その1
・・・なぜこんな事になってしまったのだろう・・・手足を拘束され狭い檻の中で不自由な体勢にもがきながら私は考えていた。しかし決してその事を悔いているわけではなく、かえって安堵している自分に気付いたのだった。

 私は園田慶太、25歳の時、父の築いた園田コンツェルンの跡継ぎになり15年間働き、その才能とセンスで会社をさらに数倍大きくした人間である。しかし40歳になり、自らの人生を振り返り安らぎのある生活を求め、会社の経営陣に全ての株を譲渡して一線から引退した。
回りの驚きをよそに、私は園田家の所有する人里離れた洋館で暮らす事を決意し、そこで自分の好きな植物の研究などをしてのんびり暮らす事を選んだのだった。幸い園田家の財産や株式の売却金などで、かなり余裕のある生活もできると計算しての事だった。
 それにもうひとつ、40歳になるまで結婚もせずにいることを回りからイヤというほど意見されるのが耐えられなかったからだった。
理由は人に言えない性癖があった、私は強度のマゾヒストだったからである。
 物心つくと近くの女性を自分よりも上の地位に置き、自分を虐め苛む事を妄想してばかりいた。そして女性を崇拝し自分を奴隷として貶める事で性的快楽を得る体になっていったのだった。
若い頃はSMクラブなどに入り浸り、女王様を演じている女性に虐めてもらう事で満足していたが、年を取るにつれ、そのような偽りの世界では物足りなくなり、今では妄想だけで快楽を得ることしかしなくなっていた。

洋館に移り住んで、直ぐに私はメイドを雇う事にした。今流行のメイドさんの服装がとても好きだった事もあるが、人里離れた洋館で一人で暮らすのも少し寂しかったこともあった。
募集をかけると好条件のせいか住み込みでも多数の応募があった。その中から書類選考で選び雇っていたのだが、皆1〜2か月で辞めていってしまう。
 人里離れて、私と二人きりの生活にはなかなか慣れる女性はいない。中には明らかに私の財産目当てで、誘惑してきた30歳の女性もいたが、皆20歳前後の女の子ばかりなので、この田舎の暮らしには耐えられないのだろう。
移り住んで1年半が過ぎ、2ヶ月続いたメイどさんが辞めて、新しいメイドさんが来た、彼女の名前は広瀬利奈、18歳と履歴書には書いてあったが、実際はもう少し大人に見える、それは美しい女性だった。初めて彼女を見た時私はあまりの美しさにドギマギした位だった。
 彼女は最初から今まで来たメイドさんとは明らかに違っていた。他のメイドさんは私の事を「ご主人様」と呼んでいたのだが、彼女は最初から私を「慶太さん」と呼んだのだった。
そればかりか彼女は私に対して
「部屋の掃除が大変ですから、寝室は1つを使って下さい」
と気分によって寝室を使い分けていた私に意見をしたのだった。
私は彼女の自信げな態度に、ただ
「はい、すいません」と言うだけだった。
20歳以上も年下の女の子に意見されるという事に驚きとマゾならではの快楽を感じていたのだった。
3ヶ月も一緒に暮らすと普通は打ち解けてフレンドリーな関係になるのだが、彼女は私に対して常に距離を置き、笑顔で接する事さえなかった。
私はその氷のようにクールな態度と彼女の美しさすっかり魅了されてしまったのだった。
半年が過ぎると私は彼女の事ばかり考えるようになり、毎日彼女の機嫌を取るようになっていた。
「利奈ちゃん、何か欲しい物はないの?洋服とかもし良かったらプレゼントさせてくれないか?」
「いえ、結構です。できれば利奈ちゃんではなく利奈さんと呼んでもらえますか?」
「あ。ごめんごめん。利奈さんね・・」
このように軽くあしらわれる毎日が続いた。
私はとても我慢出来ず、彼女が1時間かけて車で食料などの買出しに行っているすきに彼女の部屋に入り、使用済みの下着やソックスなどの匂いを嗅ぎながら性癖を満足させたり。サンダルやブーツを舐めたり全裸の体の上に乗せたりして興奮したりしていた。
そのような行為を始めてから1ヶ月後、彼女は私にメイドを辞める事を伝えに来た。
私は狼狽した、もはや彼女なしでは生きていけないとさえ思うようになっていたからだった。
「利奈さん、どうしてなの?」
「他にやりたい事があるからです。それに・・・」
「それに?」
「あ。いいですそれは・・・じゃあ午後には荷物をまとめて出て行きますから。今までお世話になりました」
そう言って部屋を出ていく利奈の後姿を見てうろたえる私。
私は頭を抱えた・・・何とかして彼女を引き止めなければ・・・私は私は彼女に虐められたいんだ・・・
もはや自制心など働く余裕などなかった、私はその場でパンツ1枚の姿になり彼女の部屋に向った。
彼女の部屋に入っていきなり彼女の足下に土下座した。
「利奈さん・・・お願いだ・・行かないでくれ・・僕は僕は・・マゾヒストなんだ・・・君に・・虐められたいんだ・・・給料なら3倍でも4倍でもいや10倍でもいい・・ここに残ってくれお願いだ」
少し沈黙の時間があった後、彼女から驚くべき言葉が発せられた。
「知ってますよ、そんな事」
「えっ!」
私は彼女を見上げた、彼女は別に驚きもせず、いつもの冷たい表情で私を見下ろしている。
「貴方の部屋にはいろいろな物が隠してあるでしょう?」
「あっ・・・」
私が隠していたSM嗜好品・・・拘束具や鞭の数々、それにDVDや雑誌など・・いずれもマゾしか持たないような物ばかりだった。
それを見られていた・・何とも恥かしい思いで顔が真っ赤になっていた。
「それで・・・私に貴方の欲望の道具になれって言うんですか?」
「ど、道具だなんて・・そんなこと・・・」
「いいですよ、それじゃあ賭けをしましょう。その代わり私が勝ったら貴方が私の玩具になる事を約束して下さい」
「うん・・・いいよ。でも賭けって?」
「ここに貴方のペニスを乗せて下さい。私が足だけでそれを刺激しますから1分間耐える事ができたら、貴方の勝ちです、私は貴方の言うとおりの役を果たしましょう。でも、もし貴方が射精してしまったら私の言う通りにしてもらいます」
「いいよ・・もちろん・・・いいよ」
「本当に良いんですね?」
「はい・・・」
私はその時どっちに転んでも自分の思う通りだと思い喜んでいた。 
彼女の前に晒す事だけでも膨張していた一物を木の机の上に乗せると、彼女はニーハイソックスの足を室内用のピンクのヒールサンダルに履き代えて、ゆっくりとそのサンダルの底をペニスの上に乗せた。
「では、始めますよ。今から1分!」
その声が聞こえると同時に私の一物は押し潰れた、彼女が体重を思い切りかけたのだった。そして容赦なグリグリと踏み躙る。
「ああああ〜・・・・」
10秒も経たないうちに私のペニスから白いモノが流れ出していた。
しかしそれを確認した利奈はさらにヒール部分をを一物の上に乗せ踏みつけたのだった。
「あぎゃ〜・・・あああああ・・・」
叫びながら見上げる私の顔を見て
「この変態マゾ、たっぷりと思い知らせてやるからね!」
と罵ったのだった。
この時初めて私は彼女の笑う顔を見る事ができたのだった、それは冷たい支配者の微笑みだった。

続く

メイドのM男虐め
クリックするとDUGAダウンロードサイトに飛びます
ダウンロード 価格  1,480円
特別SAMPLEはこちら