居達は、昌弘を心底軽蔑し切ったようだった。仲居達の侮蔑する声が耳に響いた昌弘は、恥ずかしさと口惜しさで身震いし、目に涙を浮かべた。しかし、心を無にするために舌奉仕に専念しようと、饐えたような臭いがする淫液が口元にまみれながらも、舌を必死に動かし続けた。それでも、仲居達が昌弘を侮蔑する声は止まらなかった。 「わあ、この男奴隷は晴美さんのだけじゃなく、他の女性のおしっこも飲んでるわ。本当の人間便器ね、汚らわしい!」 「おしっこを飲んだ後は、ちゃんと舌で後始末するのね…私もこの男奴隷を便器に使いたくなったわ」 「私も、この男奴隷におしっこを飲ませてみたいわ…ねえ、晴美さん、今からこの男奴隷を便器にしていいかしら?」 「私にも使わせて下さいよ。男におしっこを飲ませるなんて、面白そう!」
と案内すると、大広間に歓声が湧いた。 舞台の幕が開き、どこか淫靡な感じがする音楽が流れると、舞台の袖から一本鞭とリードを手にして、黒マントで体を覆った琴絵が現れた。それから、首輪に繋がれているリードを琴絵に引かれ、腰にバスタオルを巻いた裸の昌弘が四つん這いで這い出た。その昌弘の後に、乗馬鞭を持った美緒が舞台に出て来た。美緒は地下室でのリハーサルと同じ衣装で、赤色レザーのボディスーツに赤色ニーハイブーツだった。美緒のニーハイブーツには、よく光る拍車が既に取り付けてあった。 琴絵が一本鞭を一閃させて空中で派手な鞭音を響かせ、羽織っていた黒マントを舞台の床に脱ぎ捨てると、SⅯショーを期待していた女性客達が一斉に大きな拍手をした。琴絵が脱ぎ捨てた黒マントは、美緒が直ぐに拾って舞台の袖に持って行った。琴絵の衣装もリハーサルの時と同じく、黒革コルセットで吊った黒色網タイツに、黒色ブラジャーと黒色パンティのドミナファッションで、黒革ハイヒールブーツを履いていた。 琴絵は四つん這いの昌弘を舞台中央まで引き寄せると、彼の傍の床を一本鞭で叩き、鞭音を響かせて彼を怯えさせた。 「男奴隷、お前は今、犬なんでしょう!犬のくせに、人間様みたいにタオルを腰に巻いているじゃないわよ、生意気な!」 琴絵が昌弘を叱りつけると、すかさず美緒が彼の腰に巻かれているバスタオルを剥ぎ取り、舞台の袖に放り投げた。首輪だけの全裸となった昌弘の股間部分に、女性客達の視線が集中した。それを気配で感じた昌弘は、恥ずかしさで顔を赤く染めた。 「男奴隷、いつもしているように、片足を上げておしっこする格好をしてご覧!」 顔を赤くしている四つん這いの昌弘は、客席側の足を上げて、股間部分が女性客達によく見えるようにした。女性客達は昌弘の股間部分を見つめ、嬌声を上げてはしゃぎ、大喜びした。女性客達の視線を痛い程感じた昌弘は、あまりの恥ずかしさに舞台から逃げ去りたくなった。琴絵は、再度空中で鞭を鳴らし、 「男奴隷、日課の散歩をするわよ!」 と言って、四つん這いで片足を上げている昌弘のリードをぐいっと引いた。バランスを崩して倒れそうになった昌弘だったが、何とか四つん這いで先を歩く琴絵の後をついて行った。その昌弘の後を、美緒がついて歩いた。琴絵は鞭を鳴らしながら、昌弘を舞台で2周引き回すと、舞台中央で、 「男奴隷、チンチンをしてご覧!」 と命じた。昌弘は客席に向かい、しゃがんで膝を大きく開き、両手を胸の高さで垂らす犬のちんちんをした。そして、地下室でのリハーサル通りに、腰を振って股間のものをぶらぶらさせ、 「み、皆様、目の汚れでございましょうが、私の醜いものをよく御覧下さいませ…」 と震え声で女性客達に訴え掛けた。昌弘の滑稽で不様な格好に、女性客達はどっと大笑いした。 「アハハ、何よ、あの格好!男のくせに、よく女の前であんなこと出来るわね!」 「ああ、可笑しい!本物の犬より不様だわ。恥ずかしくないのかしら?」 「きっと、自分のおちんちんを女に見せびらかせたい、露出狂の変態なのよ!最低だわ!」 昌弘の股間部分を指差して大笑いしている女性客も多く、耳に響く女性客達の嘲笑が昌弘の胸を深く傷つけ、彼を恥辱で身震いさせた。琴絵は昌弘に、 「いつまでもお客様に見苦しいものをお見せしてないで、四つん這いにお戻り!」 と命じてリードをぐいっと引き、彼を四つん這いにさせた。 「今のお前は犬、それも最低の舐め犬なんだからね…お客様にお前の舌使いをお見せ!」 と琴絵が言うと、すぐに美緒が昌弘の顔の前に立った。美緒が来ているレオタードみたいな赤色レザーのボディスーツは、股間にジッパーがあり、開くと陰部が露出するようになっていた。美緒はジッパーを開いて自分の陰部をさらけ出すと、四つん這いになっている昌弘の口元に押し付けた。 「男奴隷、舐め犬らしく、美緒女王様の大事なところを丁寧にお舐め!」 琴絵に命じられた昌弘は舌を精一杯伸ばし、美緒の陰部を舐め始めた。客席から舌の動きがよく見えるように、美緒は自分の陰部と昌弘の口元に少し距離を置いていたので、昌弘は限界まで舌を伸ばさなければ届かなかった。昌弘が舌奉仕を始めると、客席からざわめきが起こった。琴絵が、 「お前の舌の動きを、お客様によくご覧戴くんだよ。このショーが終わったら、ご希望するお客様にお前を舐め犬として貸し出しする予定になっているんだからね」 と言うと、客席のざわめきが大きくなった。 美緒は適当なところで昌弘の口元から陰部を離すと、後ろ向きになった。そして、両手で自分の尻たぶを広げて、肛門を昌弘の口元に近づけた。琴絵は昌弘に、 「お前のために、今日美緒女王様はトイレの後によく拭いてなかったのよ…だから、お前の舌で汚れをきれいに舐め取りなさい!」 と命令した。昌弘は同じ様に舌を精一杯伸ばして、美緒の肛門を舐め始めた。昌弘が美緒の肛門に舌を這わすと、女性客達が口々に声を上げた。 「見て見て、本当に肛門を舐めているわよ…男のくせに、よく女の体で一番汚いところが舐められるわね!」 「他人の肛門を舐めるなんて、もう人間じゃないわよ!汚らわしい便所虫だわ!」 「でも、ウォシュレット代わりによさそうね。私、痔持ちだから、私にも使わせてもらえないかしら…」 女性客達の声が昌弘の頭で空ろに響き、屈辱で体が震えたが、それでも舐めることに集中して舌を動かし続けた。美緒が頃合いを見て昌弘から離れ、レザースーツのジッパーを閉じると、琴絵が命令を下した。 「男奴隷、犬はもう飽きたから、今度は馬におなり!美緒女王様を載せて、走り回るんだよ!」 琴絵が命令すると、美緒はすかさず四つん這いになっている昌弘の背中に跨った。それから美緒は、手綱代わりに昌弘の首輪を左手で掴んで、右手の乗馬鞭で彼の尻を叩き、 「男奴隷、とっととお回り!」 と命じて、赤色ニーハイブーツに取り付けている拍車を彼の下腹に蹴り込んだ。 「グウゥーッ」 乗馬鞭と拍車の痛みを受けて呻き声を漏らした昌弘は、琴絵にリードを引かれながら舞台上でよたよたと這い進み始めた。地下室でのリハーサルは膝当てパットを装着させてもらったのだが、本番では無しだったので、両膝が直ぐに痛み出した。また、グラマーな美緒は結構体重があり、痩せ型で体力に自信の無い昌弘にはかなりの負担だった。それでも、琴絵が鞭を鳴らしながらリードを引っ張り、美緒が乗馬鞭で尻や太腿を打ち、下腹に拍車を蹴り込むので、昌弘は自分が思っている以上に速く舞台を這い回された。 舞台を2周回ったところで、昌弘は潰れてうつ伏せになった。2周で潰れるのはリハーサル通りなのだが、実際に膝の強い痛みと手足の疲労で、昌弘はそれ以上這い回れなかった。美緒はうつ伏した昌弘の背中から立ち上がって、直ぐに離れた。リードを左手に持った琴絵は、 「男奴隷、美緒女王様がお前に乗って下さっているのに、何を勝手に休んでいるの!お仕置きだよ!」 と大声で叱りつけ、右手の一本鞭でうつ伏している昌弘の背中を打った。 「ギャアァーッ」 真っ赤に焼けた日本刀で背中を両断されたような激痛に、昌弘は全身を硬直させて絶叫を上げた。リハーサルではある程度手加減してくれた琴絵だったが、本番では女性客達の目を意識して思い切り鞭打ったので、凄まじい威力だった。下手な手加減は観客に見透かされて興醒めになるのを、琴絵は経験で知っていた。 昌弘は激痛で硬直した体を無理に動かし、四つん這いでギグシャグと琴絵から少しでも離れようとした。 「男奴隷、どこへ行くつもりなんだい!」 琴絵はリードをぐいっと引き、昌弘のすぐ傍の床を一本鞭で叩き、大きな鞭音を響かせた。 「ひいぃっ」 昌弘は本気で怯え、叩かれた床と逆方向に逃げようとした。その途端、琴絵の一本鞭が唸りを上げて、再度昌弘の背中を叩いた。 「ギョエェーッ」 物凄い激痛に昌弘は絶叫を上げ、両手で頭を抱えてその場で横倒しになり、芋虫の様に体を丸めた。それは、リハーサルには無い動きであった。 「男奴隷、何を横着に寝転んでいるのよ!」 琴絵は少ししゃがんで低い姿勢になり、一本鞭を水平に振った。琴絵の一本鞭は、横倒しで体を丸めている昌弘の尻の割れ目に吸い込まれるように入り、彼の肛門と陰嚢を強かに打ち据えた。 「ガワアァーッ」 肛門に高圧電流を流されたような激痛と陰嚢を打たれた強烈な痛みで、昌弘の口から獣じみた絶叫が発せられ、彼の体は床から跳ね上がった。それから再度床へうつ伏せに倒れ、体をピクピクと小刻みに震わせた。琴絵はうつ伏した昌弘の傍の床を鞭打ち、鞭音を響かせて怒鳴りつけた。 「男奴隷、何を横着に寝転んでいるのかって、訊いてるでしょう!まだ、鞭が足りないのかい!」 鞭に怯え切った昌弘は、激痛で硬直している体を無理やり動かし、琴絵の足元にひれ伏して、 「琴絵女王様、どうか…どうか、もうお許し下さいませ…何とぞ、お慈悲を…」 と殆ど泣き声で、身震いしながら哀願した。その昌弘の不様な姿に、女性客達から失笑が湧いた。 「何あれ?大の男が女に鞭打たれて、泣いて許しを請うなんて見苦しいわね…自分でも情けないと思わないのかしら?」 「呆れたわ…男のくせに鞭を怖がって、女に土下座するなんて、恥も外聞も無いのよ」 「男として…いえ、人間としての最低限の矜持も無いんだわ。最低よね!」 琴絵の足元にひれ伏して震えている昌弘の耳に、女性客達の好き勝手な声が響いた。あんたらは鞭で打たれたことが無いから、そんな勝手な事が言えるんだ…昌弘は内心そう思って歯噛みしたが、勿論そんな事は口に出せなかった。 「男奴隷、いつまでも土下座してないで、四つん這いにおなり!」 琴絵に命じられた昌弘は、鞭痕で引きつる体を無理に動かして、何とかよろよろと四つん這いになった。美緒は、一旦舞台の袖に引っ込んだ。 「お前みたいな情けない男奴隷はもう、男の内には入らないわよ…だから、女みたいに犯して辱めてやるわ。覚悟するのね!」 琴絵が昌弘にそう言い渡すと、ペニスバンドを腰に装着した美緒が、直ぐにペニスバンドとコンドーム持って、舞台の袖から戻って来た。美緒は、一本鞭を舞台の床に放った琴絵にペニスバンドを渡し、四つん這いになっている昌弘の傍にコンドームを置いた。琴絵は渡されたペニスバンドを、素早く腰に装着した。琴絵が装着したペニスバンドのディルドゥ部分には、既にローションがたっぷりと塗られていた。 美緒は四つん這いの昌弘の顔の方に回り、舞台の床に膝を着いて、膝立ちになった。美緒は昌弘に、 「男奴隷、口をお開け!今からお前の口に私のペニスを突っ込んでやるから、フェラチオおし!」 と命じて、彼が開いた口にペニスバンドのディルドゥ部分を突っ込んだ。喉までディルドゥ部分を突っ込まれた昌弘は、空嘔吐して目を白黒させた。美緒は女性客達によく分かるように、腰を前後に振りながら、 「心を込めて、私のペニスを舐め回すのよ!もし歯を立てて、ペニスに傷でも付けたら、生まれてきたのを後悔する目に遭わせてやるからね!お前も男の端くれなら、どこをどう舐めれば感じて気持ちよくなるか分かるでしょう…もっと舌をお使い!」 と昌弘に命じた。昌弘は泣きたい思いで、自分の口腔内でピストン運動するディルドゥ部分を舐め回した。 「わあ、男のくせに、フェラチオしているわよ!やっぱり変態だわ!」 「結構、上手くフェラしているみたい…ひょっとして、ホモなんじゃない?」 「きっと新宿二丁目で、体を売っているのよ。絶対にオカマよ!」 昌弘の耳に女性客達の声が届いて心底惨めな気持ちになり、目に涙が浮かんで来た。しかし、昌弘が惨めになるのは、今からが本番だった。四つん這いの昌弘の後ろに回った琴絵も膝立ちになり、手で彼の尻たぶを拡げてペニスバンドのディルドゥ部分先端を肛門に宛がった。琴絵は昌弘に、 「男奴隷、いよいよお前を犯してあげるわ。力を抜かないと、肛門が裂けてしまうわよ…さあ、いい声でお鳴き!」 と言ってゆっくりと、しかし力強く腰を押し出し、ディルドゥ部分を肛門にじりじりとめり込ませて挿入した。 「ムグゥッ」 肛門の異様な感覚に、美緒にペニスバンドのフェラチオを強要されている昌弘の口から、苦し気な呻き声が漏れた。だが、既にディルドゥ部分にはローションが塗られており、地下室で琴絵から肛門をほぐされて、アナル調教を受けたこともあって、それ程痛みは感じなかった。それでも肛門に異物を挿入される違和感には、慣れることが出来なかった。更に女性客達が、 「凄い!男なのに、女にお尻を犯されているわよ!普通、逆よね!」 「男が女に犯されちゃ、もうお終いよ…これで、男じゃなくなったのね」 「ねえ、でもお尻を犯されて、感じているみたいよ。やっぱりホモなんじゃないの?」 「本当だわ!あの男、勃起している!信じられない!」 と口々に言う声が聞こえて、昌弘は恥辱で目頭が熱くなった。 ペニスバンドで前立腺を刺激されたため、確かに昌弘の股間のものは本人も気が付かない内に、女性客達が言う通り硬く屹立していた。腰をゆっくり動かしていた琴絵は、昌弘の股間に手を伸ばして勃起しているのを確認すると、先程美緒が彼の傍に置いたコンドームを手にした。琴絵は腰をゆっくり動かしながら、コンドームの封を切って取り出し、昌弘の硬くなったものに手際よく装着した。 「男奴隷、お前は肛門を犯されて、感じているのかい?こんなに興奮して硬くするなんて、本当にいやらしい変態だね…いいわよ、もっと感じさせて、気持ちよくさせてあげるわ!」 琴絵はそう言うと、昌弘の硬く屹立したものを握ってしごき始め、腰の動きを徐々に速くした。琴絵の動きに合わせ、美緒も腰の動きを速くし始めた。琴絵の巧みな指捌きと前立腺への刺激で、昌弘は急速に快感が高まった。昌弘の前後で、琴絵と美緒のペニスバンドを装着した腰の動きがシンクロしているのを、女性客達は興味津々に見ていた。 琴絵のしごく手の動きと腰の動きがかなり激しくなったところで、昌弘は不意に股間のものが破裂したような感覚を覚え、口からくぐもった呻き声が上がり、装着しているコンドームの先が急に膨らんだ。昌弘は女性客達がじっと見つめている中で、遂に射精してしまったのだった。肛門を犯された上に、硬く屹立したものをしごかれて強制的に射精させられた昌弘は、僅かに残っていた男のプライドが琴絵の手で全部絞り出され、無くなってしまった様に感じた。昌弘は気力を完全に喪失し、もう全ての女性に逆らうことは不可能になってしまった。 昌弘が射精したのに気づいた琴絵は、彼のものからコンドームを外し、腰を引いてペニスバンドのディルドゥ部分を引き抜いた。美緒も琴絵に倣って腰を引き、昌弘の口からディルドゥ部分を引き抜いた。 琴絵は立ち上がり、 「男奴隷、正坐おし!」 と昌弘に命じた。四つん這いになっていた昌弘は、体の力ががっくりと抜けたようにその場で正座した。琴絵は昌弘に、彼の精液が溜まっているコンドームを見せつけ、 「男のくせして女にお尻を犯され、感じて射精するなんて、本物の異常性欲者だね、お前は!普通の男なら、大勢の女性の前で射精なんて出来ないわよ。よくこれだけの精液が出せるものね、この恥知らず!そんなに肛門を犯されるのが気持ちいいのかい、最低の変態!」 と酷く罵った。琴絵に罵倒された昌弘は、改めて女性客達の視線を感じ、恥ずかしさで顔を真っ赤にした。琴絵は正座してうなだれている昌弘に、 「男奴隷、顔を上に向けて、口をお開き!」 と命じた。昌弘が命じられた通りにすると、琴絵は精液が溜まったコンドームを彼の開いた口に近づけた。 「お前が出した汚らしい精液は、お前が責任を持って処分するのよ…さあ、お飲み!」 琴絵はそう言って、コンドーム内の精液を昌弘の開いた口に全て流し込んだ。自分の精液ながら、その生臭い味わいは昌弘に強い屈辱を感じさせて、目に涙が浮かび上がった。 「わあー、本当に自分の精液を飲んでるわ…よく飲めるわねぇ」 「あんなものが飲めるなんて、信じられない!やっぱり、普通じゃないわよ」 「きっとホモ同士で、飲み合っているんじゃない?本物の変態よ!」 女性客達の蔑んだ声が昌弘の耳に響き、それが彼の恥ずかしさと屈辱感を倍増させて、体を震わせた。琴絵は使い終わったコンドームを美緒に渡し、腰からペニスバンドを外して、それも彼女に渡した。美緒はそれらを持って、舞台の袖に引っ込んだ。 「男奴隷、お前は女にお尻を犯されて射精し、自分の精液を飲んだのよ…もうお前は男どころか、人間じゃないわ!犬畜生にも劣るお前には、もっと相応しい扱いをしてあげるわよ!」 琴絵はそう言うと、黒革ハイヒールブーツで正坐している昌弘の顔を押すように蹴り、彼を舞台の床へ仰向けに倒した。琴絵は黒色パンティを脱ぎ捨て、仰向けになっている昌弘の顔を跨ぐように仁王立ちになった。琴絵は昌弘の怯えた顔を見下し、 「もうお前は人間の内に入らない、畜生以下の最低の生き物なのよ…だから、最低のお前に相応しい、便器にしてあげるわ。今から便器になって、私のおしっこをお飲み!」 と言って、彼の顔にしゃがんだ。琴絵はリハーサル通り、女性客に排尿の流れがよく見えるよう、自分の陰部と昌弘の口元に15cm位の間を取った。 「男奴隷、口を大きくお開け!」 昌弘は琴絵に命じられた通り、口を精一杯大きく開いた。女性客達は誰も囃し立てることなく皆静かになり、固唾を呑んで見つめていた。 「男奴隷、出るわよ!一滴もこぼすんじゃないわよ!」 琴絵がそう言った瞬間、彼女の陰部から一条の尿が、舞台のライトを受けてキラキラと光りながら、昌弘の大きく開いた口に注ぎ込まれた。アンモニア臭の強い尿は喉につっかえたが、昌弘はこぼした時のお仕置きを恐れ、喉を上下させて琴絵の尿を必死に飲み込んでいった。琴絵は昌弘が飲みやすいように、排尿の量をコントロールしていたので、何とかこぼさずに飲み終えることが出来た。 琴絵は排尿を終えると、やや腰を落とし、自分の陰部と昌弘の口元の間を5cm位に縮めた。 「男奴隷、おしっこを飲み終わったら、お前の舌で後始末おし!」 琴絵に命令された昌弘は少し首をもたげ、リハーサル通りに自分の舌が女性客達に見えるよう精一杯伸ばして、琴絵の陰部を舐め始めた。少しの間舐めさせてから琴絵は立ち上がり、仰向けになっている昌弘の顔を黒革ハイヒールブーツで踏みにじりながら、 「男奴隷、今日の調教はこれ位にしておいてあげるけど、今からご希望のお客様にお前を舐め犬として貸し出すから、心の準備をしておくんだよ!分かったかい!」 との台詞を言い放った。琴絵が台詞を言い終えると客席から割れるような拍手が起こり、舞台の幕が閉じた。 着物姿になっている仲居頭の晴美が、幕が閉じた舞台にいる琴絵と美緒に駆け寄り、称賛した。 「琴絵さん、見事な舞台でしたよ。迫力があって、本当に素晴らしかったです。美緒さんのアシストも、お見事でした。お客様は、みんな大喜びしてましたよ」 琴絵は少し照れた様な顔をして、 「晴美ちゃん、ちょっと褒め過ぎよ…私も年だから、SⅯショーはそろそろ美緒ちゃんがメインになってもらいたいんだけど…」 と答えた。 「そんな、琴絵さんはまだまだイケますよ…それに、観客が注目している舞台で聖水をコントロールして、タイミングよく出すのは、場数を踏んだベテランの琴絵さんじゃないと務まらないでしょう」 晴美がそう言うと、琴絵は苦笑して傍らの美緒に視線を向け、 「う~ん、そうねぇ…美緒ちゃんはSⅯクラブでの聖水プレイは問題無く出来るんだけど、舞台じゃまだちょっと難しいのよね。もう少し、精進する必要があるわ」 と返事をした。若い美緒は顔を少し赤くして、 「すみません…もっと練習します」 と恥ずかしそうに答えた。舞台上で正座して3人の会話を聞いていた昌弘は、このSⅯショーで一番大変で悲惨だったのは、自分じゃないか…と内心思って、歯噛みした。 そこに、舞台の袖から女将の理恵が駆け寄って来た。 「晴美さん、そんな所でのんびり世間話してないで、大至急ビンゴゲームの用意をして頂戴!」 理恵に急に言われた晴美は、些か驚いた表情で質問した。 「女将さん、一体どうしたんですか?」 「それがね、SⅯショーが終わってから、お客様に『ご希望の方がいらっしゃいましたら、有料にはなりますが、先程の男奴隷を舐め犬として貸し出しを致します。人間便器にご使用なさっても結構です。ご希望なさる方は、どうぞ手をお挙げ下さい』と案内したら、お客様全員が手を挙げちゃったのよ!さすがに、この男奴隷1匹で40人もの女性客相手は無理だから、部屋の代表者を1人選んでもらって、ビンゴゲームで1番と2番になった2部屋だけ貸し出すことにしたの。4人部屋で計8人になるから、それなら男奴隷1匹でも何とかなるわ…だから、直ぐにビンゴゲームの用意をして頂戴!」 理恵の説明を聞いた晴美は、 「分かりました、女将さん。直ちに準備致します」 と返事をして、足早に舞台から立ち去った。理恵も、急いで舞台から客席に戻って行った。 今から、8人もの女性客に舐め犬で使われるのか…理恵と晴美の会話を聞いた昌弘は、顔を青ざめた。日中、仲居達の舐め犬に使われた昌弘は、3人目位から舌の付け根が痛み出してうまく動かせなくなり、不満に思った仲居達から乗馬鞭で背中を散々打たれたのだ。昌弘には、8人もの女性客を満足させる自信が無かった。 「ウフフ、お前、女性客から凄く人気があって、よかったじゃないの。お客様にしっかり舌奉仕するんだよ。お客様から不満や苦情が出たら、晴美さんと私の調教が疑われるからね」 琴絵から蔑んだ口調で言われた昌弘は、青ざめていた顔を恥辱で赤くして身震いした。ビンゴゲームが始まったのか、幕の向こう側では女性客達の嬌声が次々に上がっていた。しばらくして、仲居頭の晴美が琴絵の黒マントを持って、舞台に現れた。 「すみませんが、琴絵さんのマントをちょっとお借りしてもいいですか?他のお客様の目がありますから、この男奴隷を裸で廊下に出せませんので…」 晴美に頼まれた琴絵は、 「いいわよ、遠慮せずに使って頂戴…もし、この男奴隷がマントを少しでも汚したら、私の手で念入りにお仕置きするから」 と笑顔で答えた。晴美は昌弘に、 「男奴隷、さっさとお立ち!」 と命じ、立ち上がった昌弘の首にマントを回して止め、彼の裸体をマントで覆った。晴美は昌弘の首輪に繋がれたリードを手にして、 「男奴隷、お客様の部屋に行くわよ!特別に二本足で歩くのを許してあげるから、さっさとおし!」 と言って、昌弘をぐいぐいと引っ張って行った。舞台を降りて廊下に出て歩くと、SⅯショーを見ていた団体女性客以外の一般客と何人も擦れ違い、昌弘は奇異な目でじろじろと見られた。何しろ、帯に乗馬鞭を差し込んだ仲居の着物姿の晴美が、黒マントを羽織り首輪を着けた裸足の昌弘を、リードで引っ張って連れ歩いているのだ。直接裸を見られたわけではないが、昌弘は恥ずかしくて堪らず、顔を赤く染めた。 エレベーターに乗っても、他の階から乗り込んだ一般客達に驚いた目で見られた。晴美は笑顔で、 「お客様、宴会の出し物ですのよ。お気になさらないで下さいませ」 と一般客に説明していたが、恥ずかしがっている昌弘は、赤くなった顔をずっと下に向けていた。 晴美が、ビンゴゲームに当たった部屋に昌弘を連れて入ると、女性客達の嬌声が湧いた。和室の部屋には、40代から50代の中年の女性客が4人いた。浴衣姿の彼女達は皆、結構酔いが回っているようだった。 「お客様、お待たせ致しました。男奴隷を連れて参りましたので、舐め犬としてご使用下さいませ。貸し出し料金は本日特別サービスで、お一人様二千円となっておりまず。これは、チェックアウトの際に清算させて戴きます」 晴美は中年の女性客達に説明してから、昌弘の黒マントを剥ぎ取って全裸にした。すると、中年女性客達から再度嬌声が上がった。晴美は、昌弘に命じた。 「男奴隷、四つん這いにおなり!」 全裸の昌弘が直ぐに畳で四つん這いになると、晴美は帯から乗馬鞭を引き抜き、 「お客様、この男奴隷の舌使いがお気に召さない際には、この鞭をご使用下さいませ」 と説明して、近くにいた50代の女性客にリードとその乗馬鞭を手渡した。 50代で小太りの女性客は、四つん這いになっている昌弘を不意に蹴り転がし、仰向けに倒した。女性客は浴衣の裾を捲って、畳で仰向けになっている昌弘の顔を股で挟むようにしゃがみ込んだ。ベージュ色のパンティに包まれた柔らかい秘肉が昌弘の鼻と口を塞ぎ、饐えたような中年女の強い臭いが鼻孔の奥まで届いた。SⅯショーでの昌弘の醜態を見て、彼をすっかり軽蔑したせいか、女性客の昌弘に対する態度は、何の遠慮も容赦も無かった。 「うふふ、待ちかねたわよ、男奴隷…舐め犬に使う前に、私の臭いを覚えさせてあげるわ!たっぷりとお嗅ぎ!」 女性客は自分の股間を昌弘の顔面に擦り付けるように、腰を激しく揺らせた。女性客の股間から発する強烈な臭いで、昌弘は頭がクラクラした。 「ちょっと、私達も待ちかねているんだから、早く交代してよ」 他の女性客から催促されたため、50代の女性客は一旦昌弘の顔から立ち上がり、ベージュ色パンティを脱ぎ捨て、再度彼の顔にしゃがみ込んだ。 「他の人がお待ちかねなんだから、早くお舐め、男奴隷!」 女性客は、既に濡れそぼっている陰部を、昌弘の口元に押し付けた。昌弘は、むっとするような中年女のきつい臭いに咽そうになったが、それでも舌を伸ばして、懸命に女性客の陰部を舐め始めた。昌弘の顔にしゃがみ込んで、しばらく陰部を舐めさせていた女性客は、急に脚で彼の顔を力強く挟み込むと、自分から横に転がり、畳に仰向けとなった。脚で顔を強く挟まれた昌弘も一緒に横転し、仰向けになった女性客の陰部に、彼の顔面が上から覆う体勢となった。 「やっぱり横にならないと、ゆっくり味わえないからね…男奴隷、しっかりお舐め!」 仰向けになった女性客は、両手で昌弘の髪を掴んで引っ張り、彼の顔を自分の陰部に押し付けて命令した。昌弘は情けなくて泣きたくなる思いだったが、仲居達への舌奉仕のやり方を思い出しながら、必死に舌を動かして、女性客の陰部を舐め上げた。その甲斐があって、女性客は割と早く体を仰け反らせて、絶頂を迎えた。女性客は、昌弘の顔面を自分の股間に強く押し付けて余韻を楽しんでいたが、間もなく彼の髪を掴んでいた手を緩めた。 昌弘はほっとする間も無く、リードを他の中年女性客に引っ張られた。 「男奴隷、次は私よ!こっちにおいで!」 その女性客は既にパンティを脱いでおり、浴衣の裾を捲ってちゃぶ台の端に腰掛け、脚を開いた。リードを引かれた昌弘は、腰掛けている女性客に這い寄り、彼女の股間に顔を埋めようとしたが、 「男奴隷、ちょっとお待ち!」 と晴美から声が掛かった。動きを止めた昌弘の顔に、晴美は部屋に備え付けてあるウェットティシュの箱を投げつけた。 「ひいっ」 顔面にウェットティシュの箱が直撃した昌弘は、短い悲鳴を上げて、両手で顔を押さえた。 「その、ベトベトに汚れた顔は何だい!次のお客様に舌奉仕させて戴く際は、自分の顔を綺麗にしておくのが礼儀だと、午前中に教えたでしょう!もう忘れたのかい、本当に低脳の男奴隷だね!お客様に失礼な!」 晴美から叱られた昌弘は泣きそうな表情して、女の淫液でベトベトに汚れた口元をウェットティッシュで拭った。それから、脚を開いてちゃぶ台に腰掛けている中年女性客に、 「お客様…どうか、この男奴隷に舌奉仕させて下さいませ…」 と震え声で申し出て、中年女の饐えたような臭いがする股間に顔を埋めた。この女性客は、昌弘の舌がツボを外すと、仲居達みたいに彼の背中へ容赦無く乗馬鞭を振り下ろし、彼に哀れな悲鳴を上げさせた。 4人もの中年女性客達の貪欲な性欲を満足させて、何とか舌奉仕をこなした昌弘は、酷使した舌の付け根が腫れ上がるように痛み、これ以上まともに舌を動かす自信が無かった。それでも昌弘に改めて黒マントを着せた晴美は、情け容赦無く彼を次の部屋に引っ張って行った。 晴美が昌弘を連れて次の部屋に入ると、前の部屋と同じ様に中年女性客4人の嬌声が上がった。晴美は前の部屋と同じ説明をして、昌弘の黒マントを剥ぎ取り、彼を中年女性客達に引き渡した。既に舌がまともに動かせない昌弘であったが、そんな言い訳が通用する筈も無いので、今度は唇をフルに使い、陰唇やクリトリスを吸うように奉仕し、舌の動きは最小限に抑える工夫をした。 昌弘の懸命な努力と工夫の甲斐あって、3人までの中年女性客達は不満や苦情を申し立てなかった。ただ、唇で吸うように奉仕したので、饐えたような強烈な臭いがする中年女の淫液を、嫌と言う程吸い取って飲み込む羽目になってしまった。自分の口も喉も食道も胃も全て、臭いがきつい中年女の淫液で汚されたような気がして、昌弘はひどい自己嫌悪に陥った。それでも昌弘にとっては、晴美から一本鞭のお仕置きを受けるより、遥かにマシだった。 女性客への舌奉仕は後1人で終わりだと、昌弘は自分を励ましたが、最後になった40代の女性客は意外な事を晴美に言った。 「あの…私、生憎生理が来ちゃったので、この男奴隷を使うのは無理だと思うんですけど…」 それを聞いた四つん這いの昌弘は、もう舌奉仕をしなくて済むと内心大喜びした。しかし、晴美は女性客に、彼の期待を見事に裏切るような返答をした。 「あら、お客様、遠慮は要りませんわ…この男奴隷をナプキンの代わりに、使って下さいませ。この男奴隷に女性の生理を教える良い機会ですので、是非お願い致します」 晴美の女性客に対する返答を聞いた昌弘は顔を青くしたが、晴美は更に酷い命令を彼に下した。 「男奴隷、ぼうっとしてないで、お前からも、『お客様、是非とも私をナプキンにお使い下さい』とひれ伏してお願いおし!」 晴美に逆らえる筈もない昌弘は、生理が来たと言う中年の女性客に向かって土下座し、 「お、お客様…是非とも私を…ナ、ナプキンに…お使い下さい…」 とつっかえながら、泣き出しそうな震え声で申し出た。悪魔的な笑みを浮かべた晴美は、土下座している昌弘を蹴り転がし、畳で仰向けにした。 「さあ、お客様、どうぞお使い下さいませ」 晴美に促された女性客は、何か吹っ切れたように浴衣の裾を捲り、ナプキンを張り付けてあるショーツを脱ぎ捨て、仰向けになっている昌弘の顔に跨って立った。下から女性客の股間を見上げた昌弘は、彼女の陰部が赤く染まっているのがはっきりと分かった。 中年の女性客は直ぐに昌弘の顔にしゃがみ込み、赤い陰部を彼の口元に押し付けた。昌弘が泣きそうな思いで口を開くと、生理の経血がポタポタと彼の口中に落下した。赤錆と腐った魚の血を混ぜたような生臭い生理の経血は、昌弘に強烈な吐き気を催させたが、晴美からの一本鞭のお仕置きを何より恐れている彼は、我慢して飲み込むしかなかった。 「わあー、この男奴隷は、本当に生理の血を飲んでいるわ!信じられない!」 「よく、こんな汚いものが飲めるわね…こいつは、もう人間じゃないわよ!犬畜生にも劣るわ!」 「SⅯショーで便器になって、女のおしっこを飲むくらいだから、生理の血ぐらい平気で飲むのよね…うじ虫以下の、最低の生き物だわ!」 他の3人の中年女性客達から酷く侮蔑された昌弘は、あまりの屈辱で体が震え、目から涙がこぼれた。 「男奴隷、ただ口を開けてぼうっとしてるんじゃなく、舌と唇を使って、お客様の大事な所をきれいにおし!」 晴美から命令された昌弘は、唇で女性客の陰唇を包み込むようにして吸いながら、舌を陰唇に這わして動かした。昌弘が唇と舌を使う程に生臭い経血が口中に流れ込むので、強い嘔吐感が湧き上がり、それを抑えるのは地獄の苦しみだった。女性客も感じて気分が高揚したのか、昌弘の顔の上で腰を揺らせ始めた。 散々昌弘に生理の経血を吸わせたところで、頃合いを見た晴美が女性客にとんでもない提案をした。 「お客様、そろそろお時間が参りましたので…最後に、この男奴隷へのお情けとして、お客様の小水を恵んでやって下さいませんか?何しろ、この男奴隷は朝から何人もの女性の大事な所を舐め回し、舌が疲れて喉が渇いていると思いますので…何とぞ、御一考をお願い致します」 晴美に提案された中年の女性客は、些か困惑した表情を浮かべた。 「えっ、いいの?酔って、丁度催してはいるんだけど…こぼして畳を汚したりしたら、申し訳ないわ」 「全く構いませんよ。この男奴隷には小水をこぼさずに飲むよう、厳しく調教していますから、どうぞご遠慮なさらずに…」 晴美に重ねて勧められた女性客は、 「そういう事なら、遠慮なく…」 と笑顔で答えて尿道括約筋を緩め、昌弘の開いている口へ一気に排尿した。アルコールの臭いが混じった尿を口中へ大量に注ぎ込まれた昌弘は、思わず咽て吐きそうになったが、晴美からのお仕置きを恐れ、目を白黒させて死に物狂いで飲み込んだ。アンモニア臭が強い上に、アルコールの臭いと生理の経血が混じった尿のひどい味は、昌弘の人間として最低限の矜持を奪い取るには十分過ぎる程だった。 中年の女性客が排尿を終えると、奴隷調教で厳しく躾けられた昌弘は殆ど反射的に舌を伸ばし、陰部を舐めて後始末した。刺激的な味がする尿と滴る生理の経血が舌の上で混じり、あまりの惨めさに昌弘は死にたくなった。 「ああ、気持ちよかった…男の口におしっこするのが、こんなに気持ちいいなんて知らなかったわ!私、病みつきになりそう」 生理中の女性客が満足そうな笑みを浮かべ、昌弘の顔から立ち上がって離れると、他の3人の中年女性客達が晴美に訴えた。 「ちょっと仲居さん、私にもこの男奴隷の口におしっこさせてよ!」 「そうよ、一人だけするなんて、ズルいわ!」 「私も酔って、おしっこが近いのよ。私にも、させて!」 晴美は苦笑いを浮かべて、まだ畳で仰向けになっている昌弘を指差し、 「お客様、落ち着いて下さい…どうぞ、順番になさって下さいませ」 と答え、中年の女性客達を喜ばせた。結局、昌弘は残り3人分のアルコールの臭いがする尿をたっぷりと飲まされ、腹が膨らんでしまった。 深夜近くに地下室へ連れ戻された昌弘は、晴美の許しを得て、中年の女性客達から飲まされ過ぎた尿をトイレで吐いた。吐いていると、口中や鼻に胃液と尿の混じったきつい臭いが充満し、その臭いがお前はもう人間じゃなくて便器なんだと教えているようで、昌弘は凄く惨めな気持ちになった。 晴美は昌弘を檻に入れると、施錠して地下室を出て行った。疲れ切った昌弘は檻の中で横になり、今日一日起こった事を回想した。晴美に鞭打たれ、犬の真似をさせられ、残飯を食わされ、仲居達に惨めな姿を晒されて侮蔑され、人間馬にさせられて尿を飲まされ、仲居達の陰部を嫌と言う程舐めさせられ、肛門を犯され、SⅯショーで大勢の女性客達に醜態を晒され、中年女性客の生理の経血と尿を飲まされ…度を越えたあまりの悲惨な境遇に、昌弘の目から涙が滾々と流れた。 昌弘が何よりも辛かったのは、片思いで憧れの紗友里から徹底して軽蔑された事だった。紗友里から誘われ、彼女に少しでも近づけるようにと、この温泉旅館で住み込みのバイトを始めたのに…その結果はレイプ犯の汚名を着せられ、二千万円もの莫大な借金を背負わされて、奴隷に落とされてしまったのだ。しかも奴隷生活が始まって、まだ一日しか経っていないのに、身も心もボロボロに疲弊していた。こんな日々が続くのであれば、自分の肉体と精神がいつまで正常を保てるのか、昌弘には全く自信が無かった。 明日はどんな目に遭わされるのか…昌弘が暗い気持ちで色々と考えている内に、今日の疲れもあって瞼が重くなり、いつの間にか寝入ってしまった。 朝が来て昨日と同じく、昌弘は檻をブーツでガシャンと蹴られた音と振動で目を覚ました。 「男奴隷、いつまでも寝てないで、さっさと起きなさい!」 昌弘が寝ぼけまなこで命令した女性の方を向くと、そこには晴美ではなく美緒が立っていた。美緒は昨日温泉旅館に到着した時と同じ服装の黄色Tシャツにライトグリーン色のホットパンツ姿だったが、サンダルではなく晴美みたいな黒革ブーツを履いていた。 「仲居頭の仕事が忙しい晴美さんに代わって、私が今日からお前の調教係になったからね。私の躾が疑われないようビシビシ調教するから、お前も気を引き締めなさいよ…とっとと檻から出なさい!」 美緒は昌弘にそう言って開錠し、檻の扉を開けた。四つん這いで檻からよたよたと這い出た全裸の昌弘には、昨日と同じく辛い一日が待ち受けていた。昌弘は美緒に監視されながら惨めで恥ずかしい排便をしてから、体が汚れて臭いと仲居達とお客様が不快になるという理由で、地下室のシャワーを浴びて体をきれいにさせられた。それから、仲居達から蔑んだ目で見られながら残飯を貪り、午前中の休憩を取っている仲居達に舌奉仕を行った。昨日と違うのは、舌奉仕の前後に従業員用トイレの前で昌弘を正坐させて、待機したことだった。 仲居頭の晴美は、最初昌弘を温泉旅館備え付けの人間便器にして、仲居達の尿を飲ませるつもりだった。しかし、琴絵が日中昌弘に尿を飲ませ過ぎると夜のSⅯショーに支障が出ると意見し、飲ませる替わりに人間ウォシュレットとして使用するよう進言したのだ。晴美は昌弘をウォシュレット代わりに使うよう仲居達全員に通達し、昌弘は哀れにもトイレを済ませた仲居達の汚れた陰部を舐め回す羽目となった。 30代の仲居は従業員用トイレの傍で正座している全裸の昌弘を横目でチラリと見て、急いで着物の裾を捲って洋式便器に座り、シャーと派手な音を立てて排尿した。彼女は既に昌弘を男どころか人間とも見なしていなかったので、全く恥ずかしさを感じることなく、トイレのドアを開けっ放しにしていた。排尿を済ませた仲居は、着物の裾を捲ったまま立ち上がって、正坐している昌弘の顔に尿で濡れた陰部を突き付けた。 「男奴隷、丁寧に舐めて後始末するんだよ!」 仲居に命じられた昌弘は、屈辱で身震いしながらも舌を伸ばし、きついアンモニア臭がする濡れた陰部を舐め始めた。舌に拡がる尿の刺激的な味が、奴隷に落とされた惨めな身分を昌弘に改めて自覚させた。 「舐めるだけじゃなく、中に残っているおしっこも吸い取るのよ!」 仲居から恥辱的な命令を受けた昌弘は、唇を使って仲居の陰唇に吸い付き、内部に残存していた尿を吸い取った。昌弘の口中に改めて尿の強いアンモニア臭と饐えたような女の臭いが充満し、彼を一層惨めな気持ちに落ち込ませた。 昌弘に排尿の後始末をさせた仲居が立ち去ると、傍で監督していた美緒は、 「ウフフ、お前はウォシュレットと言うか、結構ビデの役に立つのね…男奴隷には、本当に相応しい役目だわ」 と蔑んだ声で昌弘を侮蔑し、彼を屈辱で身震いさせた。 次に従業員用トイレに現れたのは、何と昌弘が片思いしている憧れの紗友里だった。先程の仲居と同じく、紗友里も軽蔑の眼差しで正座している昌弘をチラリと見て、トイレのドアを開けたまま着物の裾を捲り、洋式便器に座った。紗友里は小だけでなく、大の方も済ませた。トイレの水を流した紗友里は、何の恥じらいも見せずに着物の裾を捲ったまま、正坐している昌弘の顔に陰部を突き出し、 「男奴隷さん、ウォシュレットの代わりをしてくれるんでしょう?舐めてきれいにしてね…まずは、前の方からよ」 と軽蔑し切った声で言った。大好きで憧れている紗友里からウォシュレット扱いされるなんて…昌弘は死にたい気分になり、目に涙が浮かんで来たが、それでも厳しい調教で仕込まれた通りに舌を伸ばし、尿で濡れそぼっている彼女の陰部を舐め始めた。 「ウフッ、男にここを舐めさせるなんて初めてだけど、思ったより気持ちいいわね…もっとしっかり舐めなさいよ、男奴隷さん」 舌に拡がるアンモニア臭が強い尿の刺激的な味と共に、紗友里の蔑んだ声が昌弘の胸を深く抉った。 「紗友里お嬢さん、男奴隷に“さん”付けはよくありませんよ。ちゃんと“男奴隷”と呼び捨てにして下さいね…それと男奴隷、さっき他の仲居さんに注意されたでしょう。舐めるだけじゃなくて、唇も使って残っているおしっこをきちんと吸い取るのよ!」 美緒は傍から紗友里にやんわりと注意し、昌弘には厳しい口調で命令した。昌弘は恥辱で体を震わせながらも、美緒の命令通りに唇を使って紗友里の陰唇に吸い付き、残存している尿を吸い取った。 「男の口をウォシュレット代わりに使うなんて、本当に気分がいいわ…癖になりそう」 紗友里は急に昌弘の口元から陰部を離し、体の向きを変えて尻を突き出した。紗友里は何の恥ずかしげも無く、自分の両手で尻たぶを拡げ、肛門を露出させて昌弘の顔に突き出した。 「男奴隷さん…いえ、男奴隷のために、全然拭いてないのよ。念入りに舐めて、ちゃんときれいにしてね」 紗友里の肛門周辺は、彼女のきれいな体から排出されたとは信じられない程の、強烈な臭気がする褐色の汚れが付着していた。昌弘はあまりの惨めさにこの世から消え去りたくなったが、それでも舌を伸ばして紗友里の汚れた肛門を舐め始めた。強い臭気と共に酸味が混じったえぐい苦みが昌弘の舌に拡がり、強烈な吐き気が込み上げた。それでも、昌弘は強い嘔吐感を必死に抑えながら舌を動かし、褐色の汚れを舐め取り続けた。ほんの僅かと言っても、憧れの紗友里から大便を舐め取らされて、昌弘の胸はズタズタに傷ついていた。 昌弘が懸命に舌を動かした甲斐があり、ようやく褐色の汚れが無くなって肛門のピンク色をした襞が現れた時、不意にブスゥッと大きな音がして、強い臭気がするガスと肛門内の残滓が昌弘の口中に飛び込んだ。 「あらら、ごめんなさいね…お尻の穴が刺激されたから、おならが出ちゃったわ」 紗友里は笑い声で昌弘に一応はあやまったが、すかさず美緒が、 「紗友里お嬢さん、男奴隷に謝罪は一切不要です。それにお嬢さんのおならを口に出来るなんて、男奴隷には贅沢なくらいですよ。男奴隷にとって、女性のおならは香水と同じですからね。ウフフ…」 と紗友里に注意して、昌弘を嘲笑った。紗友里のガスを口に入れられた昌弘は、 (僕は女のおならを口に入れられたんだ…それも、大好きな紗友里さんの…もう、紗友里さんの顔をまともに見れない…) と深く傷ついて落ち込み、目から涙がこぼれた。それは、憧れの紗友里が他の仲居達と同じく、昌弘を男どころか人間と見なしていない事をはっきりと思い知らせ、紗友里に対する憧れと片思いが粉々に砕け散った瞬間だった。 「あっと、のんびりしている暇は無いわ。仕事に戻らなきゃ」 紗友里は着物の裾を下ろすと、昌弘を一瞥もせずに足早に立ち去った。美緒は、うなだれて涙を流している昌弘の顔を覗き込み、 「あら、男奴隷、泣いてるの?言っておくけど、この程度で泣いてたら、体中の水分が無くなって脱水症状になるわよ。何しろ、お前の奴隷調教は、まだスタートラインに着いたばかりなんだからね!」 と厳しいことを言い放った。 「男奴隷、泣いてる暇は無いわよ。次の仲居さんがいらっしゃったわ」 今度は、40代の仲居が正坐している全裸の昌弘を横目で見ながら、従業員用トイレに入り、着物の裾を捲って用を足した。 美緒は腕時計を見て、そろそろ仲居達の午後の休憩時間と考え、昌弘を休憩室に連れて行き、舐め犬にして仲居達へ舌奉仕をさせた。その後、美緒は昌弘を地下室に連れ戻し、琴絵と一緒にSⅯショーの簡単なリハーサルを行った。この日も、団体女性客の夕食が終わった頃にSⅯショーが開催され、ショーの後に昌弘は女性客達へ舐め犬兼人間便器として貸し出された。 深夜近くに全てが終わり、地下室に連れ戻されて檻に入れられた昌弘は、満身創痍で心身共に疲れ果て、もう何も考えられなかった。今の昌弘はすっかり卑屈になり、おどおどして仲居達や女性客達の顔がまともに見れず、視界に入るのは女性の脚と尻と陰部だけになってしまった。 女性の脚は、軽蔑の念と共に昌弘を蹴ったり顔を踏みにじったりする凶器となり、彼を酷く蹂躙した。女性の尻は昌弘の顔を押し潰して征服する武器となり、彼に立ち直れない程の強い屈辱感を味わせた。女性の陰部は昌弘に舌奉仕を強要して尿を飲ませる絶対兵器となり、彼の心を完全に組み伏せて制圧し、女性に絶対反抗出来ないように屈服させた。 普通の男なら惹きつけられて欲情する女の脚と尻と陰部が、昌弘にとっては自分を酷い目に遭わせてねじ伏せ、徹底して辱める畏怖の対象となってしまったのだ。たったの二日で、昌弘の精神は卑屈にねじ曲がり、すっかり女性恐怖症になっていた。昌弘は檻の中で横たわり、こんな悲惨な日々がいつまで続くのか…と暗澹たる気分になり落ち込んだが、疲労でいつの間にか寝入ってしまった。 朝が来て、昌弘は昨日と同じく、美緒に檻を黒革ブーツで蹴られて目が覚めた。屈辱の排便とシャワーと残飯の朝食を済ませた全裸の昌弘は、昨日みたいに仲居達からウォシュレット代わりに使われるか、舌奉仕をさせられると思っていたのだが、今日は勝手が違った。美緒に地下室へ連れ戻され、再度檻に入れられたのだった。 しばらくして女将の理恵、仲居頭の晴美、琴絵に紗友里まで地下室に降りて来た。理恵は、本日はアメリカから外国人女性客の団体が来ると説明して、出し物のSⅯショーについて言及した。 「…欧米ではⅮS(dominance & submission)と言うんだけど、向こうはSⅯの本場でしょう。琴絵さんと美緒さんは凄く似合っていると私は思うけど、体型が違うからどうしても日本人のボンデージファッションは欧米人の目から見て、やはり見劣りがすると思うの。それに旅行会社の方から、出来るだけ日本の文化を体験させて欲しいと要望されているのよ…」 理恵以外の4人の女性は、真面目な顔をして話を聞いていた。 「それで、確か晴美さんは沖縄出身で、棒術と空手の達人だったわよね…紗友里は高校時代に弓道部だったから、それを生かそうと思うのよ」 晴美と紗友里は些か困惑した表情で、 「高校を卒業するまで棒術と空手は一生懸命稽古しましたけど、もう何年もしてませんし、そんなに大した腕じゃないですよ…ところで、それをSⅯショーにどう使うんですか?」 「お母さん…いえ、女将さん、この男奴隷を弓で射るつもりなの?」 とそれぞれ理恵に尋ねた。理恵は笑いながら、 「晴美さん、そんなに謙遜しなくていいわ。紗友里も弓と矢は、まだ持っていたわよね。棒と竹刀は亡くなった主人のがあるし…琴絵さんは以前、縄師から縛り方の講習を受けたと言ってたわよね」 と言って、自分が考えたSⅯショーのシナリオを説明した。理恵のシナリオを聞いた女性達は難しい顔をして首を傾げたが、少し間を置いて仲居頭の晴美が、 「分かりました、女将さんがそうおっしゃるのなら、やってみましょう…ただ、この男奴隷とSⅯショーの特別な練習をする必要がありますよ」 と答えて、理恵に賛同した。紗友里と琴絵も、 「お母さ…女将さんがそう言うなら、仕方ないわね…私も弓の練習が要るわ」 「私も久しぶりにロープワークの練習をしなくちゃね」 と答えた。檻の中で理恵が考えたシナリオを聞いた昌弘は、顔を青ざめた。この二日間で散々鞭打たれて酷い目に遭ったが、今回は全身打撲で倒れるんじゃないかと、本気で心配した。 理恵は女性達が賛同してくれたのに安心して、 「それじゃ、晴美さんと紗友里は、今日は仲居の仕事を免除するから、夕方までそれぞれ練習して頂戴。琴絵さんと美緒さんも、お願いしますね」 と言って、地下室から出て行った。他の女性達も、準備や着替えのために地下室から出て行った。 地下室の檻に取り残された全裸の昌弘は、うずくまって頭を抱えた。理恵のシナリオだと、昌弘は外国人女性客の前で晴美から叩きのめされて辱められ、それから恥ずかしく悲惨な目に遭わされるのだ。何とか逃れる方法は無いだろうか…昌弘がしばらく思い悩んでいると、棒と竹刀を持った晴美と、赤色の麻縄を手にした琴絵と、黒マントを持った美緒が地下室に現れた。 晴美は仲居の着物から、Tシャツとホットパンツに着替えており、琴絵も動きやすい服装に着替えていた。美緒は檻の扉を開け、 「男奴隷、出て来なさい!」 と昌弘に命じた。全裸の昌弘が四つん這いで檻から這い出ると、美緒は、 「男奴隷、特別に二本足で歩くのを許してあげるから、お立ち!」 と命じた。昌弘が立ち上がると、美緒は彼の首に黒マントを巻き付けて、裸体を覆った。美緒は昌弘の首輪にリードを取りつけ、 「男奴隷、ここは狭いから、別館の舞台に移動するわよ」 と言ってリードを引っ張り、地下室の階段へ歩いて行った。昌弘は慌てて美緒の後をついて行き、その後を晴美と琴絵が続いた。 別館の舞台に到着すると、美緒は昌弘の首輪からリードを外し、黒マントを剥ぎ取った。晴美は全裸の昌弘に竹刀を突き出し、 「男奴隷、この竹刀を持って、構えなさい!」 と命じた。昌弘が竹刀を受け取って剣道の構えをすると、晴美は彼から間合いを取って、自分の身長と同じ位の長さがある樫の丸い棒を構えた。 「男奴隷、まずは好きなように、私に打ち込みなさい!」 晴美に命じられた昌弘は、小学生の時に習っていた剣道を思い出し、 「エエーイッ」 と気合を入れて、晴美に思い切り打ち込んだ。しかし、晴美は竹刀を棒で軽く受け流しながら、体を斜め横に移動しつつ、棒の先端で昌弘の脇腹を鋭く突いた。 「グエッ」 昌弘はヒキガエルが踏み潰されたような呻き声を出し、竹刀を手放して、その場に蹲った。 「ふ~、こんなに手加減して浅く突いたのに、これじゃあね…お客様からブーイングが来るわ」 晴美がため息をついて嘆いていると、琴絵が口を挟んだ。 「晴美ちゃん、ちょっと力み過ぎよ…もう少し体をほぐしてから、ショーの練習をしたら?その間、私がロープワークの練習をしておくわ」 琴絵は、舞台上で蹲って苦しんでいる全裸の昌弘に、 「男奴隷、今からお前を縄で縛るから、体に余計な力を入れるんじゃないわよ!」 と言って、彼の体に赤色の麻縄を掛けた。琴絵は滑らかな動作で昌弘を麻縄で後ろ手に縛り、残りの麻縄を彼の胴体へ流れるように素早く回して、見事な亀甲縛りを決めた。 「わあ、琴絵さん、見事な縄捌きですねぇ!」 美緒が感嘆の声を上げると、琴絵は、 「美緒ちゃんも見るだけじゃなくて、いい機会だから縛りの練習をしなさい」 と言って、昌弘を縛った赤色の麻縄を解いた。美緒は昌弘の体を台にして、琴絵に習いながらロープワークの練習を始めた。その間、晴美は一人で棒術の練習をしていた。晴美は体幹がしっかりしており、自分の体を中心に樫の棒を速いスピードで振ってきれいに回転させ、蝶の舞みたいな華麗な棒捌きを見せた。 「さてと…段々とカンが戻って来たから、琴絵さん、そろそろ男奴隷に竹刀を持たせて下さい」 晴美に言われた琴絵は、昌弘の縄を解いて竹刀を持たせた。 「男奴隷、時間が勿体無いから、さっさとお立ち!」 琴絵に命じられた昌弘は、よろけながらも立ち上がり、改めて剣道の構えを取った。晴美は昌弘をからかうような口調で、 「男奴隷、遠慮せず私に打ち込んで来なさい…大体男のくせに、女の私に負けて口惜しくないの?それに、今まで私に散々鞭打たれて、おしっこまで飲まされた仕返しをする、絶好のチャンスよ。さっさとおいで」 と言って、自分に掛かって来るよう命じた。挑発された昌弘はカッとなり、 「わあぁーっ」 と大声を出して全身の力を込め、晴美に竹刀を振り下ろした。しかし、又も晴美に軽く竹刀を払われ、棒の両端が交互に連続して昌弘の胴体や手足を素早く打ち据え、痛みで体が動かなくなった。そして、動けなくなった昌弘のみぞおちに棒の鋭い突きが入り、彼は再度呻き声を漏らして竹刀を落とし、舞台上で蹲ってゲェゲェと空嘔吐して苦しんだ。 「お見事です、晴美さん!それにしても、素晴らしい棒術ですね。本当に格好いいわ」 美緒は拍手して、晴美の棒術を賛美した。晴美は少し照れたような口調で、 「何年もしてなくて、腕がなまっているから、恥ずかしいわ…それにしても、突くのは最後の止めにして、叩くのを主にして時間を稼ぐ必要があるわね…琴絵さん、私は殺陣の構成を考えますから、その間に縄の練習をして下さい」 と言って、琴絵を促した。琴絵は美緒と一緒に、蹲って苦しんでいる昌弘に麻縄を掛け、縛りの練習を再開した。その間、晴美は棒を振りながら、構成を考えていた。 しばらくして、晴美が琴絵に、 「琴絵さん、空手の練習もしなければなりませんから、そろそろ男奴隷を貸して下さい」 と申し出た。琴絵は昌弘を縛っていた麻縄を解き、 「男奴隷、さっさとお立ち!」 と命じて、彼を立たせた。琴絵は昌弘から畳一枚分の間合いを取って、空手の構えをした。 「男奴隷、好きに掛かって来なさい!今度は素手の勝負だから、男のお前なら女の私に勝てるんじゃない?今度こそ、私に仕返しするチャンスよ。それとも、私に鞭打たれて、便器に落とされて、おしっこまで飲まされたお前には、勝負する意気地も無くなったのかしら?」 晴美の侮蔑的な挑発を受けて、昌弘は完全に逆上してしまい、 「ウオォーッ」 と雄叫びを上げて晴美に駆け寄り、右腕に渾身の力を込めて、大振りの右フックを彼女の顔に目掛けて放った。しかし、晴美は両膝を柔らかく使い、スッと身を屈めて昌弘の右フックをかわし、両膝のばねを使い腰を回して、昌弘のみぞおちに鋭い正拳突きを決めた。 「ゲボォッ」 昌弘は空嘔吐するような呻き声を出し、体を折り曲げて顎を突き出した。その顎に晴美が膝蹴りを突き上げ、昌弘は悲鳴も上げられずに、その場に崩れ落ちた。 「お見事です、晴美さん!晴美さんって、棒術だけじゃなくて、空手も強いんですね。本当に素晴らしいです!」 美緒は又も拍手して、晴美を賛美した。晴美も照れた口調で、 「褒め過ぎよ、美緒さん。空手の世界じゃ、私なんて全然大したことは無いわよ…それにしても、本気で殺陣の構成を考えないと、ショーにならないわね…」 と答えて、舞台上で引っくり返って気絶している昌弘を見下ろし、少し考え込んだ。それから、晴美は昌弘の上体を起こし、彼の背中に自分の膝を強く押し当てて柔道の活を入れ、気絶から覚ました。昌弘が虚ろな目つきで意味不明のことを呟くと、前に回った琴絵が彼に強烈な往復ビンタを張って、気合を入れた。 「ヒイィッ」 悲鳴を上げた昌弘に、琴絵は怒鳴りつけた。 「男奴隷、ぼんやりして、練習時間を無駄にするんじゃないわよ!さっさと立って、晴美さんの練習相手におなり!」 昌弘は、男の自分が女の晴美に本気で向かっていき、あっさり叩きのめされて負けた屈辱で泣きそうになった。しかし、琴絵に怒鳴り声で命じられた昌弘は、よろめきながらも何とか立ち上がった。晴美は昌弘に竹刀を手渡し、 「男奴隷、お前を本気で掛かって来らせて、私が受け流そうかと思ったけど、お前が弱すぎて駄目みたいね…これじゃ、ショーにならないから、今から殺陣をつけてあげるわ。私の言う通りの順番で竹刀を振るんだよ。間違えてショーが失敗したら、どんな目に遭うか…お前が一番よく分かっているでしょうけどね」 と言って、昌弘に竹刀を縦・横・袈裟懸けと、振る順番を教え、それに合わせて晴美が棒で受けるよう殺陣をつけた。次は、昌弘に殴り掛かる順番を教え、それを晴美が空手の技で受けるよう殺陣をつけた。間違えると晴美から酷いお仕置きを受けるのは分かっていたので、昌弘は必死に振り付けの順番を覚えた。それでも、何とかショーになりそうだと晴美が判断するまで、殺陣の練習は夕方近くまで掛かった。 午後7時頃、別館の舞台がある大広間では、アメリカ人団体女性客30名が夕食を大体食べ終えてくつろいでいた。年齢は30代から40代で、三分の二は白人、三分の一は黒人とヒスパニック系だった。テーブルにはビール・日本酒・ウィスキーの瓶が並び、アメリカ人女性客達は結構酔いが回っているようだった。 女将の理恵が、着物姿でマイクを持って舞台の端に立ち、 「皆様、大変お待たせ致しました。ただ今から、ⅮS(dominance & submission)忍者アクションショーを開催致します」 と流暢な英語で案内すると、客席から拍手と口笛が湧いた。理恵は若い頃にアメリカ留学の経験があり、今でも英語が得意だった。 幕が開くと、黒マントで身体を覆い、ポニーテールの動きやすい髪型で紺色の鉢巻きをした晴美が、裸足で舞台の袖から出て来た。次に舞台の反対側の袖から、後ろ手に縛られた昌弘が両脇を琴絵と美緒に抱えられて出て来た。昌弘は人気アニメにあるような竹筒の猿ぐつわを咬まされ、白色の六尺褌を着けただけの裸だった。琴絵と美緒も裸足で、紺色作務衣の下衣だけを穿き、上半身は何も着ずに胸には紺色のさらしを巻いていた。昌弘は晴美と約2メートル離れた位置で、琴絵と美緒に跪かされた。晴美が口を開いた。 「お前が武士のくせに、下男に扮装して伊賀の里に忍び込んだ、生粋のたわけ者だね。素人の武士如きが忍者に探りを入れようなんぞ、片腹痛いわ。目に物を見せてくれようぞ」 晴美が台詞を言うと、琴絵と美緒は、昌弘を後ろ手に縛った縄を素早く解き、竹筒の猿ぐつわを外して、少し離れた。理恵は、晴美の台詞の要約を英語で、アメリカ人女性客達に説明した。このSⅯショーの間、理恵はずっと舞台での台詞を要約して、英語で説明していた。 昌弘が立ち上がると、晴美は羽織っていた黒マントを脱ぎ捨てた。晴美の衣装が露になり、客席がどよめいた。晴美は手首と足首まで覆っている黒色の全身網タイツを着て、胸がぎりぎり隠れる幅の赤いさらしを巻き、腰には股が隠れる程度の赤い布をミニスカートの様に巻いていた。網目がやや粗い黒色網タイツが忍者の鎖かたびらに見えて、まるでセクシーVシネマに出て来るくノ一の様だった。 琴絵は六尺褌姿の昌弘に竹刀を放り投げ、美緒は晴美に樫の棒を手渡して、彼女が脱ぎ捨てた黒マントを舞台の袖に持って行った。晴美は最初、自分一人で棒術の演武を行った。晴美を中心に棒が唸りを上げて高速回転し、蝶の舞の様な華麗な演武に客席から拍手が湧いた。 晴美は、昌弘と対峙して棒を構え、 「お前も武士なら、男らしく掛かっておいで!もし、私に勝てたら、お前を伊賀の里から逃がしてあげるわ」 と台詞を言った。それが合図かのように、昌弘も竹刀を構え、 「キエェーイ」 と気合を入れて、晴美に打ち込んだ。晴美は竹刀を軽く弾き、棒の端で昌弘の胴を軽く打った。昌弘は痛みで顔を歪めたが、殺陣の打ち合わせ通りの順番に竹刀を振り続けた。晴美は、昌弘の打ち込む竹刀を棒で全て弾き返しては、彼が倒れない程度に胴や手足を棒の端で軽く叩いた。それでも、昌弘にとっては痛くて堪らなかった。晴美と昌弘の勝負は、アメリカ人女性客達の目から見ても、猫がネズミを嬲るみたいに、晴美が昌弘をいいように弄んでいるようだった。 晴美は頃合いを見て、昌弘の竹刀を叩き落とし、彼のみぞおちを棒の先端で強めに突いた。 「ゲボォッ」 昌弘は呻き声を上げ、その場で蹲り苦しんだ。女の晴美が勝ったので、アメリカ人女性客達は喜び、拍手と口笛が鳴った。美緒は竹刀を拾い、晴美から棒を受け取って、舞台の袖に持って行った。 「武士のくせに、女の私に負けるなんて、情けない男だねぇ…このまま処刑してもいいけど、最後の機会をあげるわ。私と徒手で勝負しなさい。お前も武士なら、柔術の心得くらいあるでしょう」 晴美が台詞を言うと、昌弘は苦しげな顔をしながらも、何とか立ち上がった。もう少し蹲って休みたかったが、シナリオ通りに動かなければ、後で悲惨な目に遭うのは確実だった。昌弘はボクシングみたいに構えると、 「うわぁーっ」 と大声を出して、右手で晴美に殴り掛かった。晴美は左腕で昌弘の右パンチをブロックし、右の下突きを彼の腹に打ち込んだ。 「グフッ」 呻き声を漏らして前屈みになった昌弘から、晴美はバックステップで間合いを取り、右回し蹴りを、彼の顔の左頬に入れた。昌弘は悲鳴も上げられずに、その場に倒れた。晴美は、舞台上で倒れた昌弘の顔を素足で踏みにじり、 「横になって、どうしたのよ?それでも武士なの?男なの?さっさと立ちなさいよ!」 と罵った。晴美が昌弘の顔から足を外すと、昌弘は演技ではなく、本当に口惜しそうな表情をしてよろよろと立ち上がった。 「おやおや、まだ立てるんだね…武士の意地を見せるじゃないの」 晴美はからかうように言うと、ローキックからボディブロー、頬への掌底打ちから腹部への連続した膝蹴り、踵蹴りで昌弘の体を突き飛ばして間合いを取ってからの後ろ回し蹴りと、昌弘を人間サンドバッグ状態にしていたぶった。昌弘も反撃のパンチをいくらか繰り出すのだが、全て晴美にブロックされた。 晴美は連続攻撃の最中に、昌弘の六尺褌に手を掛けて、無理やり剥ぎ取った。フリチンの情けない姿にされた昌弘を見て、アメリカ人女性客達は大喜びして、歓声を上げた。恥ずかしくなった昌弘は直ぐに両手で股間部分を隠したが、顔面ががら空きになり、顔に回し蹴りを喰らってしまった。全て殺陣の練習通りの動きで、晴美の攻撃も昌弘が気絶して倒れないよう手加減しているのだが、それでもアメリカ人女性客達には、女の晴美が男の昌弘を嬲りものにしているように見えて、大盛り上がりだった。 頃合いを見た晴美は、左前蹴りを昌弘のみぞおちに入れ、彼が苦し気な呻き声を漏らして前屈みになったところで、右足を垂直近くに高く上げた。これは殺陣の練習には無かった動きで、体を折り疑問に思った昌弘が顔だけ上向かせると、晴美の右足踵が落下するのが一瞬見え、それが彼の頭頂部に激突した。脳震盪を起こした昌弘は目の前が真っ白になり、呻き声も出せずにその場で崩れ落ちた。 アメリカ人女性客達は、本国でプロレスや総合格闘技の試合を色々と見てきたのだが、初めて踵落としの技がきれいに決まったのを見て大喜びし、口笛を吹いて割れんばかりの拍手をした。 練習の時と同じ様に、晴美は昌弘の上体を起こし、彼の背中に自分の膝を強く押し当てて柔道の活を入れ、気絶から覚ました。全裸の昌弘が虚ろな目をしてぼうっとしていると、晴美は立ち上がって、足の裏でビンタするみたいに彼の頬を蹴り、気合を入れた。 「横着に寝ているんじゃないわ!お前は武士で男のくせに、女の私に負けたんだよ。言った通りに、今から処刑してやるからね!」 晴美に怒鳴られた昌弘は、シナリオ通りにその場で土下座し、 「お、お願いでございます…命ばかりは、お助けを…何とぞ、お情けを…」 と震え声で卑屈に台詞を述べた。晴美は土下座している昌弘の頭を裸足で踏みにじり、 「ふん、武士のくせに命乞いをするのかい!潔く切腹したらどうなの!お前は武士どころか、男じゃないよ!」 と酷く罵った。そして、昌弘の頭から足を外し、 「面をお上げ!」 と命じて上体を起こさせ、正坐の体勢を取らせた。それから晴美が腰に巻いていた赤い布を取り払うと、客席のアメリカ人女性客達からざわめきが起こった。晴美が着ている黒色の全身網タイツは股間部分が空いており、陰部が丸見えだった。 晴美は、正座している昌弘の顔に腰を突き出し、 「命が惜しいのなら、舐め犬になって、私のここをお舐め!」 と自分の陰部を指差して命令した。全裸の昌弘は、客席から見えるように舌を精一杯伸ばして、晴美の陰部を舐め始めた。 「ふん、命惜しさに自分を叩きのめした女の恥ずかしい所を舐めるなんて、お前には男の矜持と言うものが無いんだね…誇り高い武士なら、舌を咬み切って自害しているわよ!」 晴美は、自分の陰部を舐めている昌弘を見下して、酷く侮蔑した。決められた台詞とは言え、晴美から蔑まれた昌弘は、屈辱で身震いした。昌弘が口惜しがりながら、晴美の陰部を舐めている様子を見て、アメリカ人女性客達は喜んだ。次に晴美は体の向きを変え、昌弘の顔に尻を突き出し、両手で尻たぶを拡げて肛門を露わにして、 「武士の誇りを無くした男に、相応しいところを舐めさせてあげるよ…女の体で一番汚い肛門をお舐め!」 と命じた。シナリオ通りではあるが、昌弘は演技ではなく本気で屈辱に苛まれ、顔を真っ赤にして体を震わせながら舌を伸ばし、晴美の肛門を舐め始めた。口惜しがって身震いしている昌弘が、晴美の肛門を舐めているのを見たアメリカ人女性客達は、大喜びして口笛を鳴らした。欧米では、相手の尻(ass)にキスするのは屈辱と服従を表す代表的な行為なのだが、肛門(ass hole)を舐めさせるのはそれを遥かに上回る屈辱的な行為なので、アメリカ人女性客達には大受けだった。 少しの間肛門を舐めさせていた晴美は、すっと昌弘から離れて彼の方を向くと、 「お前はもう、武士どころか男じゃないわ。男じゃないお前に、相応しい可愛がりをしてあげるよ…四つん這いにおなり!」 と命じた。全裸の昌弘がよろよろと四つん這いになると、黒色ディルドゥを手にした琴絵が彼の背後から近づいた。 琴絵は四つん這いになっている昌弘の陰嚢を左手で軽く握り、右手の黒色ディルドゥ先端を彼の肛門に宛がった。琴絵は、黒色ディルドゥをゆっくりと昌弘の肛門に押し込み始めた。 「ヒイィッ」 肛門に違和感を感じた昌弘が、短い悲鳴を漏らして肛門をすぼめようとすると、琴絵は陰嚢の握った左手にじわりと力を込め、 「肛門の力を抜くんだよ!力を抜かなかったら、睾丸を握り潰してやるからね!」 と脅した。昌弘が止む無く括約筋を緩めると、琴絵はディルドゥを一気に挿入した。 「あひぃっ」 黒色ディルドゥには既にローションが塗られており、昌弘も琴絵からアナル調教を受けているので、大した痛みは無かった。それでも肛門に異物を挿入される違和感に慣れることは出来ず、情けない喘ぎ声が昌弘の口から漏れた。琴絵はディルドゥを小刻みに動かし、昌弘の前立腺を巧みに刺激して、彼の股間のものを見る見る硬く屹立させた。肛門にディルドゥを挿入され、喘ぎ声を出して勃起する昌弘の醜態が晒されて、客席のアメリカ人女性客達から失笑が漏れた。 琴絵は昌弘の陰嚢から左手を離して立ち上がると、四つん這いの昌弘を横から蹴り転がして、仰向けに倒した。琴絵は仰向けになった昌弘の顔を足で挟むように立ち、彼を見下して酷いことを言い放った。 「武士くせに女に命乞いする男は、おまるに使って私のおしっこを飲ませてやるわ!」 琴絵は、作務衣の下衣を膝下まで下した。彼女は下着を穿いてなかったので陰部が丸出しになり、濃い陰毛が客席からでもよく見えて、アメリカ人女性客達はざわついた。琴絵は排尿が客席から見えるように、自分の陰部と昌弘の口元に少しの距離を取って、彼の顔にしゃがんだ。 「睾丸を踏み潰されたくなかったら、口を大きくお開け!」 と命じた。屈辱に顔を歪めた昌弘が命令通りに口を開くと、琴絵の陰部から直ぐに一条の尿が噴き出した。それは舞台のライトを反射して、きれいに光りながら昌弘の開いた口に注ぎ込まれた。それを見ていたアメリカ人女性客達から、ため息が漏れた。 「私のおしっこを、一滴もこぼすんじゃないわよ!もしこぼしたら、お前のおちんちんを切り取って、口に押し込んでやるからね!」 琴絵は昌弘を脅しながら、排尿を続けた。もし尿を舞台でこぼしでもしたら、琴絵と晴美から恐ろしいお仕置きをされるのが分かっている昌弘は、琴絵の尿を必死に飲み続けた。琴絵は排尿を終えると、昌弘の舌の動きが客席から分かるような距離に、自分の陰部と彼の口元の間を縮め、 「私のおしっこを飲み終えたなら、お前の舌で舐めてきれいにおし!」 と命じた。昌弘は舌を精一杯伸ばして、尿で濡れた琴絵の陰部を舐め始めた。琴絵の尿を飲んでいる最中は、こぼさないように必死だったので分からなかったが、無事にこぼさず飲み終えて少し緊張が解けたのか、昌弘は舌に尿のアンモニア臭と刺激的な味が拡がったのが実感出来て、惨めな気持ちになった。昌弘が琴絵の陰部を舐めているのを見たアメリカ人女性客達から、自然に拍手が湧いた。 適当なところで琴絵は立ち上がり、膝下までずり下げていた作務衣を引き上げて、 「とっととお立ち!お前のみっともない姿を、皆様にお見せするんだよ!」 と昌弘に命じて、黒色ディルドゥを肛門に挿入したまま彼を立たせた。琴絵は、本当はディルドゥのスイッチを入れて、昌弘の直腸内で振動させてやりたかったのだが、さすがに時代考証を考えて思い止まった。立ち上がった昌弘は、本能的に両手で股間の硬く屹立したものを隠そうとしたが、琴絵から、 「ぼうっとしてないで、両手を後ろにお回し!」 と命じられ、仕方なく両手を背中に回した。直ぐに美緒が琴絵に近寄り、赤色の麻縄を手渡した。琴絵は素早く昌弘を後ろ手に縛り、彼の前面を晴美に向けた。美緒は急いで晴美に近づき、竹鞭を手渡した。晴美は、細くてしなる竹鞭を空中で鋭く振り、風切る音を昌弘とアメリカ人女性客達に聞かせてから、 「お前はお尻の穴に張形を入れられ、感じて勃起しているのかい?さぞかし、お殿様から衆道で可愛がられたんだろうねぇ…ウフフ」 と言って、昌弘の硬く屹立しているものを竹鞭の先でつつき、嘲笑った。それから、 「衆道に嵌ったおぞましい変態には、痛い目を見させてやるわ!」 と大声を出し、竹鞭で昌弘の体を鋭く打ち始めた。たちまち昌弘の体には赤い筋が何条も浮き出て、彼の口から悲鳴が上がった。すると、美緒がすかさず昌弘の口に竹筒の猿ぐつわを咬まして、彼の後頭部でしっかりと竹筒の紐を結び付けた。晴美の鞭打ちは続き、昌弘はくぐもった呻き声を上げて苦しんだが、後ろで琴絵が彼の両手をしっかり押さえているので、鞭の嵐から逃れられなかった。 晴美の鞭打ちは昌弘の胴体から股間部に移り、硬く屹立したものを何度も鞭打たれて、昌弘は股間のものがちぎり取られそうな激痛に、涙を流して悶え苦しんだ。しかし、肛門に挿入されているディルドゥで前立腺を刺激され続けているためか、股間のものは萎える気配が無かった。晴美の鞭打ちの迫力に、アメリカ人女性客達は囃し立てること無く、息を呑んで見つめていた。 ようやく晴美が鞭打ちを終えた時、昌弘の体は赤い条痕でびっしりと覆われ、彼の目から涙がボロボロこぼれていた。しかし、それでも股間のものは萎えることなく、硬く屹立していた。 「ふんっ、これだけ鞭打っても、まだ興奮して勃起しているんだね…お前みたいな恥知らずには、この世にいる価値なんてこれっぽっちも無いのさ…今から処刑してやるわ!覚悟を決めて、往生おし!」 晴美が響くような声で台詞を言うと、後ろで昌弘を押さえていた琴絵が、両手を縛っていた赤い麻縄の残りを彼の体の前に回して、手際よく縛り上げて見事な亀甲縛りを披露した。赤色の麻縄が映える亀甲縛りの綺麗な形がアメリカ人女性客達に受けて、拍手が湧いた。昌弘を縛り上げると、琴絵と晴美と美緒は舞台の袖に引っ込み、舞台中央には仁王立ちになって竹筒の猿ぐつわを咬まされている亀甲縛りの昌弘1人が取り残された。 そこで不意に、ライトが客席の真ん中へ照らされた。いつの間にか、舞台から12、3メートル離れたその位置に、白色の鉢巻きをして仲居の着物を着た紗友里が、和弓と矢を持って立っていた。さすがに、矢の先は刺さらないように、小さな硬いゴムのボールが取り付けられていた。 紗友里は、些か緊張した面持ちで着物の片袖を脱ぎ、弓道の所作通りに和弓に矢をつがえ、舞台中央に立っている昌弘に向けて、和弓を引き絞った。真剣な表情の紗友里が和弓を引き絞って静止している姿は清楚で凛々しく、まるで巫女が厳粛な神事を司っているように神々しく見えた。騒がしいアメリカ人女性客達は、皆無口になって静かになり、固唾を呑んで彼女を見つめていた。 舞台中央に立っている昌弘は、恐怖でブルブル震えていた。逃げ出したかったが、紗友里が弓を引いている際には、1ミリたりとも動くなと晴美に厳命されていたので、仁王立ちになったまま動けなかった。もし、動いて逃げたりでもしたら、冗談抜きに激怒した晴美から一本鞭で死ぬまで打たれるだろう。 神様、お願いですから、矢を外して下さい…昌弘が神に祈った瞬間、紗友里が矢を放った。空気を裂く音がした瞬間、矢は見事に昌弘のみぞおちへ吸い込まれるように命中した。 「グゥッ」 昌弘は、竹筒の猿ぐつわの下からくぐもった呻き声を上げ、体を折ってその場に崩れ落ち、腹全体に広がる痛みに悶え苦しんだ。矢が昌弘に命中して彼が崩れ落ちた瞬間、客席から歓声が湧き、アメリカ人女性客達は全員立ち上がって、盛大な拍手をした。矢を外さずに打ち終わってスタンディングオベーションを受けた紗友里は、緊張が解けて恥ずかしそうに顔を赤くした。歓声を上げたアメリカ人女性客達は、入れ替わり立ち代わり紗友里にハグし、握手を求めた。 舞台の端に立っていた女将の理恵は、 「皆様、囚われた男の処刑が終わりましたので、ⅮS忍者アクションショーは一旦終了致します。御観覧、ありがとうございました。この後、直ぐにアトラクションがありますので、しばらくお待ち下さいませ」 と流暢な英語で案内し、舞台の幕が閉まった。 幕が閉まった舞台上で、女将の理恵が三人を絶賛した。 「さすが晴美さん、素晴らしかったわよ!晴美さんの棒術と空手を、お客様全員が夢中になって観覧してたわ。琴絵さんの聖水責めと縄使いも素晴らしくて、お客様は大喜びよ。美緒さんのアシストもキビキビしていて、舞台がスムーズに進行したわ。本当にありがとう!」 しかし、晴美は苦笑いを浮かべ、 「でも女将さん、お客様の注目を一身に浴びて、一番絶賛されたのは、舞台の締めを執り行った紗友里お嬢さんでしたよ…結局、一番美味しいところを紗友里お嬢さんに取られちゃいましたね」 と返事をした。みぞおちに矢を打ち込まれた痛みが引かずに、舞台上で横たわって苦しんでいる昌弘は、二人の会話を聞いて、 (畜生、舞台で一番痛くて悲惨な目に遭って、一番苦労したのは俺じゃないか!) と内心毒づいた。そこで、琴絵が理恵と晴美に注意した。 「女将さん、晴美さん、アトラクションがあるんですから、お話しは後でゆっくり!先に早く準備しましょう!」 「それもそうね…それじゃ、急いで頂戴」 女将の理恵に促され、晴美と琴絵と美緒は慌しく動き出した。晴美は、自分の腰から取り払った赤い布を拾い上げ、改めて腰に巻いた。美緒は、まだ苦しんでいる昌弘の肛門から黒色ディルドゥを抜き取り、竹筒の猿ぐつわを外して舞台袖に片付けた。琴絵は、細紐を昌弘の股間のものにしっかりと結び、細紐の大体の長さを目分量で決めて、細紐の端を舞台前面にある金具に結び付けた。それから琴絵は、舞台上で蹲って苦しんでいる昌弘の髪を掴んで、引っ張り上げて顔を上向かせ、目から火花が散る程の強烈な往復ビンタを張って、気合を入れた。 「男奴隷、いつまで休んでいるの!まだ、お客様に楽しんで戴く仕事が残っているんだよ!とっととお立ち!」 琴絵に命じられた昌弘は、亀甲縛りで後ろ手に縛られたまま、泣きそうな顔をしてよろよろと立ち上がった。昌弘が立ち上がったのを見た晴美は、 「男奴隷、これから、お客様がお前を弓矢の的にするからね。今度は、動いて矢を避けてもいいわよ。まあ、あそこを紐で繋がれているから、動ける範囲は限られているけどね…言っておくけど、お客様へ絶対に背中を見せるんじゃないわよ!常に客席の方を向いていなさい!」 と命令した。それから晴美は、 「女将さん、準備が出来ました」 と幕の外に出ていた理恵に伝えた。理恵は直ぐにマイクで、 「お客様、ただ今アトラクションの準備が整いましたので、一旦お座り下さい」 と流暢な英語で案内し、うろついているアメリカ人女性客達を座らせた。直ぐに幕が開き、全裸に亀甲縛りで赤色の麻縄を体に掛けられて、後ろ手に拘束され、股間のものを細紐で舞台の金具に繋がれて立っている、哀れな姿の昌弘が晒された。 「お客様の中で、先程のショーみたいに、囚われの男を弓矢で射ってみたい方はいらっしゃいますか?そこの仲居が日本の弓の使い方をお教え致しますので、ご希望なさる方は手をお挙げ下さいませ」 理恵は、まだ客席中央にいる紗友里を指差して案内すると、アメリカ人女性客達は歓声を上げ、全員が手を上げた。予想はしていたが、苦笑いを浮かべた理恵は、 「それでは、時間が限られておりますので、お一人様1回でお願い致します。そちらの端の方から、順番になさって下さい」 と案内した。アメリカ人女性客達は、直ぐに紗友里の周りに集まったが、彼女が拙い英語で何とか一列に並ばせた。紗友里はアメリカ人女性客達に和弓を手渡し、矢のつがえ方と弓の引き方を簡単に教えた。 最初は30代の白人女性が弓を取り、舞台の昌弘を狙って弓を引いた。顔を青くした昌弘は、避けようと慌てて体を動かしたが、細紐がピンっと張り、股間のものがちぎれるように痛んで悲鳴を漏らし、動きが止まった。股間のものが細紐で繋がれているので、それ程自由に動けないのだ。昌弘がジタバタと見苦しく動く姿を見て、アメリカ人女性客達は彼を指差して大笑いした。 白人女性が矢を放ったが、幸い昌弘の体ギリギリに飛び、当たりはしなかった。白人女性は舌打ちをして、次の女性に弓を渡した。実際、和弓は命中させるのが難しく、素人が引いてなかなか当たるものでは無かった。また、和弓は矢を4本だけ使うので、紗友里も矢を4本しか持っておらず、アメリカ人女性客が矢を放つ度に、晴美と琴絵と美緒が走って矢を回収しなければならなかった。 40代の黒人女性が弓を構えると、舞台を左右に動き回る昌弘にじっくりと狙いを定めて、矢を放った。 「グボッ」 今度は見事に矢が脇腹に命中し、昌弘はヒキガエルの鳴き声のような呻き声を上げて、その場に崩れ落ちた。命中させた黒人女性は嬌声を上げてピョンピョンと跳ね、両手を上げて喜び、次の女性客に自慢した。次の40代の白人女性客は、待ちきれないように黒人女性から弓を受け取り、直ぐに矢をつがえた。 アメリカ人女性客達30人が全員矢を射終わった時、疲れ切った昌弘は舞台上で座り込み、荒い息をしていた。命中率が悪かったので、6人に1人位の割合でしか矢は当たらなかったのだが、命中すると至近距離からゴルフボールのショットを当てられたような衝撃と痛みがあり、体のダメージは大きかった。また、弓矢の恐怖で股間のものが細紐で繋がれているのをつい失念し、大きく逃げようと動いて細紐がピンッと張り、股間のものが引きちぎれそうな痛みに、昌弘は悲鳴を上げて苦しんだ。その不様な姿を、アメリカ人女性客達は大笑いして喜び、昌弘の心は深く傷ついた。 とりあえず、これで終わった…昌弘がホッと気を緩めていると、女将の理恵が彼を地獄に突き落とすような事を言った。彼女はアメリカ人女性客達に、 「アトラクションも終わりましたので、皆様、お部屋へお戻りになって、ゆっくりとお休み下さいませ…それと、この男奴隷はバター犬兼人間便器として、お客様に有料で貸し出ししております。御使用を希望なさる方は、手をお挙げ下さいませ」 と流暢な英語で案内したのだ。 すると、アメリカ人女性客達は歓声を上げ、全員が手を挙げた。苦笑いした理恵は一昨日と同じように、仲居頭の晴美にビンゴゲームの準備をさせた。 例の如く、女将の理恵はビンゴゲームで2部屋8人の女性客を選び、昌弘に舌奉仕と便器奉仕をさせた。昌弘の監視役は、竹鞭を持った晴美だったが、今回は通訳として理恵もついて行った。 最初のやや太目の40代白人女性は、畳で仰向けにされた昌弘の顔を日本女性の倍はありそうな巨大なヒップで押し潰し、彼は窒息死するんじゃないかと、本気で死の恐怖に怯えた。白人女性客はしばらく尻を振って巨大なヒップで昌弘の顔面を散々蹂躙した後、ちゃぶ台に腰掛けて脚を開き、昌弘に舌奉仕をさせた。白人女性の臭いは日本女性より段違いに強くて、昌弘の頭がクラクラする程だった。それでも懸命に舌を動かしたのだが、絶頂に達するまで時間が掛かり、絶頂に達してもその時間が長くて、逞しい太腿で顔をきつく締め付けられて、昌弘は気が遠くなりそうだった。 何とか舌奉仕が終わると、その白人女性は理恵に催したからと訴え、昌弘にアンモニア臭が日本女性より強く、アルコールの臭いも混じった尿を飲ませた。尿の量も、日本女性よりかなり多かった。
から五日が過ぎたが、人間の適応力は大したもので、昌弘は屈辱感に苛まれながらも、仲居達への舌奉仕やSⅯショー、女性客への舌奉仕と便器奉仕を淡々とこなすようになった。仲居達も当初は好奇心旺盛に昌弘をいたぶり、面白がって舌奉仕や人間ウォシュレットに使っていたが、普段の忙しい仕事に追われ、単に日常の習慣として昌弘を使うようになった。 昌弘が奴隷に落とされて七日目にSⅯショー出演の契約が終了して、琴絵と美緒は温泉旅館を立ち去り、都内のSⅯクラブに戻って行った。入れ替わりに他のSⅯクラブから女王様役の女性2人が派遣されて来たが、SⅯショーの内容自体は大して変わりなかった。そして、昌弘は一種の悟りと言うか、自分の心を出来るだけ麻痺させて、惨めでおぞましい行為を機械的にこなし、出来るだけ屈辱感を感じないように努めた。 しかし、奴隷にされて二週間目に、昌弘の精神を完全に打ちのめす出来事が生じた。夜のSⅯショーが終わり、いつものように女性客の部屋に向かわされた昌弘だったが、普段と違って仲居頭の晴美だけでなく、紗友里もついて来たのだ。 部屋に入った途端、昌弘は裸体を覆っていたマントを晴美に剥ぎ取られた。全裸に首輪だけの昌弘は直ぐにひれ伏し、 「お客様、この男奴隷を舐め犬及び便器にして、存分にお使い下さいませ」 といつも通りに奴隷の口上を述べた。すると、部屋から若い女性客4人の嬌声が上がり、 「きゃーっ、さっきのSⅯショーで見たけど、やっぱり小畑君だわ!奴隷にされたって、噓じゃなかったのね!」 「紗友里が、小畑君を奴隷に落としたと言ってたのは、本当だったのね!凄いわ!」 「ゼミの同級生が真っ裸で土下座して、舐め犬と便器にして下さいと言うなんて、信じられない!」 「これが、紗友里にしつこくつきまとっていた、ストーカーのなれの果てね…結構、お似合いじゃないの!」 と口々にはしゃいだ口調で言った。聞き覚えのある声に、昌弘が思わず顔を上げると、4人の女性客は大学で同じゼミの女子大生達だった。愕然とした昌弘が、 「ど、どうして君達が、こんな所に…」 と震え声で問い掛けようとすると、不意に晴美から乗馬鞭で背中を強く打たれた。 「アヒイィッ」 真っ赤に焼けた鉄棒を背中に押し付けられたような激痛を感じ、悲鳴を上げた昌弘を、晴美は怒鳴りつけた。 「男奴隷、お客様に対して、何て口の利き方をしてるのよ!これじゃ、私の調教が疑われるわ!まだまだ、鞭が足りないようね!」 昌弘は慌てて再度ひれ伏し、 「申し訳ございません。どうか、お許し下さい。何とぞ、お慈悲を…」 と詫びを述べた。晴美は土下座した昌弘の頭を踏みにじりながら、 「紗友里お嬢さんから聞いているけど、いくらお前の大学の同級生だからと言って、お客様に二度とそんな口を利いたら、絶対に許さないからね!」 と叱りつけた。 「も、申し訳ございません…どうか、お慈悲を…」 同じゼミの女子大生達の目の前で、全裸で惨めに土下座し、晴美に頭を踏みにじられて叱責され、卑屈に慈悲を請うのは、昌弘にとって胸をズタズタに切り裂かれる程の耐え難い屈辱だった。しかし、晴美の鞭に怯え切っている昌弘は、彼女の怒りを少しでも和らげるために、重ねて卑屈に詫びるしかなかった。 「晴美さん、友達が男奴隷の舌奉仕を楽しみにしているから、もうそれくらいにしてあげて…」 紗友里が笑いながら晴美をとりなしたので、晴美は昌弘の頭から足を外した。 「男奴隷、顔を上げなさい!」 紗友里が凛とした声で命じ、昌弘はおずおずと上半身を起こし、正坐の姿勢になった。紗友里が昌弘に説明した。 「ゼミの友達が、夏休みに一度は温泉でのんびりしたいって言ってたから、うちの旅館を薦めたの。お母さん…女将さんに頼んで、特別に学生割引にしてもらってね。同じゼミのお前が男奴隷に落ちぶれて、SⅯショーに出ているって教えたら、みんな凄く楽しみにしてたわ」 同じゼミの女子大生達は、全裸で正座している昌弘をじろじろと見つめて笑い、彼は羞恥心で顔を真っ赤に染めてうつむいた。 「さっきのSⅯショーで、女にお尻を犯されて射精してたわよね…小畑君って、ひょっとしてオカマ?」 「犬みたいに足を上げたり、チンチンしたりしてたけど、自分のおちんちんを大勢の女性客に見せびらかせて、恥ずかしくないの?」 「女の肛門をペロペロ舐めていたけど、汚いとか思わなかった?」 「男のくせに女のおしっこなんて、よく飲めるわねぇ…普通の男なら吐いちゃうけど、あんなにごくごく飲むなんて、そんなに美味しかったの?」 女子大生達は、昌弘が答えに窮する質問を矢継ぎ早にして、彼を更に恥ずかしがらせ身震いさせた。今まで大勢の女性客達の前で恥ずかしい姿を晒してきたが、見ず知らずの女性客達に自分の恥ずかしい痴態を見られるのと、自分の顔見知りで同じゼミの女子大生達に見られるのでは、恥ずかしさの度合いが段違いだった。紗友里は、 「ねえ、この男奴隷を舐め犬に使ってみたいって皆が言ったから、女将さんに無理言って、この部屋に優先して回してもらったのよ。他の部屋のお客様もお待ちだから、早く使って」 と言って、友人の女子大生達を促した。晴美は、 「お客様、この男奴隷の舌奉仕が気に入らない際には、どうぞこれでお仕置きしてやって下さいませ」 と言って、昌弘の首輪に繋がれているリードと乗馬鞭を、近くの大柄な女子大生に手渡した。 「そうね…じゃ、私から」 リードと乗馬鞭を渡された大柄な女子大生が、浴衣の裾を捲ってパンティを畳に脱ぎ捨て、ちゃぶ台の端に腰掛け、脚を開いた。他の浴衣姿になっている女子大生達も、待ちきれないようにパンティを脱ぎ捨てた。彼女達はSⅯショーで昌弘の痴態を見て、彼を完全に軽蔑して見下し、男と見做していなかったので、何の恥じらいも無かった。正座している昌弘は、晴美から背中を蹴られ、 「お客様がお待ちなのよ!さっさと舐め犬の役目をお果たし!」 と命令された。昌弘は口惜しそうな表情を浮かべながら四つん這いになり、脚を開いている同級の女子大生に這い寄って、彼女の陰部に顔を埋めた。むっとする若い女の饐えたような臭いが鼻を突いたが、昌弘は出来るだけ無心になろうと努めて、舌を伸ばし濃い陰毛に縁どられた同級生の陰唇を舐め始めた。 「キャハハ、くすぐったーい」 同級の女子大生は最初くすぐったがり、はしゃいだ声を出していたが、感じ始めたのか少し無口になった後に、体をくねらして喘ぎ声を出し始めた。臭いのきつい分泌液が次から次に溢れ出し、昌弘の口に流れ込んで咽そうになったが、それでも彼は唇で肥大したクリトリスを挟んで吸い、吸いながら舌先で舐め、彼女を出来るだけ早く絶頂に導いて、この耐え難い屈辱的な舌奉仕から解放してもらおうと努力した。他の女子大生達は押し黙って、昌弘の懸命な舌奉仕の様子を興味津々に見つめていた。 昌弘の懸命な努力の甲斐があり、程なく同級の女子大生は昌弘の髪を両手で掴んで、彼の顔を自分の陰部に強く引き寄せ、逞しい太腿で彼の顔を力強く挟み込み、背を仰け反らし声を上げて絶頂に達した。彼女はしばらく絶頂の余韻を楽しんでいたが、手と脚の力を抜いて昌弘を解放した。 口と鼻を同級の女子大生の柔らかい秘肉に密着され、顔を太腿で挟まれて呼吸が出来なかった昌弘は、ゴホッゴホッと咽ながらもようやく新鮮な空気が吸えた。しかし、昌弘に休む暇は与えられず、更に屈辱的な役目をこなさなければならなかった。 舌奉仕を終えたばかりの女子大生が、紗友里に気だるそうな声で、 「…ねえ、こいつを便器に使って、おしっこしてもいいんでしょう?」 と尋ねたのだ。昌弘を軽蔑し切っている女子大生は、既に“小畑君”と名前で呼ばなくなっていた。尋ねられた紗友里は笑顔で、 「勿論よ。遠慮無く使ってね」 と答えた。四つん這いで荒い息をしている昌弘を、晴美は横から蹴り転がし、 「男奴隷、お客様が便器に使いやすいよう、とっとと仰向けにおなり!」 と命じて、彼を畳で仰向けにさせた。先程の女子大生は、仰向いた昌弘の顔を跨いで立って彼を見下ろし、 「私、感じた後は、なぜか催しちゃうのよね…さっきのSⅯショーみたいに、私のおしっこも飲んで頂戴」 と言って、和式便器を使う様に昌弘の顔へしゃがみ込んだ。昌弘は泣き出しそうに顔を歪めたが、習慣的に口を大きく開いた。その女子大生は、さすがに男の口に排尿するのは初めてであり、周りの同級生の目を意識したのか、なかなか尿が出なかった。 「駄目ね、なぜかおしっこが出ないわ…」 女子大生は困惑したように呟き、このままおしっこが出ないで欲しいと昌弘が願った瞬間、不意に彼女の陰部から黄色い奔流が噴き出し、昌弘の開いた口に注ぎ込まれた。昌弘は畳に尿を溢さないよう、目を白黒させ喉を上下して必死に飲み続けた。数えきれない程、女性達の尿を飲まされてきた昌弘であったが、同じゼミで同級の女子大生に便器にされて尿を飲まされるのは、身を切り刻まれるくらいに辛かった。同級の女子大生達に見られながら、アンモニア臭の強い尿が喉を焼き、胃に鉛のように重く溜まっていくのを自覚した昌弘は、立ち直れない程に気分が落ち込んだ。 彼女は排尿を済ますと、 「SⅯショーの時みたいに、舐めてきれいにして!」 と言って、昌弘の口に自分の陰部を押し付けた。昌弘は泣きたい気分で、尿で濡れた同級生の陰部に舌を這わせ、後始末した。舌に改めて尿の刺激的な味が拡がり、一層惨めな気分になった。 「ねえ、自分ばっかり楽しんでないで、私に代わってよ」 催促された大柄な女子大生は、昌弘の顔から少し名残惜しそうに立ち上がった。仰向いていた昌弘は、のろのろと上体を起こしたが、晴美の厳しく監視している目を見て、急いで部屋備え付けのウェットティッシュでベトベトに汚れた口元を拭い、ちゃぶ台に座って脚を開いている次の同級の女子大生に這い寄った。 ようやく同級の女子大生4人の舌奉仕と便器奉仕が済んだ時、昌弘は肉体的・精神的に疲れ果てていた。しかし、まだ他の部屋の女性客達に同じ役目を果たさなければならないので、畳で仰向けになっていた昌弘は、よろよろと四つん這いになった。その時、女子大生の一人がふと口を滑らせた。 「そう言えば夏休みに入る前、紗友里は古道具屋で、中国風の古い壺を三千円で買ってたわよね…ストーカー退治に使うって言ってたけど、具体的にはどう使ったの?」 その一言を聞いた昌弘は、それは女将の理恵が時価二千万円もする中国唐代の壺と言っていたモノだと、ピンときた。そして、昌弘は自分が奴隷に落とされた日の出来事をまざまざと思い出し、愕然となった。 紗友里は、昌弘が部屋を間違えるように教え、布団に入るよう誘い掛けた…昌弘が布団に入ると、晴美は昌弘の指先を取って自分の腕を引っ掻き、大声を上げて壺を蹴り割った…晴美が大声を上げた途端、間髪を入れずに板長や温泉主任達が部屋になだれ込んだ…奴隷にされて地下室に連れて行かれた際、使った様子が無い新しい大型犬用の檻が既に置かれていた…奴隷調教の初日には、既に色々な責め道具が用意されていた…全て仕組まれた事だったのだ。 全裸で四つん這いの昌弘は、晴美と紗友里の顔を見上げ、 「ま、まさか…あの割れた中国唐代の壺は…」 と震え声で問い質そうとした。晴美と紗友里は一瞬顔をしかめたが、直ぐに晴美が開き直った笑顔を浮かべ、説明し出した。 「ふふん、さすがに気が付いたようね…そうよ、割れた壺は、紗友里お嬢さんが都内で買った、三千円の安物よ。お前は大学で紗友里お嬢さんにしつこくつきまとうストーカーだったらしいわね。紗友里お嬢さんは、お前のせいで大学を辞めようかとまで思い悩んだのよ。あんなに受験勉強を頑張って、せっかく入った大学なのに…その事を女将さんから相談された私達は、激怒したわ!」 晴美は些かきつい口調になって、自分達の身の上を説明し始めた。 「板長は若い頃ヤクザだったけど、組の抗争でヒットマンをやらされそうになって、逃げ出したのよ。この温泉旅館に泊まって、途方に暮れていたら、先代に料理人見習いとして拾われて、料理人の修行を一から始め、長年苦労して板長になり、現在は板場を仕切っているわ…会計主任は若い頃司法試験に何年も失敗し、その事で親と大喧嘩して家にいられなくなり、この温泉旅館で自殺まで思い詰めたところを、先代に事務員として拾われ、今では経理と税務を一切任されているの…温泉主任は半グレグループのメンバーだったけど、グループ内で起こったリンチ殺人の罪を全部擦り付けられそうになって逃げだし、この温泉旅館で頭を抱えていたのを、女将さんに温泉管理係として拾われ、真面目に働いて主任になったわ…私は高校卒業後、沖縄から東京に出て就職したけど、会社が直ぐに倒産して再就職がうまくいかず、風俗の仕事を転々としてたの。そして、ホストクラブの売掛金トラブルを起こして都内から逃げ出し、この温泉旅館で先行きを悲観していたところを、女将さんから住み込みの仲居として拾ってもらったのよ。私も心機一転して仲居の仕事に励み、その働き振りを女将さんに認められて、仲居頭にしてもらったわ…つまり、この温泉旅館と女将さんに大恩ある私達が、女将さんの一人娘で旅館の跡取りでもある紗友里お嬢さんが、大学を辞めようかと思い詰めるまでお前に悩まされてると聞いて怒り狂い、お前に制裁を下すと決めたのよ!」 晴美の説明は続いた。 「それで、頭が切れる会計主任が計画を立て、私達はそれぞれ役割分担し、お嬢さんがお前をこの温泉旅館に誘い込んで罠に嵌め、女の奴隷に落としたのよ。そして、私が風俗をしていた時に知り合った琴絵さんに連絡を取り、SⅯショーの出演とお前の調教を依頼して、お前を徹底して奴隷調教したのさ…全ては、お前の身から出た錆、自業自得だね」 ここで、さすがに昌弘は感情的になり、晴美に言い返した。 「そ、そんな、あんまりだ!それじゃあ、僕はレイプ犯じゃないし、二千万円の借金も無いじゃないか!僕は奴隷にされる必要が全く無くて、自由だろう!」 しかし、晴美はドスの利いた声で一喝した。 「お黙り!会計主任が言ってたわ。『真実ではないが、強姦致傷の罪を認めた念書があり、我々が証言を合わせれば、あの男は警察に逮捕されて刑務所送りになる。正式な借用書があるから、二千万円の債権は既成事実として存在する。真実は一つだが、既成事実はいくらでも作られる。そして世の中は真実じゃなく、既成事実で動く』ってね…それに、お前が今までに晒した恥ずかしい醜態は、SⅯショーのも含めて、全部動画撮影しているんだよ。私達がその気になれば、ネットのSNSや、お前が通っている大学や、お前の家族や親戚から隣近所まで、全てに動画を拡散出来るわ。お前が女の肛門を舐めたり、女に犯されて射精したり、女のおしっこを飲んでる姿を、自分の知っている人達全員に見られても、平気なのかい!」 四つん這いの昌弘は、がっくりとうなだれた。晴美に脅し上げられて、昌弘は自分がもう奴隷の身分から這い上がれないことを、身に染みて思い知らされた。自分は好きで憧れている紗友里の内心も見抜けず、彼女の誘いにうかうかと乗り、罠に嵌って捕獲された、間抜けな獲物だったのだ。 昌弘が気力を喪失して、意気消沈した様子を見た晴美は、邪悪な笑みを浮かべて懐から先端が細い黒色ディルドゥを取り出し、彼に命令を下した。 「紗友里お嬢さんのお友達がせっかくいらしているから、特別ショーをお見せしようと、わざわざ持って来たのさ…男奴隷、四つん這いのまま、紗友里お嬢さんのご友人の方にお向き!」 昌弘が元気の無い様子で、同級の女子大生達の方に体の向きを変えると、晴美は彼の後ろでしゃがんで左手で尻を開き、右手で黒色ディルドゥの先端を肛門に宛がった。 「ああ、そんな…」 今から何をされるか悟った昌弘は、思わず声を出した。しかし、晴美は全く構わず、 「男奴隷、力を抜かないと、肛門が裂けるわよ!」 と言って、黒色ディルドゥを根本近くまで一気に押し込んだ。ローションなどの潤滑剤が塗っていないので、昌弘は肛門の強い痛みに苦しみ、身悶えした。それから晴美は、ディルドゥ後部にあるスイッチを入れ、昌弘の直腸内でビィーンと音を立て振動させた。 「うわぁーっ」 直腸内でディルドゥが激しく振動する刺激に、昌弘は悲鳴を上げた。しかし、琴絵からアナル調教を受けたせいもあり、前立腺を強く刺激された昌弘の股間のものは、たちまち硬く屹立した。晴美は乗馬鞭を空中で鋭く振り、風を切る音を昌弘に聞かせて、 「男奴隷、膝立ちになって、いやらしく勃起したものを、お客様にお見せ!」 と命令した。今の昌弘にとって、鞭を手にした女性は絶対君主なので、とても逆らうことは出来ず、顔を苦しそうに歪めて膝立ちになり、股間で硬く屹立しているものを同級の女子大生達に見せつけた。晴美は続けて、昌弘に酷い命令を下した。 「男奴隷、紗友里お嬢さんのご友人に、お前のオナニーショーを披露おし!」 昌弘は泣きたい思いで、股間の硬く屹立したものを右手で握り、同級の女子大生達の視線を痛い程感じながら、ゆっくりとしごき始めた。女子大生達は、面白そうに昌弘のオナニーを見つめて、思ったことを口にした。 「わあっ、男のオナニーって初めて見るけど、そうやってしごくのね!」 「男のオナニーって、グロテスクと言うか、滑稽じゃない?」 「ペニスを擦るのかと思ってたけど、実際は包皮が前後に動くんだね…知らなかったわ」 「ねえねえ、あそこが少し大きくなったんじゃない?」 同級の女子大生達が昌弘の股間を指差し、口々に言う言葉が胸を抉って彼の羞恥心を一層強め、この世から消え去りたくなった。それでも、高まっていく快感に煽られ、しごく手の動きが知らず速くなっていった。黒色ディルドゥの振動で前立腺が刺激されているせいもあり、程なく昌弘は呻き声を上げ射精して、派手に白濁液を噴出してしまった。それを見た女子大生達は、歓声を上げて拍手した。 射精した瞬間、昌弘は脊髄を引き抜かれたような気がして、体の力が抜けて上体が倒れ、両手を畳に着いて四つん這いになった。そして、昌弘は全てを悟った。自分はもう、普通のセックスでは興奮出来ず、女性に虐められて辱められないと勃起して射精出来ないことを…もう、まともにセックス出来ず、結婚など到底不可能になり、この温泉旅館で男奴隷として飼ってもらうしか生きていけないことを…昌弘はこれからの人生を悲観して、目から涙がこぼれ落ちた。 晴美は四つん這いになった昌弘の肛門から黒色ディルドゥを引き抜き、スイッチを切った。それから、昌弘の尻を乗馬鞭で鋭く打ち、彼に悲鳴を上げさせてから理不尽にも、 「男奴隷、オナニーショーをするように言ったけど、畳をお前の汚らしい精液で汚していいとは、誰も言ってないわよ!責任を取って、畳の精液を舐め取りなさい!舐め取り終わったら、別の部屋に移動するからね。他のお客様が、お前の舌奉仕と便器奉仕をお待ちかねなんだから、さっさとおし!」 と命じた。昌弘は腑抜けになったように、よろよろと這いつくばって畳の精液を舐め取り始めた。 「わあっ、自分の精液を舐めてるわよ!信じられない!」 「よく、そんな汚いものを舐められるわよね!最低の恥知らずだわ!」 「女のおしっこが飲めるんだから、精液くらい舐められるわよ」 「でも、こいつが同じ大学でゼミの同級生だなんて、私達が恥ずかしくなるわね」 口中に広がる精液の生臭さと、同級の女子大生達が口々に言う侮蔑の言葉が、昌弘の心を深く傷つけて身震いさせた。それでも、今の昌弘は屈辱に苛まれながらも、畳の精液を舐め取り続けるしかなかった。 こうして、昌弘は二度と普通の生活には戻れず、この温泉旅館で女性に絶対服従し、女性からただ辱められ虐められて生きていくだけの奴隷人生が決定づけられたのだった。 終わり
終わり |